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自作エージェントホスティングプラットフォームで実現する Ambient Agent Workflow

Avatar for Takuya TAKAHASHI Takuya TAKAHASHI
May 15, 2026
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自作エージェントホスティングプラットフォームで実現する Ambient Agent Workflow

2026年5月15日にクラウドネイティブ会議で発表した内容です!

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Takuya TAKAHASHI

May 15, 2026

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Transcript

  1. - https://pepabo.com/ai で紹介しています - ロリポップ!AIサイトエージェント - ロリポップ! Skills - ムームードメイン

    MCP - カラーミーショップ AIコネクター (MCP サーバ) - カラーミーショップ Skill/CLI 事業セグメントと主力サービス 6 AI と人類が協業するプロダクトを作っています
  2. - AIエージェントの進化によりボトルネックが移り変わってきた - LLM の精度 → モデルアップデート - 入出力 →

    Tool Use, MCP Server - 神プロンプト → Skill - 今のボトルネックは? 9 AI活用におけるボトルネック AI活用におけるボトルネック
  3. 10 - AI は24時間365日働くことができる - AI は作業を同時並行に無限に行うことができる - 人間は? -

    1日8時間 - 脳はシングルスレッド - コンテキストスイッチのコストが大きい AI活用におけるボトルネック AI活用におけるボトルネック : 人間
  4. 11 - AI は24時間365日働くことができる - AI は作業を同時並行に無限に行うことができる - 人間は? -

    1日8時間 - 脳はシングルスレッド - コンテキストスイッチのコストが大きい AI活用におけるボトルネック AI活用におけるボトルネック : 人間 AI に指示を与える人間がボトルネックになっている
  5. - ユーザーが応答することなく自律的に動作するエージェント - 近年の実装では... - Devin の Scheduled Sessions -

    Claude Code の /loop, /schedule - OpenClaw CronJob, Heatbeat - Hermes Agent Job - Dify 12 AI活用における課題と Ambient Agent Ambient Agent
  6. - 課題解決サイクルを自律的に実行できること - 課題の発見 - 課題の分析 - アクションの提案作成 - 実行

    - 結果の分析 13 AI活用における課題と Ambient Agent Ambient Agent に必要な要素
  7. - Sentry からエラーを受信する → 課題の発見 - リポジトリをクローンして調査 → 課題の分析 -

    直近の変更による regression を発見する → アクションの提案作成 - PR を作成する → 実行 - 検証環境にてエラーの改善を確認 → 結果の分析 14 AI活用における課題と Ambient Agent サイクル例 : アプリケーションエラーを解決する
  8. - Sentry からエラーを受信する (課題の発見) - リポジトリをクローンして調査 (課題の分析) - 直近の変更による regression

    を発見する (アクションの提案作成) - PR を作成する (実行) - 検証環境にてエラーの改善を確認 (結果の分析) 15 AI活用における課題と Ambient Agent サイクル例 : アプリケーションエラーを解決する このサイクルを人間の応答なしに実現したい!
  9. - 自律的に動作を開始しても、データがなければ課題は解決されない - ソースコード、ドキュメント - MCP Server による外部リソース参照 - Skill

    による形式知 19 AI活用における課題と Ambient Agent エージェントが自律的にデータを集めることができる環境
  10. - アクションの実行を極力止めない仕組みづくり - a.k.a. auto-approve が安全にできる環境整備 - サンドボックス環境 - 最小権限での外部APIアクセス

    21 AI活用における課題と Ambient Agent 課題を解決するためのアクションを自律的に打てる環境 Ambient Agent を実現する手段がほしい!!!!!
  11. - k8s で claude code を管理 - セッションごとに spawn -

    終わったら Pod を削除 25 AI活用における課題と Ambient Agent cc牧場アーキテクチャ : リモート実行 Kubernetes 管理プロキシ Agent Agent Agent
  12. - テナントごとに以下の設定を保持 - MCP Server - Claude Marketplace/Plugin - Bedrock

    認証情報 - 環境変数 - テナント参加ユーザーの session に 自動で適用される 27 AI活用における課題と Ambient Agent cc牧場アーキテクチャ : マルチテナント Kubernetes 管理プロキシ Agent Agent Agent 設定情報
  13. - cron式による定期実行 - 定期的に特定のプロンプトを新規に起動したエージェントに与える - 所属チームの設定(MCP Server, Plugin など読み込み済み)で動作する -

    「特定のリポジトリで未トリアージの issue の一次対応を行う」などができる 31 AI活用における課題と Ambient Agent cc牧場アーキテクチャ : Schedule
  14. 32 AI活用における課題と Ambient Agent cc牧場アーキテクチャ : Webhook Kubernetes 管理プロキシ Agent

    Agent Agent Slack Bot Scheduler Webhook API GitHub Sentry DataDog - Webhook で SaaS の通知を トリガーに実行
  15. - GitHub, Sentry, Datadog, Alertmanager のアラート発報をトリガとできる - GitHub の PR

    が作成されたら review を行ったり - Sentry のアラートの一次対応を行ったり - 任意のペイロードを受け取り、value をプロンプトに埋め込める - ペイロード自体をエージェントPodにマウントできる - エージェントから /path/to/payload.json で全ペイロードが見える 33 AI活用における課題と Ambient Agent cc牧場アーキテクチャ : Webhook
  16. 34 AI活用における課題と Ambient Agent cc牧場アーキテクチャ : SlackBot Kubernetes 管理プロキシ Agent

    Agent Agent Slack Bot Scheduler API SlackBot Webhook Slack - 任意の起動オプションを設定できる Slack Bot をユーザーが作成可能
  17. - Slack からの発話でセッションを作成する - 他の bot がセッション作成をトリガしたり - ちょっとした作業を依頼したり -

    チャンネル名のフィルタ条件ごとに任意の設定を組める - spawn するテナントを決めたり - 特定の環境変数を埋め込めたり 35 AI活用における課題と Ambient Agent cc牧場アーキテクチャ : Slackbot
  18. - 数多くのトリガーでエージェントを実行開始できる - API - Schedule - Webhook - SlackBot

    36 AI活用における課題と Ambient Agent エージェント実行プラットフォームを作った
  19. - マネジメントプロセス - AgentAPI - Claude Code 39 AI活用における課題と Ambient

    Agent cc牧場アーキテクチャ : エージェントレイヤ
  20. - CLI のコーディングエージェントを Web API 化するプロダクト - https://github.com/coder/agentapi - Claude

    Code だけでなく Codex, Gemini, Cursor, OpenCode 等にも対応 - tty 上でエージェントプロセスを起動させ、キー操作をシミュレートする - ターミナル表示のいらない部分を削って Web API のレスポンスにする 41 AI活用における課題と Ambient Agent AgentAPI
  21. 42 AI活用における課題と Ambient Agent Claude Code - エージェントハーネスは Claude Code

    をそのまま使っている - LLM Provider として AWS Bedrock を使用している
  22. - エージェントハーネスの実装を避けた - 必要な機能が多い。マルチターン、 Tool Use, MCP Client, Skill… -

    Marketplace と Plugin の仕組みが優秀 - ローカルの Claude Code, Claude Desktop で構築した知見が流用できる - エージェントがロックインされることを避けた - いざとなったら Cursor や Codex を使うことができるようにする 43 AI活用における課題と Ambient Agent AgentAPI + Claude Code を選んだ理由
  23. - ACP: Agent Client Protocol - Zed, JetBrains が主導する IDE

    等がエージェントを組み込むためのプロトコル - Claude Code は agentclientprotocol/claude-agent-acp で対応 - Codex は agentclientprotocol/codex-acp で対応 - ACP に対応したエージェントはcc牧場で対応できる! 44 AI活用における課題と Ambient Agent ACP もサポートした
  24. - AgentAPI 依存は少し大変 - うまく動かない Claude Code のバージョンが出てきた - 操作が独特でうまく

    UX に落とし込むのが難しい - Web API 経由で ESC キーのイベントを送るとか - AskUserQuestion のために十字キーイベントを送るとか 45 AI活用における課題と Ambient Agent ACP もサポートした
  25. - Claude Code が expose するメトリクスにラベルを付ける役割 - プラットフォーム特有の情報を付与する - 起動ユーザー

    - どのチームに属しているか - どのトリガーから実行されたか 46 AI活用における課題と Ambient Agent OpenTelemetry Collector
  26. - cc牧場は Ambient Agent を普及させるための手段である - 代替手段が確立したら乗り換えることもよい - Anthropics/OpenAI 公式ハーネスで

    Ambient Agent をできるようになる - 活発にメンテされる OSS が普及する 50 プラットフォームの普及 cc牧場のゴール : Ambient Agent を普及させる
  27. - 始めやすい、やめやすい - 複利で効果のあるシステム - ニーズの取り込み - セルフサービス - 遊び心

    52 プラットフォームの普及 プラットフォームの普及に気をつけたこと
  28. - 始めやすい、やめやすい - 複利で効果のあるシステム - ニーズの取り込み - セルフサービス - 遊び心

    53 プラットフォームの普及 プラットフォームの普及に気をつけたこと
  29. - 始めやすい、やめやすい - 複利で効果のあるシステム - ニーズの取り込み - セルフサービス - 遊び心

    54 プラットフォームの普及 プラットフォームの普及に気をつけたこと 個人と組織、双方が始めやすい
  30. - 始めやすい、やめやすい - 複利で効果のあるシステム - ニーズの取り込み - セルフサービス - 遊び心

    55 プラットフォームの普及 プラットフォームの普及に気をつけたこと 個人と組織、双方が始めやすい 組織への普及を握る鍵、それは
  31. - 始めやすい、やめやすい - 複利で効果のあるシステム - ニーズの取り込み - セルフサービス - 遊び心

    56 プラットフォームの普及 プラットフォームの普及に気をつけたこと 個人と組織、双方が始めやすい 組織への普及を握る鍵、それは 予算
  32. - GitHub チームベースのマルチテナントで制御 - テナントに Bedrock の設定を投入する - 利用開始するユーザーは GitHub

    チームに参加すると自動で課金設定が反映される 58 プラットフォームの普及 プラットフォームの普及、全てはお財布次第
  33. - 始めやすい、やめやすい - 複利で効果のあるシステム - ニーズの取り込み - セルフサービス - 遊び心

    60 プラットフォームの普及 プラットフォームの普及に気をつけたこと
  34. 62 プラットフォームの普及 やめやすい : 独自システムへのロックインをなくす - すべてのベースは Claude Code -

    Claude Code ができることはすべてできる。できないことはできない - Plugin + Marketplace で知見を安心して蓄積できる - Claude のエコシステムに簡単に乗り換えられる
  35. 63 プラットフォームの普及 やめやすい : 独自システムへのロックインをなくす - プラットフォームとユーザーの責任分解点となる - Claude Code

    より上のレイヤはユーザーの責任 - モデルの精度、Skill の利便性、MCP Server の設定 - Claude Code を起動する方法はプラットフォームの責任
  36. - 三角形の面積を最大化する - 試行錯誤してくれる人の層を厚くする - システムを直接利用しない人も恩恵を受けら れるようにする - PR にラベルと付けるだけで嬉しい

    - issue を立てるだけで嬉しい 65 プラットフォームの普及 複利で効果のあるシステム 恩恵を受ける人 試行錯誤して 仕組みを整備 する人
  37. - AI から利用されることを意識する - Skill の作成 - API/CLI の作成 -

    rbac の整備 68 プラットフォームの普及 ニーズの取り込み : 便利を作る
  38. 71 - ユーザー自身が課題解決できる範囲を限りなく広くする - 物理的、心理的障壁をなくす - API/CLI/Skill で Agentic Operation

    可能に - cc 牧場内でcc牧場のトラブルシュートを可能とする - 世の中の知見を流用できるようにする - エージェントレイヤで再発明をしない プラットフォームの普及 セルフサービス
  39. - Claude Code より上の要因で「cc牧場の精度が悪い」と評価されることがあった - 古いモデルを使用した - 適切にコンテキストが与えられなかった - Claude

    Code より上の挙動はユーザーの責任とした 76 やるべきだったこと エージェントの性能がプラットフォームの性能とみなされたこと
  40. - OpenClaw - https://github.com/openclaw/openclaw - 自律的な動作をデフォルトとするエージェントの草分け的存在 - Hermes Agent -

    https://github.com/NousResearch/hermes-agent - 自律的な学習と成長をコアにしたエージェント 88 Ambient Agent の今後 Ambient Agent 前提のOSSが登場