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複雑さを受け入れるか、拒むか? - 事業成長とともに育ったモノリスを前に私が考えたこと #RS...

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January 06, 2026

複雑さを受け入れるか、拒むか? - 事業成長とともに育ったモノリスを前に私が考えたこと #RSGT2026

Regional Scrum Gathering Tokyo 2026 の資料です

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January 06, 2026
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Transcript

  1. ただ辛いところもあって 最初期に作られたモノリス*1が そのままスケールしている モジュラーモノリス*2化など 抜本的に複雑さを低減させる取り組みも 動いているが、短期的にも複雑さを 低減させる取り組み が必要 詳しくは 2025年

    Packwerkの現在と弊社の状況 https://zenn.dev/lincwell_inc/articles/packwerk-trends-2025 *1 モノリス: すべての機能が一体化した単一のアプリケーション *2 モジュラーモノリス: 内部を明確なモジュールに分けた単一のアプリケーション
  2. プロダクトには許容できる複雑さの限界がある 出典: ルールズ・オブ・プログラミング ―より良いコードを書くための21のルールChris Zimmerman (著), 久富木 隆一 (翻訳) 新しい機能を追加すると、コードが複雑

    になることが多い。 そして、コードが複雑になるにつれ、 そのコードで作業するのがどんどん難 しくなり、進捗がどんどん遅くなる 。 そこでは、バグ修正だろうが機能追加だ ろうが、先に進もうとするどんな試み も、問題を解くそばから、解いた問題の 数だけ同じ数の問題を新たに発生させ る。
  3. 継続性が読めないものは捨てやすく作る 今後も使われるかの確度が低い機能は、 現行のシステムとできるだけ疎な関係にしつ つビジネス上の要望を満たす 例) - SaaSで代替 - DRY原則*1 を破りわざと冗長に作る

    新規プロダクトだと継続性は見えにくいが、 既存はこれまでの実績で継続性の見立てが それなりにできる 現行機能群 新機能 *1 DRY原則: Don't repeat yourselfの略。コードの重複を防ぐ考え方
  4. エリック・エヴァンスもそう言ってる 出典:エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計 エリック エヴァンス (著), 和智 右桂 (翻訳), 牧野 祐子

    (翻訳) 新しい要求が自然には適合しなかったり する場合には、やはりドメインモデルが 間違っているという認識が得られること がある。 (中略) より深くドメインを理解するように なった開発者は、モデルをもっとわか りやすくしたり、役立つようにしたり するための好機を見出すのだ。