Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

20260217-tsukuba-lt.pdf

 20260217-tsukuba-lt.pdf

Avatar for Fumiya Nishikata

Fumiya Nishikata

April 16, 2026

More Decks by Fumiya Nishikata

Other Decks in Programming

Transcript

  1. 西片 文哉 経歴 2025年3月 東京外国語大学 国際社会学部 ベトナム語専攻 卒業 2025年4月 TOKIUM入社 2025年7月〜 エンジニアとして働く ひとこと

    今度、1人の友人と3回目の卒業旅行に行きます 1回目: 友人の学部卒 2回目: 私の学部卒 3回目: 友人の修士卒 自己紹介 2
  2. 期待 GitHub Copilot、Claude Code、Cursor… AIコーディングツールが続々登場 「プロンプトさえ磨けば、良いコードが出 てくる」 とにかくAIに丸投げして、速く開発した い! 現実

    動くが、修正するたびに別の場所が壊れる 1つのメソッドに全部詰め込まれた50行超の コード 責務の境界が曖昧で、どこを直せばいいか わからない AIコーディング、こんな期待してませんか? プロンプトの問題ではなく、AIに渡す前の「考え」が足りていない “ 5
  3. 1 完成像は? UXフローを再生する 投稿画面を開く 写真を添付 星で評価を選ぶ 投稿 → 完了表示 コメントを入力

    一覧に表示 / エラー表示 ▼ 2 データ・処理は? 必要な要素を列挙する 星の評価を受け取る 評価が1〜5か確認 コメントを受け取る コメント空でないか確認 画像を受け取り保存 画像形式を確認 DBに保存 レスポンスを返却 ▼ 3 関心事に分類 要素をグループ化する 入力値チェック 評価、コメント 画像の取り扱い 検証、保存 レビュー保存 DB書込、レスポンス Step 1: 自分で逆算する — 「レビュー投稿」でやってみると 7
  4. 持っていくもの 完成像(ユーザー操作フロー) データ・処理の一覧 関心事の分類 不安な部分を明示 設計の選択肢 レビューの観点 分解の粒度は適切か 考慮漏れはないか もっと分けられないか

    ドメイン知識の補完 類似実装との比較 得られるもの 見落としの発見 経験者の視点で考慮漏れやエッジケースを指摘してもらえる 粒度の改善 分割が大きすぎ・小さすぎないか具体的な助言がもらえる 方針の確信 「この方向で進めてOK」という裏付けが得られ安心して着手で きる 手戻りの最小化 設計段階で問題を潰し実装後の大幅な作り直しを防げる 認識の統一 レビュアーとの共通理解が生まれ後のPRレビューもスムーズにな る Step 2: 先輩にレビューを依頼する 8
  5. 自分の分解(3グループ) 1 入力値チェック 評価の範囲、コメント空チェック 2 画像の取り扱い 形式・サイズ検証、保存 3 レビュー保存 DBへの書き込み、完了レスポンス

    レビュー後(5グループ) 1 入力値バリデーション 評価の範囲、コメント空チェック 2 画像バリデーション 形式・サイズの検証 3 画像アップロード(非同期) ストレージへの保存 4 レビュー保存 DBへの書き込み 5 完了レスポンス 投稿完了の表示 具体例:先輩に見せてみると 「画像の バリデーション と アップロード は別の関心事。アップロードは非同期にすべきだから分けよう」 9
  6. 「レビュー投稿機能を作って」 機能まるごと丸投げ ↓ 関心事ごと にタスク化 1 入力値バリデーシ ョン 「評価・コメントの 検証を実装して」

    2 画像バリデーショ ン 「画像の形式・サイ ズ検証を実装して」 3 画像アップロード 「非同期の画像保存 を実装して」 4 レビュー保存 「DBへの書き込み を実装して」 5 完了レスポンス 「投稿完了の表示を 実装して」 💡 タスクを切るとAIの頭のコンテキストが絞られ、適切な責務分離 が自然と実現される → create action 50 行超 → 約15行 Step 3: 小分けにしてAIに渡す 10