プロダクトのことは何でもNotebookLMに聞こう / NotebookLM for on boarding

Transcript

1. プロダクトのことは何でも NotebookLMに聞こう 「プロダクトのこと何でも答える君」をNotebookLMで作る 2025年6⽉19⽇ 株式会社ログラス 三⽥英⼀ 1
2. 自己紹介 三田英一 @eichisanden 株式会社ログラス プロダクト開発部 エンジニア 1社目: SESにてサーバ管理・システム運用を担当 2社目: 独立系Sierにて大規模開発のリーダーを経験 3社目: BtoB Saas企業にて数千社顧客サービスにおける要件定義〜運用保守を経験 　　　　　テックリードとして2つの新規サービスを立ち上げ GitHub Copilotの導入を推進 4社目 (2024/05〜): 　　　　　現在、ログラス人員計画のエンジニアとして従事 最近はCursorやClaude Codeを試行錯誤中 じこ 2
3. 3 本⽇はNotebookLMの活⽤事例の話をします
4. 新しいメンバーのオンボーディング⽀援 プロダクトの全体像や詳細な仕様を効率的に伝えられる⼿段が欲しかった 既存メンバーの理解向上と知識の整理 複雑なプロダクト仕様を体系的に把握し、知識を補完したい 迅速で正確な情報アクセス プロダクトに関する質問に素早く、正確に回答できる仕組みが欲しい 背景‧⽬的 4
5. Google Workspaceで使える 社内の誰でも使え、エンジニア以外への展開もやりやすい アップロードした情報だけを使⽤ 必要な情報に限定した回答が得られ、インターネット上の情報からハルシネーションが⼊り込まない 参照元が表⽰される 回答の根拠が明確で、情報の正確性と信頼性が確保できる NotebookLMを選んだ理由 5
6. 設定項⽬は多くないが、会話スタイルや回答の⻑さは選択できるので⽤途に合わせて調整すると良い 設定項⽬ 6
7. ソースコード ファイル数の制限を回避するため、repomixでファイルをまとめた repomix-output.ymlが出⼒される。これをNotebookLMにアップロード NotebookLMに登録した内容 7 $ repomix --include src/pages/,src/main/kotlin,package.json This file is a merged representation of a subset of the codebase, containing specifically included files, combined into a single document by Repomix. <file_summary> This section contains a summary of this file. <directory_structure> ディレクトリ構造 <files> ファイルの内容
8. openapi.yaml APIの定義情報、エンドポイント、パラメータ、レスポンス使⽤の確認に使⽤ データベース定義 データベースのスキーマ定義をpg_dump —schema-onlyで出⼒。テーブル定義やリレーションの把握に活⽤ スクリーンショットと付加情報 UI/UXの理解と設計意図の把握に活⽤ NotebookLMに登録した内容 8
9. 機能概要‧⾳声概要の⾃動⽣成 プロダクトの主要機能を簡潔に説明させる エンドポイント検索‧ソースコード特定 「xxx処理のエンドポイントはどこ？」といった質問でソースコードを特定 図表作成（ER図‧ドメインモデル図） mermaid記法でデータ構造や関係を図式化し、理解を促進する 主な活⽤⽅法 9
10. 理解度チェック⽤のクイズ作成 プロダクトの理解度を測るための質問を⾃動⽣成してもらう エラーチェックの内容の整理 プロダクのエラーハンドリングやバリデーションロジックを体系的に整理 主な活⽤⽅法 10
11. API未提供のため⾃動化が困難 ドキュメントの更新や連携を⾃動化したくても、現時点ではAPI提供がない 待っていれば提供されそうです MCPが利⽤不可 現状ではNotebookLMに直接アップロードするか、Google Docs/Slidesに登録する必要がある 今後に期待したいこと 11
12. ファイルサイズの制限 ⼤きなソースファイルをアップロードしたらエラーになった エラー原因が分かるメッセージは表⽰されなかったがファイルサイズが⼤きいとエラーになる傾向 今後に期待したいこと 12
13. 使える⼿応えを感じている プロダクト理解‧オンボーディング効率向上に安⼼して利⽤できる仕組みとして活⽤できそう 職種を超えた活⽤ コードを読まないと分からないようなエンジニア以外が把握することが難しい細かい仕様を伝えることができると期待 ⼿始めにPdMやデザイナーにも共有する エンジニアだったらCursorやClaude Codeで事⾜りることが多いので、これが⼀番やりたいことかもしれない まとめ‧今後の展望 13