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AI Agent x Verifiable Credentials共同実証報告セッション資料

Avatar for Takahiro Kanuma Takahiro Kanuma
October 14, 2026
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AI Agent x Verifiable Credentials共同実証報告セッション資料

https://peatix.com/event/5167709/

上記イベントでの登壇資料

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Takahiro Kanuma

October 14, 2026

Transcript

  1. ⾃⼰紹介 神沼 貴⼤ • GMOグローバルサイン‧ホールディングス R&Dリード • エンジニア経歴 • SIer

    - ⾦融‧建設‧旅⾏業界の業務システム開発(アーキテクチャチームで Java FW 拡張など) • GMOグローバルサイン - グローバル環境の電⼦証明書発⾏サービス開発 • GMOグローバルサインHD - AI/IoT サービスのクラウドインフラやデータ基盤構築 • 2021年からアイデンティティ領域(特に Verifiable Credentials)の研究開発を担当
  2. ⾃⼰紹介 藤森 侃太郎 • 株式会社VESS Labs 代表 • VCを活⽤し、以下ソリューションの開発提供 •

    デジタル証明管理プラットフォーム「VESS Credentials」 • デジタルアイデンティティウォレット「VESS Wallet」 • AI時代のアイデンティティを⽀える「VESS AIdentity」
  3. 概要説明 課題感: ⾃⼰申告から、検証できる⾝元へ • A2A の Agent Card は、Agent が⾃分で名乗っているだけの⾃⼰申告。

    本当にその組織の Agent か、その能⼒を持つかの証明は信頼に⾜らない。 ↓ • Agent Card の内容を審査機関(Issuer) が認定し、Verifiable Credential (Agent Identity VC)として発⾏する。 • 提⽰‧検証場⾯では、VCが属するTrust Chain上の共有Root of Trustまで辿る。 それだけで、接続したその場で⾝元を確認できる。
  4. 概要説明 全体概要図‧モデル 本実証のスコープ外 (Root CAとIssuerを仮想的に設定し、 X509証明書およびVCを自己発行) Root CA 審査・認定 (X.509証明書発行)

    登録申請 Agent審査機関(Agent Identity VC Issuer) Agent Identity VC発行申請 (Agent Card申告 ) Agent Card審査(所属・能力)とVC発行 Agent間の連携 Agent (買い⼿企業) 購買の委任 AP2 購買フロー 独自仕様(UCPライク) VC/VP周り 独自仕様 やりとり A2A Agent (売り⼿企業)
  5. 概要説明 Agent CardをVC化する意味:3つのポイント ① A2A仕様の署名との違い (Provenance vs Trust) • 署名が⽰すのは出所(

    = ドメイン)まで。Agent Card情報は⾃⼰申告に留まる。 • VC 化 + Trust FW で、第3者審査機関(Issuer) による認定を証明する。 ② Pairwiseな事前合意なしに検証できる (スケーラビリティ / 運⽤効率) • VC + 共有 Root of Trust なら、各参加者は信頼の起点を1つ持つだけで良い。 • 初対⾯の相⼿でもその場で確認できる。 • ⾃分が直接的に、個別に、相⼿AgentもしくはAgent Registryを審査しなくてよい。 ③ 範囲は⾝元確認まで • 購買権限は Agent Identity VC の範囲外。 • 取引ごとに発⾏される委任状(AP2 Mandate VC)が担う。
  6. デモ ⽤語整理:買い⼿‧売り⼿Agent以外のエンティティ Trusted Surface 署名を担う信頼された仲介者 Credential Provider MPP ⽀払い⼿段の管理‧決済トークン発⾏ Merchant

    Payment Processor 役割 (Agent Provider Model) 役割 役割 ユーザーの承認を受けて注文・決 済 Mandate に署名する、信頼され た仲介者(代理署名者) ユーザーの支払い手段を管理し、 closed Payment Mandate を検証 したうえで、決済用トークン( payment token)を発行する 決済代行事業者。 実際の決済ネットワークとやり取 りして決済を実行し、 結果(payment_receipt)を返す 補足 補足 補足 売り手(Merchant)やCredential Providerに信頼されている必要。 Agentとは別の鍵で運用する。 本PoC:買い⼿企業が兼務 買い手 Agent(Shopping Agent) からアクセスされる。実運用では コーポレートカード発行会社やデ ジタルウォレット事業者が相当 本PoC:モック実装 売り手 Agent(Merchant)からア クセスされる 本PoC:対象外
  7. デモ ⽤語整理:AP2 Mandate VC (誰から誰に何を委任) open 「枠だけ先に決める予約」 open Checkout Mandate

    Checkout 「何を買うか」 Payment 「それにどう払うか」 Human Not Present ユーザー → Agent (Trusted Surfaceを通して) closed 「中⾝まで確定した本申込み」 closed Checkout Mandate Human Present ユーザ → Shopping Agent (Trusted Surfaceを通して) この確定済み注⽂の実⾏の委任 このSeller‧この商品候補‧この数量の範囲内でなら買っ てよい」という購⼊条件の範囲の権限の委任 Human Not Present Agentがopenで委任された権限を実際に⾏使したことの 証明 open Payment Mandate closed Payment Mandate Human Not Present ユーザー → Agent (Trusted Surfaceを通して) 「この予算上限‧この⽀払い⼿段の範囲内でなら払ってよ い」という⽀払い条件の範囲の権限の委任 Human Present ユーザ → Shopping Agent (Trusted Surfaceを通して) 「この確定済み⽀払いの実⾏」の委任 Human Not Present Agentがopenで委任された権限を実際に⾏使したことの 証明
  8. 学び: 売り手側の設計の勘所 01 02 03 拒否の理由は、外には 最小限、内には詳細に 承認の形態は、申告でなく 署名の形から判定 身分証は最初に確かめ、

    以降は短期トークンで 検証のどの段階で落ちたかは、相手 に返さない。攻撃する側に手がかり を与えないため。詳細は監査ログに 残し、成立した取引には署名付きの Receipt を返す 人が都度承認した委任状か、事前に 委任された範囲内の委任状かを、証 明書チェーンの形から見分ける。相 手の申告や設定では決めない 検証済みの相手に短期トークンを発 行し、身分証と同じ鍵の所持を毎回 確かめる。能力の一覧は、認証後に だけ追加で開示する VESS Labs Confidential
  9. 今後に向けて: 仕様動向のウォッチ + 仕様外でどう実現していくべきか 01 A2A は信頼を運べるが、 信頼そのものは作らない 拡張の仕組みがあるので、仕様を変えずに身分証 (VC)

    を載せられた。ただし 標準の署名付き Agent Card が示すのは、ドメインの管理者が出したことまで 02 AP2 の委任状は、誰の鍵で 署名したかで意味が決まる エージェント自身の鍵で署名できてしまうと、人が承認した証明にならない。 承認の形態を宣言する項目も仕様にはなく、検証する側は署名から判断する 03 標準どうしの継ぎ目は、 まだ実装者が埋めている 05 / 05 → 信頼の起点と審査は、プロトコルの外で設計する必要がある → エージェントの鍵と、承認を署名する鍵の分離が前提になる A2A・AP2・UCP をつなぐ部分には未定義の箇所が残り、版も動いている。 今回も、商取引フロー本体と AP2 対応の宣言は独自仕様で補った → 独立した 2 つの実装をつなぐことが、解釈のずれを見つける確実な手段 VESS Labs Confidential