Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

組織運営‗20250716_traP×DMM

 組織運営‗20250716_traP×DMM

Avatar for DMM.com_新卒採用

DMM.com_新卒採用

July 16, 2025
Tweet

Transcript

  1.  00 はじめに - このLTについて 💡 新卒2年目が学んだ、学生と仕事としての組織運営の違い ター ゲ ット

    リーダーシップ・マネジメント志向の学生 LT結論 ᶃ 工数感覚 と 手法 は完全にリセットすべき      ᶄ 学生時代 を 実験場 として使ってみる 学べること 学生と仕事としての組織運営の違い ※ 時間の都合上、詳細なマネジメント手法には触れません 🙏
  2.  00 はじめに - 自己紹介 鳥山英峻(Toriyama Hidetaka) 函館高専 → はこだて未来大学・大学院

    DMM TV iOSチーム所属 📍マネジメント・リード経験 🧑🎓:技術サークル、100人規模ハッカソン など 🏢:開発生産性、技術研修運営、Biz案件 など
  3.  🎯 新卒2年目が学んだ、学生と仕事としての組織運営の違い 01 POINT ஶ໊ͳਓͷੜ੒"*ʹ ର͢Δߟ͑ํ 01 学生時代の成功体験 02

    社会人時代の組織運営 03 差分理解 と 戦術構築 04 学生時代 からできる アクション
  4.  01 学生時代の成功体験 Case1. 学内アプリ開発 Q. な ぜ うまくいったか? ・権限:かっこいい先輩マネジメント(定性的)

    ・時間:夜みんなの家で酒を飲みながら徹夜 🍺 ・価値:「取り組んだ姿勢」が評価 🏆 ・モチベーション維持:タスクを最小限に分解
  5.  01 学生時代の成功体験 Case2. ハッカソン主催 Q. な ぜ うまくいったか? ・コミュ:周りを無理やり巻き込んで広報

    🎺 ・スキル:積み上げてきたファシリテーション力 ・価値: ポ スター、ス ポ ンサー、技術勉強会 📖 ・企画:行うこと自体がプラスの仕組み
  6. 特定ドメインに対しての知識差がありすぎる 全ての領域に「その道のプロ」が存在         + チームからの 信用と実績を出せる時間が短い  02 社会人時代の組織運営 1. 構造的な壁

    🎯 上流工程に参加できない問題 🎯 自分の上位互換がわんさかいる 重要な会議・企画段階には呼ばれない(悪いことではない)
  7.  02 社会人時代の組織運営 1. 構造的な壁 🎯 すでに大半の組織が成熟している まだ発展途上 → 補強点が山ほどある

    ポ ジションを取りやすい 優秀な組織は 回る仕組みが確立済み 「今までうまく行ってるのに変える必要があるの?」
  8.  02 社会人時代の組織運営 3. 評価基準のズレ 🎯 目的思考の評価基準   🧑🎓 教育機関は基本、学習プロセス自体が目的 🧑💼 出した結果・生み出した価値

    で評価 アウトプット:「何を達成したか」 インパクト:「売上・効率」 効率性:「どれ だ け最小工数で」 再現性:「仕組み / 属人性の排除」
  9.  03 差分理解 と 戦術構築 差分理解 ཁૉ ֶੜ࣌୅ ࣾձਓ 時間感覚

    かけられる時間を自由選択 複数プロジェクト / 家族時間で工数限界 評価基準 「良い学習機会か?」 「出した結果」「生み出した価値」 権限 リーダー = 自然と決定権 役職 ≠ 影響力 / 信用度合いの年功序列 失敗コスト 軽い(学習機会) 重い(時間・お金・信頼の損失) スタンス かっこいい先輩マネジメント 理論立てたカットマネジメント 組織の状態 発展途上(改善余地大) 既存の仕組みが洗練済み
  10.  03 差分理解 と 戦術構築 小さな信頼を積み重ねる ✅ 日々の チームイベント を上手く回す

    「あれ、なんかこの人ファシリの時早く終わるな」 ✅ 知識不足 ὎ 他リード案件で溢れたタスクを拾う 「要件定義漏れ・バグ修正」を積極的に拾って ドメインを理解する ✅ チーム開発フローのボトルネックを解消する ドキュメント整備 や 古い運用ルール に首を突っ込む
  11.  03 差分理解 と 戦術構築 新領域で勝負する ✅ 具体例 - チームに最新のAI技術を導入(←

    おすすめ!) - 開発生産性の可視化 / 古いスクラムイベントの再構築 ✅ 抵抗への対処法 - 味方を作る, 他チームの改善例を提示, 既存業務の邪魔にならないことを約束 既存領域:上位互換がわんさかいる 新規領域:誰も今までやってないこと
  12.  03 差分理解 と 戦術構築 結果が見える形にする 「体感早くなった感じします」 「◦◦ を ˚˚%

    改善しました」 ✅ 具体例 - PRサイクルタイム42%短縮 / - AI導入でPR件数が12%促進 - 研修理解度 → 6%向上 ✅ ポ イント - 定量的な効果測定方法を事前に設計, 小さく始めて失敗リスクを最小化
  13.  04 学生時代 からできる アクション 明日からできるアクション 実践例 ✅ 新メンバーの オンボーディング効率化 ✅ AIツール検証

    & メンバーへの統一ツール導入 ✅ チームプロダクト向け 環境構築スクリプト作成 💡「なんとなく」を見直す / 「誰もやってないこと」を見出す 🎯 明日から始める「最小工数 × 最大リターン」思考
  14.  04 学生時代 からできる アクション 明日からできるアクション 正確な工数見積もり精度を高める   → 仕組み作りには 見積もりを立てる

    / 予測と結果を比較する     無限工数は🙅 数字で出せる仕組みづくり   → 成果をどうにかして可視化できないか を考える 🎯 明日から始める「最小工数 × 最大リターン」思考
  15.  🎯 LT結論 ᶃ 工数感覚と手法は完全にリセットすべき | ᶄ 学生時代を実験場として使ってみる 📊 4つの決定的な違い

    構造的な壁 | 工数感覚のズレ | 評価基準のズレ | マネジメント手法のズレ 🚀 今日から始められること 「最小工数×最大リターン」思考 💡 新卒2年目が学んだ、学生と仕事としての組織運営の違い