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不要な DNS リソースレコードは消そう / Delete unused DNS records

wa6sn
June 06, 2024

不要な DNS リソースレコードは消そう / Delete unused DNS records

wa6sn

June 06, 2024
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  1. 例 1. 「イベント用ページを作りました!   Netlify でホスティングして CNAME で event2023. に向けますね。

    」 # wa6sn.com は wa6sn 社が所有するドメイン event2023.wa6sn.com. 300 IN CNAME temp-event.netlify.com. 2. 「イベントが終わったので、 Netlify のサイトは消しておきます!」 一方、リソースレコードを消し忘れる 3. 忘れたころに誰かが Netlify で temp-event.netlify.com を取得する。 event2023.wa6sn.com. にアクセスした人が、意図しないページに飛ぶ 7
  2. 例の解説 「建物を取り壊すなら、案内板(レコード)も外さないといけない」 任意のサブドメインを指定して取得できる Netlify や Vercel のような サービスでは、 temp-event.netlify.com. は誰でも取得できるので、

    DNS リソースレコードも同時に消さないと、第三者が takeover できてしまう その他、 S3 バケットの Web hosting 機能が悪用された例も https://blog.flatt.tech/entry/s3_security CNAME レコードの例だけでなく、 AWS の Elastic IP のような 「共有プールから払い出されるような IP」を A レコードで指定している場合も、 第三者による takeover が起こりうる 8
  3. 補足 : NS takeover ネームサーバにおいても同様の仕組みでドメイン名を takeover できる 「委任先」が無くなっているのを確認して、なりかわるイメージ サービス提供者側が takeover

    を防ぐような仕組みを用意していることがある https://github.com/indianajson/can-i-take-over-dns のような、 Vulnerable な DNS Provider かどうかをリストするようなリポジトリもある AWS の Route53 はネームサーバとしては Not Vulnerable(安全) https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/Route53/latest/DeveloperGuide/protection-from- dangling-dns.html 9
  4. 対応 DNS takeover という攻撃の概念を社内で共有した 会社にある全 AWS アカウントの Route53 に設定されているリソースレコードを 列挙・共有しつつ、レコードタイプ別にリスク判断と棚卸し

    「 CNAME で向き先が Vercel や Netlifiy のように任意のサブドメインを取得できるもの」は リスク高、 「向き先が CloudFront」ならドメインの左端部分はランダム化されているのでリス ク低、みたいな それはそうと、使っていないものは消してほしいな、といった呼びかけ 10