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2024新卒技術研修_チームビルディング

 2024新卒技術研修_チームビルディング

DMM.comの24新卒エンジニア技術研修_チームビルディングの資料です。

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September 10, 2024
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  1. © DMM 内藤 聡(ないとう さとし) 所属: 合同会社DMM.com 開発統括本部 データ基盤開発部 CDPグループ

    アクティベーションチーム チームリーダー 兼 VPoE室 VPoEグループ 経歴: • 2019年中途入社 • スクラムマスターやアジャイルコーチとして 様々なチームへのチームビルディング支援や アジャイルチーム化支援を実施中 • Certified ScrumMaster®️ • Google Analytics Certification #times_naito-satoshi 講師紹介 2
  2. © DMM 佐藤 啓樹(さとう けいじ ゅ) 所属: 合同会社DMM.com プラットフォーム開発本部 第一開発部

    ポイントクラブグループ 経歴: • 2021年新卒入社 • サーバサイドをメインにデザインやUXライ ティングとの橋渡しもやっているデザインエ ンジニア フォロワー紹介 3
  3. © DMM 話すこと 1. チームとは? 2. なぜチームが必要なのか? 3. チームに必要な要素 4.

    チームの方向づけ 5. チームの成長過程 6. 研修のふりかえりとまとめ 7
  4. © DMM 「チーム」とは何か 13 Google re:work 「効果的なチームとは何か」を知る https://rework.withgoogle.com/jp/guides/understanding-team-effectiveness/#define-team ワークグループ チーム

    最小限 相互に強く依存 相互の依存性 組織または管理上の階層関係に 基づく 特定のプロジェクトを遂行する ために、作業内容を計画し、問 題を解決し、意思決定を下し、 進捗状況を確認する 成り立ち 情報交換のために定期的に集ま る場合がある 作業を行うために互いを必要と する 行動
  5. © DMM 心理的安全性 みんなが気兼ねなく意見を述べることができ 自分らしくいられる文化 24 恐れのない組織 (Amy C. Edmondson著

    英治出版) 恥ずかしさや 仕返しへの不安なしに 懸念や間違いを 話すことができる 考えを率直に述べても 恥をかいたり 無視や非難もされないと 確信できる わからないことがあれば 質問できると 承知している 同僚を信頼し 尊敬している 「みんなが嫌な気持ちにならないように気を使い合う」ではない
  6. © DMM ”あらゆる人間関係の衝突は、 謙虚・尊敬・信頼の欠如によるものだ” • Humility 謙虚 • Respect 尊敬

    • Trust 信頼 HRT 25 Team Geek (Brian W. Fitzpatrick著 オライリー・ジャパン) 心理的安全性の実現に必要
  7. © DMM 多様性 ”集合知を得るには、賢い個人が必要だ。 それと「同時に」多様性も欠かせない。 そうでなければ同じ盲点を共有することになる。” 26 多様性の科学 (Matthew Syed著

    ディスカヴァー) 多様性は複雑系への対応、危機管理、イノベーションの文脈で必要 (公平さ、バランス、差別回避ではない)
  8. © DMM 自己組織化 ”ボトムアップ型の創発的な特性” ”伝統的なトップダウン型のコマンドアンドコントロールマネジメント を利用する外部からの圧力はない” 27 エッセンシャル スクラム (Kenneth

    S. Rubin 著 翔泳社) 自分たちのことを自分たちで考え, 判断し, 行動し, 評価できる能力と裁量, 当事者意識を持ち、一つの目的に向かえている状態
  9. © DMM • 前章: チームの土台 • 心理的安全性 • 相互信頼 •

    本章: チームの方向づけとミッション • 構造と明確さ • 仕事の意味 • インパクト 再掲:チームに必要な要素とは 32 Google re:work 効果的なチームに固有の力学を突き止める https://rework.withgoogle.com/jp/guides/understanding-team-effectiveness/#identify-dynamics-of-effective-teams
  10. © DMM ゴールデン・サークル = 共感・同意を得るための順序 我々はなぜここにいるか (WHY) どうやって提供するか (HOW) どんな価値を提供するか

    (WHAT) チームの方向づけ:ミッション 34 第一回『WHYから始めよう』著者 サイモン・シネック氏に聞く、 パーパスがもたらす個人の活躍と組織の活性化 https://www.smo-inc.com/blog/learnings/593 WHAT HOW WHY 仕事の意味、インパクト(ミッション)を共有するために WHY(=第一ボタン)をすり合わせる
  11. © DMM ミッション整理ツール① インセプションデッキ(紹介のみ) • 10の手ごわい質問と課題で構成 • このチーム・プロダクトが何者なの かを定義し、抽出した共通理解を関 係者に共有しやすくしたもの

    チームの方向づけ:ミッション 35 Your mind is the scene of development https://www.slideshare.net/papanda/your-mind-is-the-scene-of-development?ref=http://papanda.hatenablog.com/entry/2012/10/28/152451
  12. © DMM ここまでのまとめ 39 ミッション 複雑系 不確実性 チーム 多様性 心理的安全性

    自己組織化 HRT (当事者意識) (期待・権限委譲) 自己開示 共感と対話 チームの土台をしっかり作ることで ミッションに向き合い、課題に取り組めるようになる
  13. © DMM チームも時間とともに変化・成長していく 人が集まるがまだ独立 しておりコミュニケー ションが少ない 意見を言うようになる が、一方で自分と違う 意見に抵抗を示すよう になる

    チームの成長過程 - タックマンモデル - 41 人を集めたからといってすぐ機能するわけじゃないという話 https://www.ryuzee.com/contents/blog/7066 形成期 混乱期 統一期 機能期 解散期 一緒に活動し、異なる 意見を受け入れる。目 的や期待値などが一致 する よく機能するチームと なる。チームには一体 感がある。自立性が高 い 目的を果たし、チーム が解散する時期 安定して機能するチームを作るには時間がかかる
  14. © DMM チームの成長過程 - タックマンモデル - 42 知的コンバットできていますか? https://tune.hatenadiary.jp/entry/2021/12/25/225315 意見を言うようになる

    が、一方で自分と違う 意見に抵抗を示すよう になる 混乱期 統一期 一緒に活動し、異なる 意見を受け入れる。目 的や期待値などが一致 する 混乱期は回避せず 必ず「乗り越える」 適切に衝突し、議論し、 相互理解を深めるため、 共感と対話を徹底的に 繰り返す 問題と人格を切り離して議 論する → X あなた vs 私 → O 問題 vs 私たち 特に大事なのが混乱期の乗り越え方 共感と対話を徹底的に繰り返す →「知的コンバット」 人が集まるがまだ独立 しておりコミュニケー ションが少ない 形成期 機能期 解散期 よく機能するチームと なる。チームには一体 感がある。自立性が高 い 目的を果たし、チーム が解散する時期
  15. © DMM 再掲:この研修のゴール • 「チームとは何か」「なぜチームが必要か」が分かり、 • 自分の言葉で説明できる → メンバー同士強く相互依存しながら特定の目的達成のために自己組織化された多様性 ある集団。複雑で不確実性の高いビジネス環境ではチーム活動が不可欠。

    • チームに必要な要素が分かる → 心理的安全性・HRT・共感と対話・自己組織化・多様性とミッション・WHY • 自分たちがなりたいチーム・目指す姿を言語化し、 そこに向かってこの先やるべきことは何か、考え始められる → 今後の研修を進めていく中で、ぜひチームで議論継続してください 45
  16. © DMM ここまでをふりかえって 研修開始前と比べて • 遠慮することなく自分の意見を述べ • 固執することなく相手の意見を聴き • 様々な意見や相手の状況を尊重し

    • メンバー相互の考え方や個性といった特徴への理解が深まり • ”チーム”としての可能性をより感じられるようになった …でしょうか? 46 恐れのない組織 (Amy C. Edmondson)