PyCon JP 2025
概要
TypeScript で培った型安全性への愛着を持つフロントエンドエンジニアが、Python での開発をへて体験した「カルチャーショック」と「新たな発見」を共有します。言語の違いは単なる文法の違いではなく、思考パターンの転換でもありました。本セッションでは、JavaScript/TypeScript の世界から Python の世界へ飛び込んだ際の具体的な戸惑いと、それを乗り越えるための実践的なアプローチを紹介します。
Description:
フロントエンドエンジニアとしての歩み
言語の違いから学ぶ、たくさんのカルチャーショック
TypeScript の型システムで得ていた安心感
コンパイルエラーからランタイムエラーへの心理的な不安
型推論の恩恵を失った時の対処法
Python の動的型付けへの最初の戸惑い
「型がないこと」の自由と責任
ダックタイピングという考え方
TypeScript の == と === の違いと、Python の == と is の理解
値の比較と参照の比較の新しい切り分け
よくある落とし穴と正しい使い分け
undefined と null から None へ:「無」の概念の統一
TypeScript の 2 つの「無」から Python の 1 つの「無」へ
None の扱い方とベストプラクティス
オブジェクトの分割代入から Python アンパックへの適応
const {a, b} = objからa, b = tupleへの思考転換
複数戻り値の扱い方の違い
文字列のテンプレートリテラルから f-string への感動
より直感的になった文字列フォーマット
f-string の隠れた便利機能
camelCase から snake_case へ:命名規則の文化的違い
コミュニティの規約を尊重することの重要性
array.map() からリスト内包表記へ:Python らしい書き方の発見
リスト内包表記の美しさと落とし穴
実践!TypeScript エンジニアからの Python 型安全性戦略
mypy を使った段階的な型チェックの導入
TypeScript ライクな開発体験の構築
実際のコード比較:同じロジックを両言語で実装
まとめ:両方の世界のいいとこ取り
言語の違いを強みに変える方法
フルスタックエンジニアとしての視野の広がり