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コーディング外注時の進行ポイント

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October 28, 2019
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 コーディング外注時の進行ポイント

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ErinaTakei

October 28, 2019
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  1. 最初に提示すべき情報 最初により詳細な情報を伝えるほど、後から見積もりが増える可能性が減る それでもある程度増える可能性を考慮して予算には余裕をもっておく ◆ 予算感 ・予算が十分なときは伝えず、まずは見積もりしてもらっても OK ・予算が少ない時には先に伝えた上で交渉する ・コスト削減のための案があれば、合わせて相談する  

    (アニメーションを減らす、レスポンシブにしない、ユニークレイアウトを減らす等) ◆ スケジュール ・詳細に決まっていなくても可能な範囲で伝える ・最大でどの程度のズレが想定されるのか、ズレた場合に対応可能か相談しておく
  2. ◆ 特殊な要件 ・古い対応環境、他社連携、外部サービス連携   サーバ成約、コーディング規約 など ◆ 公開作業の有無・公開方法 ◆ 制作内容 ・デバイス、レスポンシブ

    or 別 HTML、PC リキッドの有無 ・ページ数 ・1 ページ辺りのボリューム感(ワイヤーフレーム または 参考サイト) ・JS 実装  アニメーション演出/非同期画面遷移/ローディング/動画自動再生  SNSシェア/グロナビ開閉/スライド、 タブ切り替え/モーダルウィンドウ  追従ナビゲーション、ボタン等/ GoogleMap カスタマイズ etc. ・プログラム実装(フォーム、CMS 有無)
  3. SLAの作り方 ◆ SLAとは Service Level Agreement の略。 サービスを提供する事業者が契約者に対して、どの程度まで品質を保証でき るかを明示するため、サービスのレベル(定義、範囲、内容、達成目標等) に関する合意サービス水準、品質保証を提示する契約書類のこと。

    ◆ SLA の必要性 クライアントへ安心信頼を与えるという目的のみならず、 自社のリスクヘッジのために大変重要となる。 SLA(合意に基づいたサービス水準)がないということは、 「無条件で求められるだけ要求に答える」ということになりかねない。
  4. SLA に載せる情報 ・クライアント名、案件名、担当者名 ・策定日 ・対応環境(OS、ブラウザ、機種) ・対応範囲 → フィーチャフォンを除外 → タブレットやスマホ横画面の対応有無

    → 画面サイズ別の対応有無 など ・免責事項 → OS・ブラウザアップデートによる不具合 → 外部サービスの仕様変更による不具合 → サーバ要因の不具合(サーバ担当外の時) など
  5. 制作開始時の資料 ◆ 必須の情報 ・サイトマップ(URLリスト) ・スケジュール ・指示書  → 簡易にすますのであれば、ワイヤーフレームやデザイン上に指示を書き込んでも可 ・デザイン  →

    OGP 画像、ファビコン、各種アイコン画像なども忘れずに用意  → エラーページ、同ページでの出し分けのデザインなど忘れやすいため注意 ・メタ情報(タイトル、ディスクリプション、キーワード)  → 開始時に揃ってなくても可
  6. 制作開始時の資料 ◆ あると尚良い・案件によって必要な情報 ・デザインガイドライン  → デザイン時に定めた規定があれば共有する   → カラーコードや、余白の数値の指定、共通パーツの定義など ・FTP 情報(サーバアップロードを依頼する場合)

    ・Git(バージョン管理)リポジトリ  → 自社でバージョン管理を採用している場合 ・コーディングガイドライン  → クライアント指定のルールがある場合に注意  → 画像の書き出し方法、納品方法・タスクランナーの指定、HTML バージョン、   SEOの観点によるタグの指定など、ある場合に詳細に指示する
  7. 指示書の必要性 ・メールや電話だけでは、情報が埋もれる & アップデートがわかりづらい  → いつ、誰が、どのメールで言っていたことだったか、口頭だったか、混乱  → やり取りを追うだけで逐一手間がかかり、トラブルの元にもなる ・タスク、検討事項、必要素材等の過不足を可視化 &

    一覧化できる  → 情報が集約され、指示漏れ・行き違いを防げる 実装者が作業しやすいのみならず、 自社が確認作業をする際の指針となる 記録が残すことで属人化せず、 後の更新や担当変更の際に仕様を把握できる ↓
  8. 指示書に載せる内容 例: ・アニメーション演出の仕様、参考サイト ・追従する要素、追従するタイミングや動き ・ユーザの操作によって変化が起きる箇所   (クリックしてメニューが開く)   (マウスオーバーでデザインが変化する) ・特定の条件で表示が変わる箇所

      (初回訪問時のみポップアップを表示)   (ブラウザが小さい時にメニューのレイアウトが変わる) ・コンテンツの有無や件数が変化する際に、レイアウトをどう変えるか ・外部サービスとの連携 デザインから読み取りづらい要素、動きのある箇所、動的コンテンツの仕様や 相談点などをページ別にまとめていく
  9. 進行管理のポイント ◆ 連絡をこまめに取り合う ・締切日に限らず数日置き(全体の日数によりけり)に進捗報告してもらう。   報告がなかった場合にはこちらから確認をする。 ・返信は速やかに行う。連絡の遅い発注元は不信感を持たれる。  すぐに返答できない内容でも「確認します」 「◦◦日までお時間ください」など  必ず反応を返すことで相手を不安にさせない。

    ・相手がトラブル時に報告しづらい空気にしない。   「進捗が厳しければ◦◦も検討できるので~」など話しやすい雰囲気を出す。  ギリギリになって白状されれば案件は大打撃を受ける。 → 相手に任せきりにせず、適度に疑い、   信頼できるか確かめながら進捗をコントロールする
  10. 進行管理のポイント ◆ 遅延時のリカバリ案を常に考えておく ・予め懸念があれば、長めにリソースを確保する   (クライアントが遅延の常習傾向にある) (他社担当分野を待って開始する)など ・デザイン、テキスト原稿、仕様決定が遅れた場合に代替スケジュールを立てる   (代替案無しに実装者に負担を強いない)

    (一部先行着手ができないか検討する)   (どうしても実装者が対応できない場合に、代替リソースを検討しておく)   ◆ タスク管理表を用意する ◆ 要件の追加・変更は費用発生の有無を確認する ・各タスクのステータスや担当の認識共有、タスク漏れを防ぐ、優先順位の整理 ・案件終了後に予想外の追加請求をされないように、費用発生の有無を曖昧なまま進めない
  11. トラブルシューティング スケジュール編 - 対処・解決 ・期日に関する連絡は曖昧な言葉を使わない。 ◦月◦日◦時まで、など明確に。  悪い例「数日以内」 「早めに」 「明日中」 「お手すきの際に」

    ・テストアップ前に自社で確認する日を決めて伝えておく。  特に大規模の案件では、最初の数ページができた時点で確認すると大きな認識の  相違が起こりづらい。 その後もこまめに確認タイミングを設ける。 ・タスク管理表で残タスクを共有し合い、認識の相違・漏れのないようにする。 ・窓口の担当が直接作業するエンジニアでない場合は、相手の社内体制や対応の   スピード感など事前に懸念を確認する。 ・既に遅延している場合は、社内での対応や別会社への依頼が可能かも検討