悩ましきスクラム ~HRMOSの場合~ /hrmos_mitene_scrum

2024年7月31日に開催された「HRMOS （BizReach）x みてね（MIXI）SREのお悩みぶっつけ合いLT大会」の登壇資料です。
https://mixi.connpass.com/event/323752/

▼関連資料
悩ましきSLO ~HRMOSの場合~
https://speakerdeck.com/visional_engineering_and_design/hrmos-mitene-slo

悩ましきインシデント管理 ~HRMOSの場合~
https://speakerdeck.com/visional_engineering_and_design/hrmos-mitene-incident

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Transcript

1. 2024/07/31
 株式会社ビズリーチ
 佐藤 広夢
 悩ましきスクラム
 ~ HRMOSの場合 ~ 

2. 1 佐藤 広夢
 自己紹介
 • 株式会社ビズリーチ
 • 2021/09 ~ HRMOS採用 SRE
 • 2024/02 ~ HRMOSシリーズ横断 SRE
 
 • SRE歴は3年くらい
 • 前職は情シス・インフラエンジニア
 
 • スクラム歴は5年くらい
 • 職種の異なる3チームを経験
 • スクラムマスターも経験

3. 2 今日話すこと
 • SREチームが取り扱うタスクは割り込みとなるものが多いと思います
 • 割り込みに対処するためにHRMOS採用のSREチームはスプリント期間が2 日のスクラムをやっています
 • 上記に至るまでの経緯と数年間やってみて感じたことをお話します
 1週間
 スプリント
 1日
 スプリント
 2日
 スプリント

4. 3 スプリント期間の変遷
 1週間スプリント時代
 Mon
 Tue
 Wed
 Thu
 Fri
 
 
 
 
 
 DS DS DS DS DS Review Retrospective Refinement & Planning 6~7人
 約6h Start
5. 4 スプリント期間の変遷
 1週間スプリントの課題
 • 割り込みの扱いが難しい
 • スプリント内で割り込みに対処すると計画の修正が必要になる場合が ある
 • 依頼作業など期限がコントロールできるとしてもスプリント内で対処する かの判断が難しい
 
 • プランニングに時間がかかる • 作業時間が減る • 精神的に疲弊する・集中力が続かない 依頼作業 アラート対 応 障 害 対 応 問い合わせ 対応
6. 5 スプリント期間の変遷
 1日スプリント時代
 Mon
 Tue
 Wed
 Thu
 Fri
 
 
 
 
 
 DS
 DS
 DS
 DS
 DS
 Review
 Refinement &
 Planning
 Refinement &
 Planning
 Refinement &
 Planning
 Refinement &
 Planning
 Refinement &
 Planning
 Retrospective
 6~7人 レビュー・レトロは
 週に一回
 約1~4h
 Start
 Start
 Start
 Start
 Start

7. 6 スプリント期間の変遷
 1日スプリントの課題
 • トータルで見るとプランニングの時間が増えた
 • 前回の確認などのオーバーヘッドが積み上がる
 • タスクを1日で完了可能な単位に分割するのが難しい
 
 • プランニングしたタスクの作業時間を当日に確保できないことがある
 • 「定時直前に本番作業はしない」というチームのルールとも相性が悪 かった
 
 → チームに合わず1ヶ月ほどで2日スプリントに移行

8. 7 スプリント期間の変遷
 2日スプリント時代
 7 Mon
 Tue
 Wed
 Thu
 Fri
 
 
 
 
 
 DS
 DS
 DS
 DS
 DS
 Review
 Refinement &
 Planning
 Refinement &
 Planning
 Retrospective
 定例MTGは可能な限り 水曜に集中させる
 3~5人 約2~4h
 Start
 Start

9. 8 2日スプリントの振り返り
 改善できたと思うこと
 • 割り込みに対して柔軟に対応できている
 • 期限がコントロールできる割り込みは次のスプリントで扱うというルール で回せている
 • 割り込みに対処した場合でも次回のプランニングまでの期間が短いの で計画の修正がしやすい
 
 • 効率的にプランニングできている
 • プランニングする量が少ないので優先度が下がり無駄になるタスクが 少ない
 • 集中力をなんとか維持できている

10. 9 2日スプリントの振り返り
 課題として残っていると思うこと
 • 緊急性の高い割り込みの影響は依然として存在する
 • アラート対応などは対処する前提でベロシティに経験則でバッファを持 たせてしまっている
 • 割り込み自体を削減する活動は別途必要
 
 • メンバー不在などの影響が大きいのでベロシティの計算が複雑になるかも しれない

11. 10 まとめ
 • SREチームが取り扱うタスクは割り込みとなるものが多い
 
 • HRMOS採用のSREチームはスプリント期間を短くすることで割り込みの影 響を少なくしようとしている
 • 可能な限り割り込みを計画に含められるように
 • 割り込みに対処した影響を計画に反映しやすいように