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とある不惑エンジニアの自己紹介
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A.Aoki
December 10, 2017
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とある不惑エンジニアの自己紹介
自分のITエンジニアとしての経験と最近やっていることを紹介してみました。
A.Aoki
December 10, 2017
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Transcript
自己紹介と近況 ネクストスケープ クラウド事業本部 Advent Calendar 2017 https://qiita.com/advent-calendar/2017/ns_cloud
よろしくおねが いします
青木です
神戸出身
40才 オーバーの
ITエンジニア です
不惑(ふわく)
ということ もなく
とまどう日々を 過ごしています
今回は、
これまで、 仕事で
「戸惑ってきた こと」
「失敗したこ と」
を振り返りつつ、
自己紹介しよう と思います。
☆22才☆
新入社員時代
とある 東京のSIer に入社。
3か月の集合研 修を終え、
高まる期待。
私の
配属先は
大規模 ホストチーム。
使用言語は
ホスト固有 アセンブラ。
聞いたこと ない
OSの
聞いたこと ない
プログラム 言語..
先輩から言われ た言葉は
3年くらい頑張 れば
客先に連れて 行ってあげれる かも
3年?
しかも
7年くらい頑張 れば
リーダーに なれるかも
7年間も、 やるの..!?
どうなるんだろ う..
☆1998年☆ (23才)
とはいうものの
自分が
やりたい仕事を
させてもらうた めには
自分の
スキル
を示して
どこかの チームに
必要
としてもらう
作戦に。
コツコツ
資格
の取得を
頑張ることに。
無事、
1種 (今の応用情報)
ネットワーク スペシャリスト
を取得した ところ、
他のシステムを
作っている リーダーに
声をかけて もらい、
VB5(Visual Basic)と Oracleの
開発に参画でき ることになりま した。
嬉しかったです
☆1999年☆ (24才)
VB5 (WindowsForm) と
Oracleのシステ ム開発では
かなりプログラ ムを頑張ったの で、
個人的には良い 出来でした。
お客様に納品し たところ、
「ここの機能を、 ちょっと変えて ほしいな」
と言われたので
「相談します ね」と持ち帰っ たところ
上司から
「もう仕様書で 決まってること だから..」と言 われ、
そのまま、お客 さんに伝えたと ころ
「それくらい、 やってくれない の?」といわれ
板挟みに・・
今の自分なら、 設計の進め方や
受け入れ時の 調整など、
色々できそうな 事はあるものの
当時は、 ただただ、
お客さんに満足 いくものを作れ ない
窮屈さを
残念に思ってい ました
☆25才☆
そんな中
アジャイル開発 のはしりである
エクストリーム プログラミング (eXtreme Programing)
のブームがやっ てきます
変化ヲ抱擁セヨ
という
「変化を嫌うのでは なく、変化が起こる ことを自然なことと して受け入れよう」
という考えかた や
「契約よりも協 調」という、
「お客さんに良 い動くソフト ウェアを渡す」 という、
考えに惹かれま した
さっそく
実際に
VBで
アジャイル開発 をするために、
VBUnit(JUnitの VB版)サイトを
日本語翻訳して、
作者に 英文メールで
連絡を取ったり しました。
XP系サイトに
リンクを張って もらったり
XPのメーリング リストに
返信したりして、
自然と
コミュニティ 活動に
参加して いきました
☆26才☆
XPとVBに入れ込 んでいたため、
VBエンジニアに
アジャイルを
知ってほしい と思い、
当時、存在して いた雑誌
「VBマガジン」 (翔泳社)
にXPの
記事を書きたい
とメールしたら、
「書いてくださ い」という
返事を もらいました。
というわけで、 3か月かけて、
連載を行い、
初の執筆を行い ました。
この時、
世界の 新しい IT技術に
率先して 取り組むと
日本で
情報を発信
していけること を知りました。
☆27才☆
VB6を自由に使 いこなしていて
やや調子に乗っ ていた私ですが、
大規模基幹系
サブシステム 担当の
「リーダー」
として急きょ
アサイン されました
大手顧客の ビック プロジェクト。
多数のベンダー (マルチ ベンダー)
複数の 協力会社
知らない 先輩・後輩
知らない業務 (会計)
知らない言語 (Java)
なれぬリーダー 経験
等など 不安一杯‥
☆28才☆
経験不足から
お客さんと 他ベンダーとの 対話で
非常に苦しむも のの
コミュニーケー ションをたくさ ん取って、
開発は
なんとか完了
しかし、
本番運用が
始まると
様々な
問題が発生。
協力会社の方は いなくなり、
チームメンバー も減り、
夜遅くに帰り、
朝定時に来る 日々..
数か月して
やっと
落ち着いてきて
平穏な日々が
始まったところ、
フロントの
他ベンダーA のシステムが
1日停止!
次に
2番目の
他ベンダーB のシステムが
2日停止!!
大変だなー
と他人事の ように
思っていたら
3日分の大量 データが
担当システムを
直撃!!!
集計バッチが
終わらない!!!
重要なデータを 送信 できない!!!
顧客「いつバッ チは終わるの か?」
私「通常は 2時間で終わり ます。」
私「今回は 3倍なので 6時間です」
そして、 跳ね上がるCPUと あふれるメモリ
通常処理と復旧 処理でDBとスト レージは限界へ
そしてなり続け る電話
顧客「いつバッ チは終わるの か?」
私「通常は 2時間で終わり ます」
私「今回は 3倍なので 6時間..」
やり取りが 無限ループへ..
そして徹夜へ‥ (正確な日数の 記憶あやふや)
急きょ、
火消し部隊が 編成
火消し部隊にい た同期いわく、
「あっちゃん (私の事)が泡 吹いている」
いやいや、寝ない ようにガム噛んで いるだけ・・
結局、火消部隊 による
DBのチューニン グで
なんとか解決。
この頃の教訓と しては、
リーダースキル にせよ
業務知識 にせよ
事前もしくは プロジェクト 中に
学ぶことができ たにも関わらず
必要になってから 覚えればいいや。 と思って、
準備を怠ってい ました。
IT業界では、
ある日、
突然、
自分を取り巻く 環境が変わるこ とがあります。
余裕があるとき に
準備をしておけ ば、
少しは 幸せに
なれるかもしれ ないです。
☆29才☆
仕事は相変わら ず忙しかったで すが、
リーダー業 はExcel業 ばっかりで、
プログラムを 全く 書かなくなり、
技術から遠ざ かっていたので、
少しずつ
勉強会に
参加するように なりました。
たまたま 参加した
Seasarという DIコンテナの
勉強会が
刺激的でした。
このような
勉強会に
参加すると
知り合いが増え、
技術を好きにな りやすいです。
ここで 刺激を受け、
スキルアップの ために
定期的に
執筆を
することに しました。
@ITとか
CodeZineとかで
Javaや.NETの 記事を書き はじめました。
☆30才☆
システムも安定 してきたので、
SIerを 退社しました
理由は
技術をもっとや りたいから。
そして、
フリーランスの
テクニカル ライター
になりました。
ついでに
執筆を通して知 り合った方に
誘われて
OSS(オープン ソース)の Seasar.NETの
「コミッタ」
にもなりました。
後、
初めて イベントで
「登壇」
しました。
☆31才☆
専業ライター として
本を3冊
執筆しました。
これもあり、
Microsoft MVP
になりました
それで 知り合いが結構 増えました
ちなみに、本を 書いていて
わかったことは
「技術だけが 好きなわけでは ない」
ことでした。
課題解決を 求めている
「お客さん」と
一緒に 考える
「チームメン バー」 がいるから
新しい技術に 取り組む
モチベーション
になっている ことに 気づけました
☆32才☆
諸事情により、
福井県で
働くことにしま した。
久しぶりに
プログラムが 書けて
楽しかったです。
車通勤とか
みんなで
バーベキュー とかも
楽しかったです。
☆33才☆
諸事情により
退職しました。
そして、
ニュージー ランドに
英語を
勉強しに行きま した。
きれいな 公園を散歩し、
カモにエサをあ げる日々。
楽しかったです。
☆34才☆
当然
英語は、
上達せず、
8か月で日本に 帰国します。
ちょうど
リーマン ショックで
再就職は
困難な時代…
酸素カプセルが ある
面白そうな会社 という理由で
ネクストスケープ を知り
入社します。
☆35才〜☆
NSに入って からは、
関係者に 突っ込まれそう なので
端折りますが、
ざっくり、 まとめると
◇アーキテクト◇
として
チームに最適な 技術を検討したり
海外製品の導入 (Sitecoreとか)
に関わったり しました。
それと
◇PM◇ (プロジェクト マネージャ)
という役割で
プロジェクト 全体を管理。
見積(金額)の 提示や
開発者の
調達(面談)を したり、
進捗と
採算を
管理したり しました
また
◇AM◇ (アカウント マネージャ)
という役割で
顧客の総合的な 窓口として
複数の プロジェクトを
コントロール することもあり ました。
これまでの経験 を元に
コンサルタント
的なアドバイス ををするケース もありました
また
◇セールス◇ として
引き合いに 対して
問い合わせ内容 を確認したり
新規クライアン ト獲得に向けた
契約や
提案
を行うこともあ りました。
ここ最近は
◇プリセールス◇ として
提案活動に おける
ソリューション の検討や
顧客への 説明を
行う役割を 担っています
時期によっては
独自の プロダクトや ソリューション
の設計をするこ ともありした。
また、 仕事以外にも
社内外の ◇コミュニティ 活動◇として
社内勉強会 (パワーランチ)を 開催したり、
社外勉強会 (NsStudy)を 開催したり しました
ちなみに 近況ですが
社外勉強会に
行かなくても
社内勉強会でも
結構 満足することが
増えてきました
TechHub(社内 のナレッジ共有 会)とか
IDDD読書会とか
Deep Learning 読書会とか
お腹一杯です..
話はそれますが
国内外の
会社さんと
関わり合う
機会が多いです
組織と技術者間 のつながりが
ビジネス
として広がって いく様子を
見れることは
貴重な体験
だなと思ってい ます。
☆まとめ☆
全然、
まとまらない ですが..
このスライドの ような経験を してきました。
技術者というと
プログラム言語 や
インフラ技術 のような
仕事が イメージされや すいですが
ITサービス業と しては
なんらかの
価値
を提供して
その
対価
を頂くもの なので
求められる
役割とスキルは
とても
多岐に
わたる気が しています
20年くらい
ITサービス業界 にいますが
学ぶことは
尽きないです
人間なので
得意・不得意
はありますが
いろんな経験
を積み上げて いけると
ITエンジニアと しての
価値は
上がりやすい ように思います。
無理しない 程度で
自分ひとりで 学べないことを
今後も体験して いけたらなと
思っていたり します。
3年前に
本気で
挑戦して
できなかった ことが
なぜか
ある時
できるように
なっていること もあります。
とても
不思議です。
たぶん
悩んだ経験を きっかけに
視点の変化が
あるのかもしれ ません。
IT業界で働いて いると
色々な
プロジェクトに
関わることにな ります。
これらで関わる
人と技術は
「一期一会」
なので
各プロジェクト 1つ1つを
大事にして
楽しんで いければ
後々の
人生が
豊かに なるのかも
しれないなぁと 思っています。
まあ 道は遠いです。
コツコツやって いきたいもので す。
特にオチも無く 恐縮ですが、
自己紹介と NSの近況は
以上となります。
ご清聴ありがと うございました。