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農業用小型ドローンによる果樹の栽培支援 KLL-ONE 学生ビジネスコンテスト
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Tomoki Arita
May 18, 2025
0
5
農業用小型ドローンによる果樹の栽培支援 KLL-ONE 学生ビジネスコンテスト
Tomoki Arita
May 18, 2025
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Transcript
農業用小型ドローンによる果樹の栽培支援 有田朋樹・足助澪弥
福島県浜通り 大熊町 原発被災の中心都市である大熊町を 復興するため,かつて特産品だった キウイの栽培を始めた
苗植え 任意団体として キウイを栽培 棚の設置 2024年 11月 2.5haの 農地を取得 2024年 8月
2024年 3月 2023年 8月 2018年~ 1回目の 受粉&収穫 大熊町でのキウイ栽培 2回目の 受粉&収穫 3回目の 受粉&収穫 1~2週間の間に 果樹500本・花10,000個 の受粉を行う必要がある
大熊町でのキウイ栽培 1~2週間の間に 果樹500本・花10,000個 の受粉を行う必要がある 月別の投下労働時間 (h/10a) 1月 2月 3月 4月
5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 20.0 13.5 3.4 5.4 48.8 21.8 11.4 9.4 3.4 3.4 37.0 20.0 1000 時間/月 受粉のための過酷な労働
日本全体,特に中山間地域における 過酷な農作業が社会課題化 友人との作業風景 (1.5倍速) トロッコに乗るほど過酷な斜面 ※中山間地域:斜面が多く地理的条件が悪い ため、農業の生産条件が不利な地域
Vision 不整地の農作業をドローン×AIで代替し, 果樹栽培の機械化を実現する 果樹栽培における主な工程 畑の耕起 ・整地 苗植え 摘蕾・摘果 ・防除 受粉
収穫
7
ソリューション: ドローン受粉 + 農園の3D計測 樹冠面積率を1%改善 48万円の増益 農園の3D計測 受粉 14個/分のペースで受粉 平均的な農家で
80万円のコストカットが可能
海外では莫大なマーケットシェア(60億ドル) 一方日本では大規模農業への転換が 遅れ普及していない AgriswarmのBtoBビジネス展開 フランチャイズ型農業モデル ヨーロッパ フランチャイザー事業者 フランチャイジー(契約農家) • 生産ノウハウ提供
• 作物の買取保証 • 栽培サポート • 一手販売権 • ロイヤリティ (売上の1.0%~) 適切なロイヤリティを受け取るために 契約農家の栽培状況を管理する必要がある 栽培のサポートを受けるために 契約農家の栽培状況をデータ化する必要がある
近年の農業集約化に伴って国内でも フランチャイズ型農業モデルが拡大
近年の農業集約化に伴って国内でも フランチャイズ型農業モデルが拡大 契約農家の管理システムが 喫緊の課題 フランチャイザー事業者 フランチャイジー(契約農家) • 生産ノウハウ提供 • 作物の買取保証
• 栽培サポート • 一手販売権 • ロイヤリティ (売上の1.0%~) 適切なロイヤリティを受け取るために 契約農家の栽培状況を管理する必要がある 栽培のサポートを受けるために 契約農家の栽培状況をデータ化する必要がある
近年の農業集約化に伴って国内でも フランチャイズ型農業モデルが拡大 契約農家の管理システムが 喫緊の課題 フランチャイザー事業者 フランチャイジー(契約農家) • 生産ノウハウ提供 • 作物の買取保証
• 栽培サポート • 一手販売権 • ロイヤリティ (売上の1.0%~) 適切なロイヤリティを受け取るために 契約農家の栽培状況を管理する必要がある 栽培のサポートを受けるために 契約農家の栽培状況をデータ化する必要がある Agriswarmがフランチャイズ 農業管理ソリューションの 一番手になる
フランチャイザー事業者 フランチャイジー(契約農家) • 生産ノウハウ提供 • 作物の買取保証 • 栽培サポート • 一手販売権
• ロイヤリティ (売上の1.0%~) 適切なロイヤリティを受け取るために 契約農家の栽培状況を管理する必要がある 栽培のサポートを受けるために 契約農家の栽培状況をデータ化する必要がある • ドローンのリース • 農園管理システム の提供 • 受粉システムの 提供 ビジネスモデル ロイヤリティの 早期算出 栽培状況の可視化 受粉の負担軽減
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