アプリの多言語化対応を実施したことはありますでしょうか?
OS の言語設定に従って切り替えるだけで良いのであれば、各言語毎のリソースを用意し、適切にフォルダ分けをするだけで対応が完了します。
しかしながら「アプリ内で言語切り替えできるようにしてよ」と要求されることがままあります。
これまでアプリ内言語切り替え機能を提供するには OS バージョン毎に異なる複数のワークアラウンドを用意する必要があり、大変な苦労を強いられてきました。
しかし Android13 および AppCompat 1.6.0 においてようやく OS レベルでアプリ毎の言語設定がサポートされることになりました。
本セッションでは、過去の OS における独自の言語切り替え機能を提供する辛さを解説し、その上で今回提供されたアプリ毎の言語設定が素晴らしいかを褒め称えつつ、多言語化を実施する際の注意点を解説します。