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202410_JSTQBテスト自動化エンジニア合格体験記
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sakopon
October 15, 2024
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202410_JSTQBテスト自動化エンジニア合格体験記
sakopon
October 15, 2024
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Transcript
JSTQB テスト自動化エンジニア 合格体験記
もくじ • 自己紹介 • JSTQB テスト自動化エンジニアとは • 試験を受けるモチベーション • どのように奮闘した?
• 結果 • 学びになったこと • おわりに
自己紹介
自己紹介 名前:sakopon 職種:QAエンジニア←サポートエンジニア X: @__sakopon GitHub: talasago 過去の登壇:2021年のnano vol.4に登壇 https://speakerdeck.com/__sakopon/sahotodan-dang-kajstqb-flwoshou-ketemitafalse
JSTQB テスト自動化エンジニア とは
JSTQB テスト自動化エンジニアとは シラバスによると... テスト自動化エンジニアとは、テストについて汎用的で幅広い知 識を持ち、テスト自動化という特定の領域について深く理解して いる者を言う。深い理解とは、組織および/またはプロジェクトが 機能テストのために自動化ソリューションを設計、開発、保守する 際に、方向付けとして使用できるテスト自動化理論とプラクティス について、十分な知識を持っていることと定義される。 1)
1) JSTQB®.テスト技術者資格制度 Advanced Level シラバス テスト自動化エンジニア, Version 2016.J01,p.9.
試験を受けるモチベーション
試験を受けるモチベーション • 内発的な動機 ◦ 内部品質、設計、自動化に関する部分への関心 ◦ SET(Software Engineer in Test)に近づくことができるかも
• 外発的な動機 ◦ 会社内でISTQB資格取得の推奨があった
どのように奮闘したか
どのように奮闘したか 2024年4月時点、シラバスは日本語版があった。 しかし、実際の試験は英語で受けるしかなかった。 去年末にTOEIC745だったので、英語は頑張れば読める。きっと。 英語の学習にも役立ちそうだし、頑張って英語で受験しようと思った。 余談:会社の人からは「英語で試験受けるの辞めた方が良いんじゃな い」と言われた →だったらやってやろうじゃん!
どのように奮闘したか 学ぶ必要のある内容 • 「シラバスの内容」 • 「意味を知らない英単語」
どのように奮闘したか • 試験問題が英語なので、基本的に英語版シラバスを読む。 ◦ もし英語読んでも「何言ってだ?」という内容は日本語版シラバスを 見る。 • 英単語でわからないものは、単語帳に登録して覚えるまで繰り 返す(気合) •
2章分読み終わったら、問題集を解く。 ◦ 読んでいない章の問題がわからなくても、今まで読んだシラバスの 部分が解けているか確認したかった。 ◦ 問題集はISTQBの公式サイトからダウンロードできるものと、 Udemyの有料の模擬問題集をつかった。 ▪ もちろんどちらの問題集も英語のみ💪
どのように奮闘したか • シラバス一周し終わったら、後はひたすら模擬問題集で記憶し ていく。 • シラバスの、これらのレイヤーを覚えるのにかなり苦労した。 PDCAみたいな語感で頭文字GDEAと覚えたらすんなり覚えら れた。 ◦ テスト生成レイヤー(Generation)
◦ テスト定義レイヤー(Definition) ◦ テスト実行レイヤー(Execution) ◦ テスト適合レイヤー(Adaptation)
どのように奮闘したか https://www.istqb.org/certifications/test-automation-engineer 順調(?)に学習していたが、7月ごろにISTQBで新しいバージョンを 見つけて、少しモチベーションが下がる。 Google翻訳
どのように奮闘したか 「折角英語含めて頑張ってきたのに...」「新しいバージョン(v2.0)のシ ラバスのテストを申し込んだ方が良いのだろうか...」 「まあでも、いつか新しいバージョン(v2.0)を読むときにも活かせるだ ろう、たぶん。」 と切り替えて今のバージョン(v2016)の試験を受験するために、学習 を進めていった。
どのように奮闘したか とはいえ途中からダラダラと進めている気がして、先に試験日を決め て気合を入れることにした。 7/21に9月で試験を申し込んだ。 その数日後幸運が舞い降りる...
どのように奮闘したか 日本語で受験可能になった!! https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000054604.html
結果
結果
結果 • 体感、80%くらいは正解してたかも • 模擬試験と似ている問題は2〜3問くらい。進◯ゼミでやった問 題だ!とはあまりならず • ずっと英語の問題で学習してたので、初めての日本語の問題に 少しだけ違和感を覚えた。 ◦
ただ、英語で同じ問題だったら文脈を正しく理解できなかったかも … ◦ なので日本語で受験して良かった
学びになったこと
学びになったこと • 全体的に、もしテスト自動化に迷ったり悩んだりしたときに、この シラバスを読むことで判断材料になりそう。 • 英単語 ◦ dedicated server→専用のサーバー
学びになったこと メトリクス系。私自身、定量的に伝えることがすごく得意ではないが、 成果等を伝えるときには必要不可欠な情報。「こんなメトリクスがある のか」という学びになった。 • 「EMTE 同等の手動テスト工数(Equivalent Manual Test Effort)」1)
• 「TASによって早期に発見できた欠陥の数(欠陥の早期発見による平均的 な利益がわかる場合、これを「計算」して予防されたコストの合計を導き出 すことができる)」2) • 「TASによって発見できた欠陥のうち、手動テストでは見つからなかったと 思われるものの数(信頼性の欠陥など)」 2) 1) JSTQB®.テスト技術者資格制度 Advanced Level シラバス テスト自動化エンジニア, Version 2016.J01,p.10. 2) JSTQB®.テスト技術者資格制度 Advanced Level シラバス テスト自動化エンジニア, Version 2016.J01,p.53
学びになったこと テスト自動化の目的やメリデメの部分。「新しく知った内容」や「改めて 大事だなと思えた内容」。 • テスト自動化の目的 ◦ 「機能カバレッジの拡大」 1) • テスト自動化の利点
◦ 「ソフトウェア品質に関するフィードバックの迅速化」 1) • テスト自動化の欠点 ◦ 「追加技術が必要」2) • テスト自動化の制限 ◦ 「すべての手動テストを自動化できない」 2) 1) JSTQB®.テスト技術者資格制度 Advanced Level シラバス テスト自動化エンジニア, Version 2016.J01,p.13. 2) JSTQB®.テスト技術者資格制度 Advanced Level シラバス テスト自動化エンジニア, Version 2016.J01,p.14.
学びになったこと 自動回帰テストを準備するための問い。わかっていた部分もあるけど も、改めて理解できた点。 • 個々のテストの実行時間、回帰テストスイートの実行時間はどのくら いか。 • テスト間で機能の重複はないか。 • テストでデータが共有されているか。
• テストはお互いに依存しているか。 • テスト実行の前にどのような事前条件が必要になるか。 • テストのSUTのカバレッジは何 % か。 • 現在のテストは失敗なく実行されるか。 • 回帰テストに時間がかかりすぎた場合、何が起きるか 1) 1) JSTQB®.テスト技術者資格制度 Advanced Level シラバス テスト自動化エンジニア, Version 2016.J01,p.65.
おわりに
おわりに 「ぼくらのエンジニアリング奮闘記」というポッドキャストをやってま す! https://podcasters.spotify.com/pod/show/572ili2aiig
学んで良かったこと テストコードでのSOLIDの原則はあんまり理解できてない。 なんとな~く適用できると思うけど、腹落ちしてよくわかってない 一つの原因としての推測は、テストコードはRSpecやPytestの経験 が多くて、XUnit系の経験がないからかなあ...とも思ったりしている。 (関係ないかもしれない)