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terminal-api について

terminal-api について

tennashi

May 15, 2019
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  1. terminal mode Vim 8.0 から追加された Vim から terminal を使える mode

    VS Code とかでもターミナルが使えますが同じようなことが vim でも できると思っていただければ Neovim でも使える(実装されたのは neovim が先)が使い勝手が微妙に 異なるので注意が必要 参考: reply.vim
  2. vim-in-vim 問題 これは vim の場合以下のように回避できる +clientserver で build された vim

    で vim --remote を使う 今日の本題である terminal-api を利用する また、neovim の場合は --remote が無いので以下を利用し回避できる mhinz/neovim-remote を使用して vim --remote を再現する Vim の clientserver 機能、neovim-remote を使った回避方法は Vim/Neovim の terminal mode の中で Vim/Neovim を実行するときに 便利そうなやつを作った で紹介しています
  3. Tapi(terminal-api) について 特殊なエスケープシーケンスを使用して :terminal で動いているジョブ (プロセス)から Vim へ JSON を送信することができる機能(Vim

    のみ) たとえば <Esc>]51;["drop", "README.md"]<07> という形で ["drop", "README.md"] という JSON を送信できる 注) <Esc> , <07> はそのままの文字列のことではなく文字コード 0x1b , 0x07 のこと 現在、命令は drop と call の 2つだけしかない
  4. drop :drop コマンドと同じように指定したファイルを開く命令 先の例では echo -e "\x1b]51;[\"drop\", \"hoge\"]\x07" で hoge

    というファイルを親の vim 側で開かせた 挙動としては、同名のファイルがすでに開かれている場合はそのウィン ドウを開き、そうでない場合は新しいウィンドウを開く
  5. call ユーザ定義関数を呼び出すことができる命令 ["call", "Tapi_Impression", ["play", 14]] という JSON を送信すると、 Vim

    側で Tapi_Impression() という関数を呼び出してくれる 当然 Tapi_Impression() も定義されている必要があるので例えば以下の ように定義しておく function! Tapi_Impression(bufnum, arglist) if len(a:arglist) == 2 echomsg "impression " . a:arglist[0] echomsg "count " . a:arglist[1] endif endfunction
  6. terminal-api を使って vim-in-vim 問題 を回避する 単純に vim-in-vim 問題を回避するためには drop を用いれば回避できる

    しかし、ファイルの開き方にはそれぞれ好みがあると思われる :vsplit :split :edit :tabnew これらに対応した Tapi_ 関数を書く