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友人とのアプリ開発を完全に理解した
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スナガク
April 29, 2025
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240
友人とのアプリ開発を完全に理解した
「エンジニア達の「完全に理解した」Talk」というイベントで発表した「友人とのアプリ開発を完全に理解した」のスライドの内容になります!
スナガク
April 29, 2025
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Transcript
友人とのアプリ開発を完全に理解した 発表者:馬場俊輔 2025年4月
アジェンダ 1. プロジェクトの背景 2. 開発時の実体験 3. 学んだ教訓 4. 得られた経験・知識について 2
/ 31
自己紹介 氏名と所属 馬場俊輔 ソフトウェアエンジニア 業務内容・専門分野 フロントエンド・バックエンドのWEB開発 LLMを活用したチャットアプリの設計・開発経験(自己開発) 3 / 31
アジェンダ 1. プロジェクトの背景 2. 開発時の実体験 3. 学んだ教訓 4. 得られた経験・知識について 4
/ 31
5 / 31
6 / 31
プロジェクトの背景 出会いときっかけ M君が起業を決意 アプリ開発への挑戦 Nさん(アルバイト・開発未経験)によるLine公式チャンネルのアプリ開発スタート 7 / 31
アジェンダ 2. 開発時の実体験 1. プロジェクトの背景 3. 学んだ教訓 4. 得られた経験・知識について 8
/ 31
開発の流れ 2024年6月頃 AIを活用したアプリの開発開始 公式LINEチャネル経由のサービス 2024年11月 リリース時には既に有料利用予定のユーザーが存在 「デプロイができない」トラブルが発生 システム開発に緊急参画することに 2025年3月 友人の資金繰りの関係で、開発から離れることに
9 / 31
デプロイと初期トラブル Cloud Runを採用したデプロイ Mさんの進捗停滞(3週間) デプロイ支援として参画 アーキテクチャが不明確 アプリの内容や目的も把握できていない 10 / 31
初期トラブルの詳細 重大なエラー発生 「ユーザーのセッション情報が保存されない」問題 調査結果 各インスタンスで独立処理 SQLite使用によるセッション情報同期の不具合 11 / 31
12 / 31
緊急パッチ対応とシステム改善 状況把握と対応策の立案 既存コードの分析 ライブラリのコピペ状態 仕組みやエラー原因の理解不足 並行作業の実施 ゼロからの知識キャッチアップ パッチリリース作業 DBの作成と繋ぎ込み セッション情報管理の修正
13 / 31
システム拡張と開発環境整備 環境整備の実施 1. テスト環境(QA環境)用Cloud Run構築 2. GitHub ActionsによるCI/CDパイプライン導入 3. 既存データ構造の整理とリファクタリング
14 / 31
追加機能とアーキテクチャの再検討 メッセージの予約送信機能 Cloud Scheduler Cloud Task Googleアカウントとの連携 GAS Credential管理の簡素化 企業導入時のメンテナンス性向上
システムの複雑性低減 15 / 31
アジェンダ 3. 学んだ教訓 1. プロジェクトの背景 2. 開発時の実体験 4. 得られた経験・知識について 16
/ 31
8. 学んだ教訓(1/4) 稼働時間に対する業務の適切な範囲設定 やりすぎず、求められる範囲に留める 前提や期待値の明確な共有 稼働に対する成果量を伝えておく 17 / 31
18 / 31
8. 学んだ教訓(1/4) 適切な範囲設定の重要性 やりすぎず、求められる範囲に留める 前提や期待値の明確な共有 稼働に対する成果量を伝えておく 19 / 31
9. 学んだ教訓(2/4) 技術的課題への向き合い方 0からのバグ修正は負荷が高いと伝える アプリ開発の流れを共有しておく インフラ周りの責任範囲を明確に 20 / 31
21 / 31
9. 学んだ教訓(2/4) 技術的課題への向き合い方 0からのバグ修正は負荷が高いと伝える アプリ開発の流れを共有しておく インフラ周りの責任範囲を明確に 22 / 31
10. 学んだ教訓(3/4) 開発工数の見積もりギャップ 理想と現実の実装スピードの乖離 非エンジニアとの認識のずれ タスクの優先順位を明確にする 23 / 31
24 / 31
10. 学んだ教訓(3/4) 開発工数の見積もりギャップ 理想と現実の実装スピードの乖離 非エンジニアとの認識のずれ タスクの優先順位を明確にする 25 / 31
11. 学んだ教訓(4/4) プロジェクトへの動機付け 善意だけのサポートは限界が来る 目的や理由を複数作る 理想は「無償でもやりたい」 26 / 31
27 / 31
11. 学んだ教訓(4/4) プロジェクトへの動機付け 善意だけのサポートは限界が来る 目的や理由を複数作る 理想は「無償でもやりたい」 28 / 31
アジェンダ 4. 得られた経験・知識について 1. プロジェクトの背景 2. 開発時の実体験 3. 学んだ教訓 29
/ 31
13. 得られた経験・知識 プロジェクトからの収穫 新規アーキテクチャ設計の経験 ユーザーUXを意識した改善プロセス チーム間・友人間でのコミュニケーションスキル 30 / 31
14. 最後に 友達との開発は貴重な経験 技術面での成長 期待値の調整の重要性 大切なこと 仕事の方向性が合わなくても友人関係は継続する 31 / 31