Code for Japan Summit 2020
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活動に参加しやすくなる情報アクセシビリティのアプローチ〜全員参加のシビックテック活動を目指して〜
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挨拶と導入- Code for Nerimaについて- 発表内容と登壇者- 具体例から知るアクセシビリティ(青木 秀仁)- 聴覚障害者へのアクセシビリティサポート(渡邉 さやか)- 練馬区との協働(吉倉 英貴)
Code for Nerimaについて● テクノロジーを活用して地域課題に取り組む● テクノロジーを活用したユニバーサル社会への取り組み● オープンデータ利活用への取り組み
キーワード
発表内容と登壇者● 具体例から知るアクセシビリティ(青木 秀仁)● 聴覚障害者へのアクセシビリティサポート(渡邉 さやか)● 練馬区との協働(吉倉 英貴)
具体例から知るアクセシビリティCode for Nerima 代表理事 青木 秀仁
自己紹介青木秀仁(あおきひでひと)Code for Nerima 代表理事UDトークの開発者音声認識や自動翻訳を活用したアクセシビリティ
アクセシビリティガイドラインアプリ「UDトーク」を利用して、すべてのプログラムでリアルタイム字幕を提供します。その他、特別な配慮が必要な方はお申し出ください。(Code for Japan Summit 2020 ホームページより)
昨年のサミットのアクセシビリティ対応● セッションに多言語リアルタイム字幕を提供● 会場のバリアフリー設備の場所を確認● 案内板のカラーユニバーサルデザイン(色弱)対応● 言語通訳(外国語、手話)ボランティアの待機● 誰でも立ち寄れる総合案内所の設置
リアルタイム多言語字幕「UDトーク」● 発表内容をリアルタイムで文字化● 多言語への翻訳● 単語登録を行うことで認識精度向上● 誤認識を参加者で同時に編集● みんなで作る字幕と言うコンセプト
聴覚に課題がある方が参加しやすくなる● はっきりと明瞭に声をだして話す● 話す前に挙手をするなど意思表示をする● 複数人で話す場合は話がかぶらないようにする● 動画の再生中はかぶせて話さないように● アプリなどでリアルタイム字幕をを提供する● 筆談やチャットなどのツールを活用● 動画には字幕を付与する
視覚に課題がある方が参加しやすくなる● 話す前に名乗る● 先に資料を送っておく● 「こちら」「あちら」などの表現を避ける● 画像や動画には説明を付ける● コントラスト比を見やすいように配慮する● 大きめのフォントサイズにする● UDフォントを採用する
色覚に課題がある方が参加しやすくなる● 用意する資料、特にグラフなど色が重要なものはカラーユニバーサルデザインに配慮する● 「色のシミュレーター」などでチェックをする
どうやったら参加者と共有できるか相手に伝わるかを考える
アクセシビリティとは「能動的」に考えるアクションである
聴覚障害者へのアクセシビリティサポートCode for Nerima 渡邉 さやか
自己紹介 -About ME渡邉 さやか Sayaka Watanabe❖ Code for Nerima 5か月目、サミットデビュー!❖ 新潟県出身❖ 先天性両耳感音性難聴❖ Accessibility.
聴覚障害とは About Hearing Impairment聴覚障害とは? 音や声が聞こえない、あるいは聞こえにくい障害● 難聴の種類 - 感音性難聴 伝音性難聴 混合性難聴● 難聴の程度 - 軽度 中度 高度 重度 全ろう● 難聴になったタイミング - 生まれつき 乳幼児期 中途失聴● 補聴デバイスの違い - 補聴器 人工内耳 裸耳(未装用)
きこえに合わせたサポートの提供➢ 難聴 Hard of Hearing 残存聴力を活かして音声情報も利用する➢ ろう Deaf 手話や表情など視覚情報を活用する➢ 口話 Rip-Reading 聴力うんぬんではなく読唇術を使う
きこえに合わせたサポートの提供1.難聴者へのサポート / Support for Hard of Hearing最低限の音質保持 ・会場のマイクとスピーカー、オンラインイベント時の音声リアルタイム字幕の提供 ・音声情報と可能な限り同じタイミング、同じ情報量の字幕 ・欲しいのはあくまでも”耳の代わり”
きこえに合わせたサポートの提供2.ろう者へのサポート / Support for Deaf 手話通訳の用意 ・異なる言語の用意 ・質疑応答時もフォロー ・動画に字幕が含まれていてもその間の手話通訳も行う。手話通訳画面をつけて公開
きこえに合わせたサポートの提供3.口話者へのサポート / Support for use Rip-reading 発表者、司会者の映し方 ・司会者/発表者固定カメラは顔のズームアップで固定 対面サポート ・マスク問題
まとめ聴覚に障害のある方へのサポート / Support for Hearing Impaired person なるべく多くの伝達手段を用意する “聞こえない”に対するコミュニケーションサポート 、 “聞こえない”ことにストレスを感じさせない心理的配慮 コミュニケーションや意識の変容
練馬区との協働Code for Nerima 吉倉 英貴
自己紹介名前:吉倉 英貴(Yoshikura Hideki)福岡生まれ、大阪府枚方市育ち、東京都小平市を経て、練馬区へ。所属:Code for Nerima(2018年6月~)- エンジニアです(会社員+フリーランス)- 乗り鉄です。お気に入りは三陸鉄道、いすみ鉄道、予土線
練馬区とCode for Nerima● 練馬区成人の日のつどい● 練馬つながるフェスタ2020● つながるカレッジねりま ハイブリッド開催
練馬区成人の日のつどい約8%が外国人。参加比率は高め。
練馬区成人の日のつどい字幕修正のサポート。多くの伝達手段を提供。● 自分の耳で聞く● 手話を見る● 前方の幕に表示されている字幕を見る(日本語)● 前方の幕に表示されている字幕を見る(英語)● 手元のスマートフォンにアプリをダウンロードし、他の言語で見る(中国語・韓国語。。。)
練馬つながるフェスタ2020● 協働推進課主催● 練馬区で活動する地域団体のイベント● ブース出展・販売・ステージパフォーマンスなど● 1日で2500人が訪れる、練馬区の人気イベント
練馬つながるフェスタ2020事前に提供いただいた各団体の情報をデジタル化。(ここは紙から手入力)→QRコードで参照可に!
つながるカレッジねりま ハイブリッド開催● 協働推進課主催● 区民の学びやスキルアップ、地域の人脈づくり等を支援する取組● 練馬区役所・オンライン配信(Youtube)での開催● オンライン配信のサポートを実施
告知● 定例ミーティング(月に1回)次回は10月20日(火曜日)にZoomで開催。● 放送後記。定例ミーティングの翌週にYoutubeで配信。http://code4nerima.org/