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#技術を動画で伝える技術 〜 α シリーズを活用した技術紹介・プレゼン動画制作ノウハウ〜

#技術を動画で伝える技術 〜 α シリーズを活用した技術紹介・プレゼン動画制作ノウハウ〜

このスライドは SONY 社内コミュニティスペース「BRIDGE TERMINAL」のイベントにて2023年6月27日に発表されたものです。*本番で使用したものから一部修正を加えています。

イベントページ: https://www.facebook.com/events/276198254860241/
配信アーカイブ: https://www.youtube.com/watch?v=a4hEu0JUsVc

【概要】
インターネットの時代になり,コミュニケーションメディアとなった写真や動画などの「映像」。特に近年は,ビデオブログや◯◯映えといったカルチャーに代表されるように,個人やアマチュアの映像制作への関心が高まっています。

同時に,技術のプレゼンテーションやPRで映像を活用することも重要になってきています。限られた予算・工数・納期で手軽に映像を用意するために,映像のプロではない人が業務で映像を作るという場面が増えてきおり,例えばビジネスの現場ではプロジェクトの初期段階でプレゼンに映像を組み込んだり,研究の現場では研究プロジェクトを発表するために論文とともに映像を公開したりするという事も劇的に増加してます。

これらの現場では,大規模な映画やCM,ミュージックビデオなどとは異なり,手軽で効率的かつ短期間で映像制作することが求められます。本講演では,そのような制作の具体的な事例のプロセスをなぞりながら,各工程で役立つ細かなノウハウを解説します。

【登壇者】
鈴木一平
映像ディレクター / フォトグラファー / 研究者
Web: https://1heisuzuki.com
Twitter, Facebook, Instagram: @1heisuzuki

フリーランス映像ディレクター。 技術紹介映像やイベント記録映像のワンマン制作や,小規模ライブ配信のディレクションやオペレーションを主に行う。 情報学やコンピュータサイエンスでの学際的な研究者であるバックグラウンドを活かした技術への理解,軽量フットワークでスピーディかつ柔軟な映像制作,特に先進技術のプロダクトやサービス,企業を紹介する映像の制作を得意としている。

筑波大学大学院 人間総合科学学術院 博士後期課程 情報学学位プログラム,日本学術振興会 特別研究員 DC1。 デジタルネイチャー研究室にて,映像撮影のサポートシステムとインターフェイスの研究を行う。 新しい映像装置や新しい映像の使い方を通じて人間の世界の見方や体験がどのように変わるのかに興味を持つ。 受賞歴に,査読付き国際会議 Augmented Human 2017 / 2019 最優秀論文賞,James Dyson Award 2021 国内最優秀賞,グッドデザイン賞2021,2017 JASSO 優秀学生顕彰大賞(学術分野) など。

Ippei Suzuki

June 27, 2023
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Transcript

  1. 1 技術を動画で伝える技術 © Ippei Suzuki #技術を動画で伝える技術 αを活⽤した 技術紹介‧プレゼン動画制作ノウハウ 2023.06.27 オンライン開催

    © Ippei Suzuki 鈴⽊⼀平 映像ディレクター / フォトグラファー / 研究者 Web: 1heisuzuki.com Mail: [email protected] Twitter / Facebook / Instagram: @1heisuzuki SONY 社内コミュニティスペース「BRIDGE TERMINAL」イベント
  2. https://1heisuzuki.com/movies 2 © Ippei Suzuki #技術を動画で伝える技術 鈴⽊⼀平 映像ディレクター / フォトグラファー

    / 研究者 Ippei Suzuki フリーランス映像ディレクター。 技術紹介映像やイベント記録映像のワンマン制作や,⼩規模ライブ配信のディレクションやオペレーションを主に⾏う。 情報学やコンピュータサイエンスでの学際的な研究 者であるバックグラウンドを活かした技術への理解,軽量フットワークでスピーディかつ柔軟な映像制作,特に先進技術のプロダクトやサービス,企業を紹介する映像の制作を得意としている。 筑波⼤学⼤学院 ⼈間総合科学学術院 博⼠後期課程 情報学学位プログラム,⽇本学術振興会 特別研究員 DC1。 デジタルネイチャー研究室にて,映像撮影のサポートシステムとインターフェイスの研究を ⾏う。 新しい映像装置や新しい映像の使い⽅を通じて⼈間の世界の⾒⽅や体験がどのように変わるのかに興味を持つ。 受賞歴に,査読付き国際会議 Augmented Human 2017 / 2019 最優秀論⽂賞, James Dyson Award 2021 国内最優秀賞,グッドデザイン賞2021,2017 JASSO 優秀学⽣顕彰⼤賞 (学術分野) など。 Web: 1heisuzuki.com / Mail: [email protected] Twitter, Facebook, Instagram: @1heisuzuki
  3. https://1heisuzuki.com/projects 3 © Ippei Suzuki #技術を動画で伝える技術 鈴⽊⼀平 映像ディレクター / フォトグラファー

    / 研究者 Ippei Suzuki フリーランス映像ディレクター。 技術紹介映像やイベント記録映像のワンマン制作や,⼩規模ライブ配信のディレクションやオペレーションを主に⾏う。 情報学やコンピュータサイエンスでの学際的な研究 者であるバックグラウンドを活かした技術への理解,軽量フットワークでスピーディかつ柔軟な映像制作,特に先進技術のプロダクトやサービス,企業を紹介する映像の制作を得意としている。 筑波⼤学⼤学院 ⼈間総合科学学術院 博⼠後期課程 情報学学位プログラム,⽇本学術振興会 特別研究員 DC1。 デジタルネイチャー研究室にて,映像撮影のサポートシステムとインターフェイスの研究を ⾏う。 新しい映像装置や新しい映像の使い⽅を通じて⼈間の世界の⾒⽅や体験がどのように変わるのかに興味を持つ。 受賞歴に,査読付き国際会議 Augmented Human 2017 / 2019 最優秀論⽂賞, James Dyson Award 2021 国内最優秀賞,グッドデザイン賞2021,2017 JASSO 優秀学⽣顕彰⼤賞 (学術分野) など。 Web: 1heisuzuki.com / Mail: [email protected] Twitter, Facebook, Instagram: @1heisuzuki
  4. 4 本⽇の内容 © Ippei Suzuki #技術を動画で伝える技術 効率よく制作するための⼿順 「技術を伝える」 ためのセオリー 「技術を伝える動画」を

    以下の内容は含まれません カメラやマイクや動画編集ソフトの基本的な使い⽅ 動画エンコードやカラコレなど,動画編集の⾼度で専⾨的な知識 ワンマン制作においてαを活⽤した事例
  5. 6 なぜ映像が重要か? #技術を動画で伝える技術 © Ippei Suzuki Instagram ⾷べログ 出前館 Google

    Maps メルカリ コミュニケーションメディアとなった写真や動画
  6. 8 「第三の映像」 とは? #技術を動画で伝える技術 © Ippei Suzuki 製作者 消費者 公私

    ⽤途 第⼀の映像 プロ ⼀般 業務 映画、放送 宣伝 第⼆の映像 ⼀般 ⼀般 ホビー スナップ 共有 第三の映像 ⼀般 ⼀般 業務 記録、説明 告知 👉 映像のプロではない⼈が,⼀般向けに業務で作る映像 「第三の映像」 とは 出典: ⻄岡貞⼀. 2016. 筑波⼤学 情報メディア創成学類 講義, コンテンツ概論 の資料を元に加⼯ 現在ではそのまま
 宣伝や放送に使われることも
  7. 9 「第三の映像」 とは? #技術を動画で伝える技術 © Ippei Suzuki 映像のプロではない⼈が,⼀般向けに業務で作る映像 「第三の映像」 とは

    必要‧重要な映像ではあるが,プロに頼む予算は無い 内容が⽇々変化するので,中⾝を⾃分で更新したい ⾃分の思った通りの映像を作りたい 制作会社とのコミュニケーションコスト… 外注して納品まで,待っていられない 時間の柔軟性がほしい 今回のテーマ 技術の宣伝 やコンセプト可視化 = デザイン評価,スモールスタート,資⾦調達などの⽤途
  8. 19 技術を伝えるための構成: コンピュータサイエンスの論⽂を参考に‧1ページ⽬を⾒てみる #技術を動画で伝える技術 © Ippei Suzuki See-Through Captions: Real-Time

    Captioning on Transparent Display for Deaf and Hard-of-Hearing People Kenta Yamamoto∗ [email protected] University of Tsukuba Tsukuba, Japan Ippei Suzuki∗ [email protected] University of Tsukuba Tsukuba, Japan Akihisa Shitara∗ University of Tsukuba Tsukuba, Japan Yoichi Ochiai University of Tsukuba Tsukuba, Japan DHH Person DHH Person Hearing Person Hearing Person Figure 1: Proposed real-time captioning system. ABSTRACT Real-time captioning is a useful technique for deaf and hard-of- hearing (DHH) people to talk to hearing people. With the improve- ment in device performance and the accuracy of automatic speech recognition (ASR), real-time captioning is becoming an important tool for helping DHH people in their daily lives. To realize higher- quality communication and overcome the limitations of mobile and augmented-reality devices, real-time captioning that can be used comfortably while maintaining nonverbal communication and preventing incorrect recognition is required. Therefore, we propose a real-time captioning system that uses a transparent display. In this system, the captions are presented on both sides of the display to address the problem of incorrect ASR results, and the highly ∗Three authors contributed equally to this research. ASSETS ’21, October 18–22, 2021, Virtual Event, USA © 2021 Copyright held by the owner/author(s). This is the author’s version of the work. It is posted here for your personal use. Not for redistribution. The de￿nitive Version of Record was published in The 23rd International ACM SIGACCESS Conference on Computers and Accessibility (ASSETS ’21), October 18–22, 2021, Virtual Event, USA, https://doi.org/10.1145/3441852.3476551. transparent display makes it possible to see both the body language and the captions. CCS CONCEPTS • Human-centered computing ! Accessibility design and eval- uation methods; Accessibility technologies. KEYWORDS Real-Time Captioning, Deaf and Hard-of-Hearing, Transparent Dis- play, Accessibility ACM Reference Format: Kenta Yamamoto, Ippei Suzuki, Akihisa Shitara, and Yoichi Ochiai. 2021. See- Through Captions: Real-Time Captioning on Transparent Display for Deaf and Hard-of-Hearing People. In The 23rd International ACM SIGACCESS Conference on Computers and Accessibility (ASSETS ’21), October 18–22, 2021, Virtual Event, USA. ACM, New York, NY, USA, 4 pages. https://doi.org/10. 1145/3441852.3476551 タイトル: 技術を⼀⽂で説明 ティザー画像: 技術を視覚的に⼀枚絵で説明 *ここでは研究 ティザー画像の説明 概要: 技術を⼀段落程度の短い⽂章で説明
  9. 22 コンテを書く #技術を動画で伝える技術 © Ippei Suzuki 混乱せず伝わるような動画の流れを設計 コンテづくりで意識したいこと それぞれのカットに必要な
 被写体‧撮影機材を決定

    それぞれのカットの画⾓を設計 何がどこに&どのように映るか‧向きなど ヒト‧モノ‧場所 それぞれの画⾓の使い道を想像しておく
  10. 25 先程の動画のコンテを⾒てみる #技術を動画で伝える技術 © Ippei Suzuki ⼀枚絵で概要 これまでの課題 解決⽅法 機能

    1 機能 2 ⼀枚絵+今後の展望 予備カットより 予備カット
 「いくつかバリエーション」より それぞれのカットの
 画⾓と被写体がわかる *撮影機材は単焦点レンズ1本の固定‧ロケーションも1箇所だったため記載なし ** ⼀部,順番が⼊れ替わっている箇所や削除したコンテカットもあり
  11. 東京映画映像学校「映画‧映像 業界⽤語辞典」より https://tf-tms.jp/glossary/getword.php?w=エスタブリッシングショット(エスタブリッシュショット) 26 コンテを書く: 混乱させずに伝わる流れの意識 #技術を動画で伝える技術 © Ippei Suzuki

    エスタブリッシュショット‧状況説明ショット‧状況設定ショット エスタブリッシングショット シーンの冒頭などで 場所の状況や出演者の位置関係を認識させるためのショット。 2⼈が板を挟んで会話している様⼦を
 板の右側の⼈から⾒ている画 同じ位置関係‧状況で ⼀部部分を拡⼤した画
  12. 27 コンテを書く: 混乱させずに伝わる流れの意識 #技術を動画で伝える技術 © Ippei Suzuki ⼀枚絵で概要 これまでの課題 解決⽅法

    機能 1 機能 2 ⼀枚絵+今後の展望 ここでは「何についての話か」を先に理解してもらうために モノのクローズアップが先にきている ⾚枠がエスタブリッシングショット
  13. Image: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Imaginary-line.png 28 コンテを書く: 混乱させずに伝わる流れの意識 #技術を動画で伝える技術 © Ippei Suzuki 想定線:イマジナリーライン

    画⾯上に2⼈の⼈物が向かい合って並んでいるとき その2⼈を結ぶ⾒えない線のこと もし撮影しているカメラがイマジナリーラインを超えて反対側から⼆⼈を撮影すると、 画⾯を⾒ている視聴者に⼆⼈の突然⽴ち位置が⼊替わって、瞬間移動したような錯覚を与えてしまう。 イマジナリーライン | ⽤語集 | 株式会社ヒューマンセントリックス より https://www.humancentrix.com/glossary/imaginary-line
  14. 29 コンテを書く: 混乱させずに伝わる流れの意識 #技術を動画で伝える技術 © Ippei Suzuki ⼀枚絵で概要 これまでの課題 解決⽅法

    機能 1 機能 2 ⼀枚絵+今後の展望 すべて 聞き⼿が左,話し⼿が右
 の状態で撮影されている ここではAの男性 ここではBの⼥性 A B A B A B A B A B B B A B A B A B A A B A B
  15. 30 コンテを書く: その後の効率がよくなる画⾓を設計する #技術を動画で伝える技術 © Ippei Suzuki 「流れ」に合わせた画⾓に加えて 映像の使われ⽅の展開を想定して画⾓を⽤意しておく キービジュアルとして使える

    全情報が⼊った図を引きと寄りで⽤意 状況説明や機材構成などの説明に使える 正対の図を引き⽬で⽤意 サムネイルなどに使える トリミングに耐えうる画 *詳しくは後述
  16. 31 コンテを書く: その後の効率がよくなるコンテのフォーマット #技術を動画で伝える技術 © Ippei Suzuki どこで撮るか ⾳声 素材(新規‧既存)

    素材の種類 ⾳声の内容 ページ番号 画⾓‧動画内容 +必要なヒ⼈‧モノ‧機材なども
 書いておくとよいかも ⽂字でこのカットの内容を説明
  17. 33 コンテを書く: その他流れや画⾓を考える上で参考になりそうな資料 #技術を動画で伝える技術 © Ippei Suzuki CGレイアウトを改善する10のヒント https://polygonote.com/2018_1022_7194/ イマジナリー‧ライン

    | 映像編集のソフトウェアEDIUS(エディウス)の総合サイト https://www.ediusworld.com/jp/pimopic/cat6_153.html 映画やドラマの世界には「イマジナリーライン」というものがあるらしい https://www.youtube.com/watch?v=oATRWykMz40
  18. 36 技術紹介動画の撮影で気をつけるポイント #技術を動画で伝える技術 © Ippei Suzuki カメラワークをつけるのは難易度が上がるので,まずは固定画のみにするのがおすすめ 三脚に固定して撮影する ノイズがなくきれいな⾊で映像を撮るためには,良い光が必要。予算を割くならまず照明がおすすめ ただし,直接光を当てすぎると影ができて⾒づらくなることもあるので注意

    明るいところで撮影する,照明を強めに炊く 広⾓で撮影すると被写体が⼤きく歪んでしまう。また背景に余分なものが⾒切れづらくなる。 望遠でズームして撮る 技術を伝える上で必要ないものはなるべく映像や⾳から取り除く モノが少なく静かな場所で撮る
  19. Image: https://duckbeswan.com/folder-composition/ よりトリミング 41 編集:素材やプロジェクトのフォルダを整理しておく #技術を動画で伝える技術 © Ippei Suzuki 作業前に編集で使うデータを整理して


    同じルートフォルダに⼊れておく! 動画編集ソフトは基本的にファイルをリンクする =元ファイルがないと編集作業ができない
  20. https://youtu.be/9OgAaHYSUuQ 44 サムネイルを設計する #技術を動画で伝える技術 © Ippei Suzuki https://youtu.be/K1A7tm9icYM https://youtu.be/Btbj3dHwcCU https://youtu.be/3KkQqjQjcuk

    その1枚だけで説明ができるようなサムネイル 話した⾔葉を⾳声認識で⽂字に起こし,両 側から⾒える透明ディスプレイに表⽰する ことで, 「⽂字」 と 「相⼿の様⼦」 を同時に⾒ られるシステムです。 View of Voice というプロジェクトです。 机の中央に⼩型の専⽤マイクを設置。 話し ている⼈の⽅向とその⼈の発⾔内容を⽂字 で表⽰します。 会議などで複数⼈が話してい る場合でも誰が何を話しているのかを確認 できます。 toioというキューブ型のロボットトイを使っ て 「あそびを作る」 をテーマに⾏われたサ マースクールの様⼦です。 参加者は⼩学⽣。 プログラミングをしたり,toioのコント ローラーを使ったり,レゴなどと組み合わ せたりしながらあそびを作りました。 「写真を通してSDGsを学ぶ」 をテーマに⾏ われたサマースクールの様⼦です。 参加者 は⼩学⽣から⾼校⽣。 スクール期間中に⾃ 分で撮影した写真をサイアノタイプと呼ば れる⼿法で印刷。 紙はフェアトレードに配慮 したバナナペーパーを使⽤。 サムネイルは 太陽光で写真を露光している様⼦。
  21. 55 サムネイルを設定する #技術を動画で伝える技術 © Ippei Suzuki Media Studio で 設定が可能

    Twitter の場合 最近の Twitter 仕様変更で
 アクセス⽅法が複雑になっていたり随時変更になったりしている模様。 紹介できる正規のアクセス⽅法が現時点で⾒当たらないため
 ⼀旦ここでは機能のみの紹介とさせていただきます。
  22. 56 サムネイルを設定する #技術を動画で伝える技術 © Ippei Suzuki サイトや動画への 誘導も可能 動画タイトルや説明も 最近の

    Twitter 仕様変更で
 アクセス⽅法が複雑になっていたり随時変更になったりしている模様。 紹介できる正規のアクセス⽅法が現時点で⾒当たらないため
 ⼀旦ここでは機能のみの紹介とさせていただきます。 Twitter Media Studio の場合
  23. 58 アクセシビリティを考える: 画像には 代替テキスト (Alt テキスト) をつける #技術を動画で伝える技術 Text: Twitter

    投稿画⾯の「代替テキストとは?」より引⽤ https://twitter.com/compose/tweet © Ippei Suzuki
  24. 59 アクセシビリティを考える: 画像には 代替テキスト (Alt テキスト) をつける #技術を動画で伝える技術 © Ippei

    Suzuki 画像の内容を⽂字で説明する 設定後は⼿元で読み上げを実⾏してみるとよいかも
  25. Image: https://twitter.com/ymrl/status/1669717499561283585 / https://twitter.com/zennoh_food/status/1669633647782268928 60 アクセシビリティを考える: 画像には 代替テキスト (Alt テキスト)

    をつける #技術を動画で伝える技術 © Ippei Suzuki まな板の上に置いた5個のピーマンです。 ピーマンを焼いているフライパンに、
 つけだれを⼊れたところです。 縦半分に切って種を取り除いたピーマンを
 フライパンで焼いているところです。 完成したピーマンの焼き浸しを器に盛り付けて、
 鰹節をかけました。
  26. Image: https://twitter.com/ymrl/status/1669717499561283585 / https://twitter.com/zennoh_food/status/1669633647782268928 61 アクセシビリティを考える: 画像には 代替テキスト (Alt テキスト)

    をつける #技術を動画で伝える技術 © Ippei Suzuki Twitter の場合: 投稿画⾯から設定可能 「編集」「説明を追加」どちらでもOK
  27. 64 アクセシビリティを考える: ⾳声情報には字幕や⼿話をつける #技術を動画で伝える技術 © Ippei Suzuki 字幕をつける場合,OC or CC

    どちらが良いか? オープンキャプション クローズドキャプション 展⽰会やプレゼンでの上映 など オープンキャプション 視聴者が画⾯を操作できない=字幕ON/OFF ⽂字サイズが操作できない 画⾯サイズが決まっていて適切な⽂字サイズがわかる そもそも再⽣端末が対応していない WebサイトやSNSでの公開 など クローズドキャプション 視聴者が画⾯を操作できる環境 画⾯サイズが決まっておらず⼤⼩様々な視聴環境がありそう 多⾔語での視聴が想定される +動画公開後に修正や追加が必要になる場合も 常に表⽰される動画に焼き込む字幕 プレーヤーの機能として表⽰される字幕 例: テレビ/DVD/BDのリモコンからON/OFFできる字幕 例: テレビのテロップでON/OFFできない
  28. 65 アクセシビリティを考える: クローズドキャプションの効率的な作成 #技術を動画で伝える技術 © Ippei Suzuki 0:00:00.000,0:00:07.276 See-Through Captions:

    ろう‧難聴者とのコミュニケーションの ためのリアルタイム字幕を表⽰する透明ディスプレイ 0:00:08.128,0:00:12.213 ⾳声⽂字変換アプリを使って会話をするときには 0:00:12.213,0:00:18.419 認識結果の確認のために画⾯を注視する必要があり ボディーランゲージを確認することができません 0:00:18.419,0:00:20.721 ARデバイスを利⽤した場合は 0:00:20.721,0:00:27.394 ⾳声認識の結果と会話相⼿のボディーランゲージを同時に確認でき ます 0:00:27.394,0:00:30.364 しかし,会話相⼿はARデバイスを装着していないため, 0:00:30.364,0:00:36.176 ⾃分の声の認識が正しく⾏われたかどうかを確認できません。 0:00:36.800,0:00:43.377 本研究では 透明ディスプレイを利⽤したリアルタイム字幕システム を提案します クローズドキャプションは 動画に加えて 「字幕ファイル」 が必要 SubViewer (.sbv) フォーマットで記載された字幕ファイルの例 ⽂字を映像のどの時間で表⽰するかを指定する とはいえ,⼿⼊⼒するのは⼤変…
  29. See-Through Captionsは、ろう者や難聴者と聴者がより豊かなコミュニケーションを⾏う ために開発された、透明ディスプレイ上にリアルタイム字幕を表⽰するシステムです。 相⼿の表情や仕草を⾒ながら字幕を読めるようになり、よりスムーズに会話をすることが可能 となります。 開発のきっかけとなったのは、研究室にいる⽿が聴こえないメンバーとのコミュニケーション です。 筆談や⼝話は⽇常のコミュニケーションで使⽤するのは難しいという問題があり 対⾯でメッセージアプリ越しにテキストでやりとりを⾏ったり ⾳声⼊⼒アプリを使ったりしていました。

    コミュニケーションの⼿軽さやスピード感は改善したものの 相⼿の表情やジェスチャーが⾒られないという問題がありました。 そこで着⽬したのが、両側から映像を⾒ることが出来る透明ディスプレイです。 この透明ディスプレイに字幕を表⽰するプロトタイプを作成し 改良を重ねて完成したものが See-Through Captions です。 ろう者や難聴者は相⼿の表情や仕草を⾒ながら字幕を読むことができ 話し⼿の聴者は⾳声⼊⼒に間違いがないかを確認しながら話すことができます。 ⽇本科学未来館にて、受付窓⼝でのやり取りや来場者へのインタビューに使⽤し、実証実験を ⾏いました。 66 アクセシビリティを考える: クローズドキャプションの効率的な作成 #技術を動画で伝える技術 © Ippei Suzuki https://support.google.com/youtube/answer/2734796?hl=ja#zippy=%2C%E8%87%AA%E5%8B%95%E5%90%8C%E6%9C%9F 動画で話している内容のテキストファイルをアップロードすると ⾳声をもとに字幕を同期+YouTube上のエディタで編集可能
  30. Video: https://www.youtube.com/watch?v=QGtRC6oqZ1s 67 アクセシビリティを考える: ⼿話通訳の挿⼊ #技術を動画で伝える技術 © Ippei Suzuki ⼿話通訳者/⼿話表現者の⽅にお願いして,⼿話を挿⼊する

    「⽇本⼿話」 と 「⽇本語対応⼿話」 には違いがあるので注意 さらに⽇本語のリズムと⽇本⼿話のリズムの違いもある
  31. 70 機材構成: ⾳声収録なしの最⼩構成 後述のサマースクール案件時のセットアップ https://youtu.be/3KkQqjQjcuk #技術を動画で伝える技術 © Ippei Suzuki SONY

    α7S III 全カット⼿持ち(アクティブIS使⽤)
 ピント拡⼤ + MF 背⾯モニターとファインダーを随時切り替え 屋外では SmallRig サンフード使⽤ XAVC HS 4K 24p 100M 4:2:2 10bit S-Gamut3.Cine/S-Log3 + ガンマ表⽰アシスト SDカード2枚に録画 Voigtlander VM Vintage Line
 35mm F1.7 / 50mm F1.5 / 75mm F1.5 ライカMマウント MF レンズを
 ヘリコイドつきアダプター SHOTEN LM-SE M (L) 経由で使⽤ Kenko バリアブルNDX II ステップアップリング使⽤
 75mmレンズのフィルター径合わせで 58mm に変換して使⽤
  32. 72 機材構成: ⾳声収録なし 標準構成 #技術を動画で伝える技術 © Ippei Suzuki NINJA V

    User LUT (-2EV) が当たった状態でプレビュー ⼤画⾯でのピント確認 HDMI トリガーによるバックアップ録画 SmallRig α7S III ⽤ケージ +トップハンドル
 +モニターマウント
  33. 73 機材構成: ⾳声収録あり 標準構成 #技術を動画で伝える技術 © Ippei Suzuki SONY XLR-K3M

    + 付属マイク XLR⼊⼒,ファンタム電源が利⽤可能になる 付属の延⻑ケーブルでトップハンドルと⼲渉せずに利⽤可能 SONY UWP-D21 ピンマイクを出演者に仕込んで録⾳するとき ピンマイク2個のときは2波仕様の受信機が便利 (URX-P41D)
  34. 74 事例: 2泊3⽇ワークショップイベントのダイジェスト映像 #技術を動画で伝える技術 © Ippei Suzuki Movie ガンマ /

    NT PP OFF で撮影
 Adobe Premiere Pro で編集‧⾊調整 落合陽⼀サマースクール 
 プログラミングとロボット⼯作 
 2022年(⼭⼝) Client: Table Unstable https://www.youtube.com/watch?v=Btbj3dHwcCU
  35. 75 事例: 2泊3⽇ワークショップイベントのダイジェスト映像 #技術を動画で伝える技術 © Ippei Suzuki 落合陽⼀サマースクール 
 オルタナティブ‧プロセスとSDGs

    
 2022年(⼭⼝) Client: Table Unstable https://www.youtube.com/watch?v=3KkQqjQjcuk S-Gamut3.Cine/S-Log3 PP8で撮影
 Adobe Premiere Pro で編集‧⾊調整
  36. 76 事例: マラソン⼤会で⾏われた技術実証実験を紹介する映像 #技術を動画で伝える技術 © Ippei Suzuki 京都マラソン2023 完⾛証明NFT配布 実証実験

    Client: Dentsu Group Inc. https://www.youtube.com/watch?v=4DPSnSM2Phs FX6 の 内蔵可変NDを活⽤
 S-Gamut3.Cine/S-Log3 で撮影
 Adobe Premiere Pro で編集‧⾊調整
  37. 78 「第三の映像」 とは? #技術を動画で伝える技術 © Ippei Suzuki 映像のプロではない⼈が,⼀般向けに業務で作る映像 「第三の映像」 とは

    必要‧重要な映像ではあるが,プロに頼む予算は無い 内容が⽇々変化するので,中⾝を⾃分で更新したい ⾃分の思った通りの映像を作りたい 制作会社とのコミュニケーションコスト… 外注して納品まで,待っていられない 時間の柔軟性がほしい 今回のテーマ 技術の宣伝 やコンセプト可視化 = デザイン評価,スモールスタート,資⾦調達などの⽤途 再掲
  38. 79 「第三の映像」 とは? #技術を動画で伝える技術 © Ippei Suzuki 映像のプロではない⼈が,⼀般向けに業務で作る映像 「第三の映像」 とは

    必要‧重要な映像ではあるが,プロに頼む予算は無い 内容が⽇々変化するので,中⾝を⾃分で更新したい ⾃分の思った通りの映像を作りたい 制作会社とのコミュニケーションコスト… 外注して納品まで,待っていられない 時間の柔軟性がほしい 今回のテーマ 技術の宣伝 やコンセプト可視化 = デザイン評価,スモールスタート,資⾦調達などの⽤途
  39. フリーランス映像ディレクター。 技術紹介映像やイベント記 録映像のワンマン制作や,⼩規模ライブ配信のディレクション やオペレーションを主に⾏う。 情報学やコンピュータサイエン スでの学際的な研究者であるバックグラウンドを活かした技 術への理解,軽量フットワークでスピーディかつ柔軟な映像 制作,特に先進技術のプロダクトやサービス,企業を紹介す る映像の制作を得意としている。 筑波⼤学⼤学院

    ⼈間総合科学学術院 博⼠後期課程 情報学 学位プログラム,⽇本学術振興会 特別研究員 DC1。 デジタ ルネイチャー研究室にて,映像撮影のサポートシステムとイン ターフェイスの研究を⾏う。 新しい映像装置や新しい映像の 使い⽅を通じて⼈間の世界の⾒⽅や体験がどのように変わる のかに興味を持つ。 受賞歴に,査読付き国際会議 Augmented Human 2017 / 2019 最優秀論⽂賞, 鈴⽊⼀平 映像ディレクター / フォトグラファー / 研究者 Ippei Suzuki 81 © Ippei Suzuki #技術を動画で伝える技術
  40. フリーランス映像ディレクター。 技術紹介映像やイベント記 録映像のワンマン制作や,⼩規模ライブ配信のディレクション やオペレーションを主に⾏う。 情報学やコンピュータサイエン スでの学際的な研究者であるバックグラウンドを活かした技 術への理解,軽量フットワークでスピーディかつ柔軟な映像 制作,特に先進技術のプロダクトやサービス,企業を紹介す る映像の制作を得意としている。 筑波⼤学⼤学院

    ⼈間総合科学学術院 博⼠後期課程 情報学 学位プログラム,⽇本学術振興会 特別研究員 DC1。 デジタ ルネイチャー研究室にて,映像撮影のサポートシステムとイン ターフェイスの研究を⾏う。 新しい映像装置や新しい映像の 使い⽅を通じて⼈間の世界の⾒⽅や体験がどのように変わる のかに興味を持つ。 受賞歴に,査読付き国際会議 Augmented Human 2017 / 2019 最優秀論⽂賞, 鈴⽊⼀平 映像ディレクター / フォトグラファー / 研究者 Ippei Suzuki 82 © Ippei Suzuki #技術を動画で伝える技術
  41. 84 技術を動画で伝える技術 © Ippei Suzuki #技術を動画で伝える技術 αを活⽤した 技術紹介‧プレゼン動画制作ノウハウ 2023.06.27 オンライン開催

    © Ippei Suzuki 鈴⽊⼀平 映像ディレクター / フォトグラファー / 研究者 Web: 1heisuzuki.com Mail: [email protected] Twitter / Facebook / Instagram: @1heisuzuki #技術を動画で伝える技術 を付けてご意⾒‧ご感想などぜひ投稿お願いします…! 今後の参考や励みになります! ハッシュタグ