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240127_6市市長が語る地域自治体シンポジウム / localgov_symposium

240127_6市市長が語る地域自治体シンポジウム / localgov_symposium

東京都副知事 宮坂学

January 27, 2024
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  1. 情報をデジタルツールで 作る DXの進捗 時間 2001年1月 「e-Japan戦略」 2020年 5年以内 2025年 As

    is… 進化の速度を 変える 情報のやり取り、共有を デジタルツールで行う 情報の利活用で 社会そのものが変わる オープンデータ 等 PCの電子メールを利用 等 まずは「DX-Ready」の状態へ改革する 都庁全体で進化の速度を変える「シン・トセイ」改革 2 SaaS、ペーパーレス、FAXレス 等
  2. 0 25 50 75 100 Innovators 2.5% Early Adopters 13.5%

    Early Majority 34% Late Majority 34% Laggards 16% 出典:「イノベーションの普及」 (エヴェリット・ロジャーズ著) 組織全体へ波及 100 % アーリーアダプターに受け入れられるかが鍵 9
  3. UI・UX オープンデータ オープンソース BI(GA/NPS) ID 調達 アクセシビリティ 手続のデジタル化 リーディングプロジェクト 人事制度

    技術評価制度 シビックテック SaaS セキュリティ ポリシー カスタマー対応 可視化 そのための制度・仕組み・ルール 局横断で取り組む改革 品質の高い デジタル行政サービス 「シン・トセイ」 10 制度・仕組み・文化の構造を改革する オープンデータ オープンソース UI・UX ID アーキテクチャ
  4. 2020 8 3 キックオフ シン・トセイ 2021 シン・トセイ2 シン・トセイ3 重点強化方針 1

    7 1 ⚫ アナログ環境からの脱却 (ペーパーレス・FAXレス、場所や時間に縛られない働き方) ⚫ 行政手続のデジタル化 ⚫ 都政現場全体に改革を拡大 ⚫ 「オープン&フラット」な都庁でサービスの質を向上 (利用者との対話、多様な主体との協働、都庁組織の活性化) 2022 2023 2 シン・トセイ4 月 月 月 月 月 月 ⚫ 都民が「実感」できる サービスの質向上へ 2024 12
  5. D X DからX中心のプロジェクトにバージョンアップ ~ 全庁的な改革推進の核となるプロジェクト ~ 06 都政スピードアッププロジェクト コア・プロジェクト 6つのシン・コアプロジェクト

    13 01 未来型オフィス実現プロジェクト 02 5つのレス徹底推進プロジェクト 03 ワンストップ・オンライン手続 プロジェクト 05 スタートアップ・シビックテック との協働推進プロジェクト 06 内部管理事務抜粋見直し プロジェクト 07 組織・人材マネジメント変革 プロジェクト 04 オープンデータ徹底活用 プロジェクト 01 都庁のワークスタイル変革プロジェクト 02 都政スピードアップ・制度改革プロジェクト 03 サービスデザイン徹底プロジェクト 04 オープンイノベーション実践プロジェクト 05 データドリブンな都政の推進プロジェクト 06 都庁の活性化・ウェルビーイング実現 プロジェクト シン・トセイ1 シン・トセイ2 シン・トセイ3・4 01 未来型オフィス実現プロジェクト 02 5つのレス徹底推進プロジェクト 03 ワンストップ・オンライン手続 プロジェクト 05 スタートアップ・シビックテック との協働推進プロジェクト 07 組織・人材マネジメント変革 プロジェクト 04 オープンデータ徹底活用 プロジェクト
  6. 複利を効かせて改革の速度を上げる スタート 1年目 2年目 3年目 4年目 5年目 6年目 7年目 8年目

    9年目 10年目 複利1.3倍×10年 ⇒ 初年度の 13.8倍に 単利1.3倍×10年 ⇒ 初年度の 4.0倍 複利の上積み 毎年3割ずつの改善を10年続けた場合、 複利と単利は3倍の差がつく 14 各局リーディング・プロジェクト 31 46 57 ~ 各局事業でのDXを推進するプロジェクト ~ 71
  7. 入所相談 施設情報の 網羅的検索 施設見学の予約 入所の申込み 申込結果の 通知確認 保育園探しから入園までの手続が ワンストップで完結 点数試算、

    優先順位等管理 2024年度 プッシュ型子育てサービス開始 2024年度~ 保活ワンストップを開始 (ワンストップ入園システム導入) プッシュ型サービスを展開 「こどもDX」を変革の突破口に、全国へ展開できるサービス実装を加速 ワンストップでのサービス展開 18
  8. 5.0 21.6 50.7 70 100 0 10 20 30 40

    50 60 70 80 90 100 R2.9月末 R3年度末 R4年度末 R5年度末 R8年度末 都の行政手続のデジタル化は7割達成見込み R3.4.1 東京デジタルファースト条例施行 「原則デジタル」 へ180度転換 次の3年で、100%達成へ 次期 目標 達成 見込 (%) 19
  9. SusHi Tech Tokyo 2024 オール東京で新たなイノベーションを巻き起こす 都庁・市区町村職員が様々な場で、スタートアップとの 信頼関係を構築し、新たなイノベーションを巻き起こしていく 24 Tokyo Innovation

    Base (TIB) アジア最大規模の スタートアップイベント 2024年5月 開催 国内外からスタートアップやその支援 者が集い交流する一大拠点 2023年11月 プレオープン 2024年5月 本格オープン
  10. 都・市区町村とシビックテックとの協働を更に推進 「都知事杯オープンデータ・ハッカソン」をバージョンアップ 26 例:東京都の保育所定員数と待機児童数の推移 行政とのコラボを推進 データ可視化分析 実装に向けた支援を強化 行政から現場の課題を提示 し、シビックテックによる都民 生活の向上に資する新たな

    サービスの創出を後押し CSV等のオープンデータを可 視化し、都政の現状や課題 を“わかりやすく見える化”し た提案を募集 ハッカソンで生み出された成 果をOSS化等により普及・拡 大につなげるなど、更にバー ジョンアップ
  11. 28 2016 (実績) 2020 (実績) 2021 (実績) 2022 (実績) ▲33%

    ▲55% ▲70% ペーパーレス FAXレス ▲84% ▲99% 取組 継続 2019 (実績) 2020 (実績) 2021 (実績) 2022 (実績) < コピー用紙調達量(年度合計比)> < FAX件数(3月単月比)> はんこレス 行政相談 約 100件 説明会・講演会等 約 300件 タッチレスで実施 キャッシュレス タッチレス 都民利用施設 全 78施設 キャッシュレス化完了(2021年度末) (2022年9月末時点) 電子決定率※ 99.5% (2022年11月時点) ※対象外案件を除く 「5つのレス」の徹底でデジタルベースでの業務へシフト
  12. 29

  13. 30

  14. 31 コロナ禍を経て、自分のデスクや紙などに制約されない 柔軟な仕事の進め方を可能にする環境を整備 本庁の約50%が「未来型オフィス」に転換 【オフィス整備前後の満足度などの変化】(2021年度整備5部門対象) 0% 30% 60% 90% 整備前

    整備直後 整備1年後 43% 63% 69% ▪ オフィスの環境は総合的に満足ですか? (効率化・議論の活性化など) 打ち合わせスペースや 大型モニターが増え、 効率的に仕事ができる 職場の雰囲気が変わり、 コミュニケーションを意識 的に行うようになった ガイドライン策定(2023年8月) 2023年度上半期 28,000回 2022年度下半期 68,000回 オンライン会議 開催数 都庁の仕事の進め方が変わってきた Teamsの活用拡大 生成AIの業務での活用を開始
  15. オープン&フラットな組織風土を醸成  都庁内だけで政策を考えるのではなく、都庁を出て、 都民や多様なプレーヤーと直接向き合い、対話する。  行政が持つ情報を積極的に公開・提供し、都政課題 の解決に向け、多様なプレーヤーの参画を得ていく。  多様性が確保され、職員誰もが自らのアイデアを提 案し実現できる。また、様々な挑戦や成長の機会が開

    かれている。 Open Flat  常にユーザーである都民の目線に立ち、都民と共に、 使いやすい行政サービスを追求し、創り上げていく。  多様なプレーヤーと、官民の垣根を越えて、問題意識 を共有しながら協働し、都政課題を解決していく。  職層や所属を越えて職員が自由にアイデアを出し合い ながら活発な議論を展開していく。 政 策 イ ノ ベ ー シ ョ ン を 起 こ す 都 庁 へ ! 32 フラット オープン
  16. 相乗効果でより高いパフォーマンスを発揮 33 未来型オフィスの整備 サービスの質 向上へ 「オープン&フラット」な組織づくり チームのメンバーにチャットの活用を 呼びかけたら、必要な報告をタイム リーに受けられるようになった 若手から意見を募集したら良

    いアイデアがでてきた みんなから活発に意見が出る ようになり、議論が深まった 意見が言いやすくなり、より主 体的に仕事に取り組めるように なった チャットを活用することで上司への 報告のハードルが下がった 普段考えていることを提案したら 実現できて、やる気が増した 担当ラインの違う職員や 上司とのコミュニケーションが活発化した 柔軟なレイアウトやチーム編 成が可能となり、より効率的 に業務を遂行できた コロナ禍でも非対面でも仕 事をすることができた 場所に縛られず時間を有効活用 して、仕事を進めることができた 組織・職員の質や力量 を高め、いきいきと活躍 未来型オフィスの整備、「オープン&フラット」な組織づくりを効果的に組み合わせていく
  17. 職員のデジタル力の更なる向上 東京デジタルアカデミーのコンテンツを更に充実 34 都、市区町村、政策連携団体の職員が交流できるコ ミュニティも通じ、デジタルに関する学びやDX推進のナ レッジ等の掲載コンテンツを拡充 東京デジタルアカデミー(TDA)ポータルサイト (https://digi-acad.metro.tokyo.lg.jp/) ICT職向け専門研修 新たな研修の実施

    ICT職を対象に、UI/UXデザイナー、データサイエンティスト など、より実務に即した実践的なスキルの習得を図る 専門的な知識とデジタルツールの実践的な活用方法を学ぶ 「ジョブタイプ」に着目した研修 東京デジタルアカデミー(TDA)ポータルサイト
  18. CIO座談会を通じて直接対話を重ねる 37 第1回(8月2日) 千代田区、港区、新宿区、文京区、台東区、北区、荒川区 第2回(8月23日) 八王子市、町田市、日野市、多摩市、稲城市 第3回(10月24日) 墨田区、江東区、品川区、目黒区、世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、足立区、葛飾区、江戸川区 第4回(10月30日) 青梅市、福生市、羽村市、あきる野市、瑞穂町、日の出町、檜原村、奥多摩町

    第5回(11月7日) 板橋区、練馬区、小平市、東久留米市、西東京市 第6回(11月20日) 武蔵野市、昭島市、国分寺市、東大和市 第7回(12月18日) 立川市、三鷹市、調布市、狛江市 第8回(1月17日) 大島町、利島村、新島村、神津島村 第9回(1月24日) 豊島区、小平市、府中市 第10回(1月26日) 大田区、小金井市、武蔵村山市 第11回(2月5日予定)御蔵島村、八丈町、小笠原村
  19. EoF