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20221115-jaws-tohoku-in-akita

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November 15, 2022

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Title : ウェザーニューズのオンプレミスからクラウドへの移行と
移行から2年で私たちはどう変わったか?

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Genki Suzuki

November 15, 2022

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Transcript

  1. 自己紹介 ・名前 鈴木元気 ・出身 宮城県仙台市 ・所属 株式会社ウェザーニューズ 航空気象事業部 開発チーム(入社4年目) ▷

    運航事業者様/航空会社様向けのシステム開発を担当しています。 ・ひとこと 空(星空)好きが高じて、天文学を研究し、気象会社に入り、 航空気象のシステムをクラウド(AWS)を使い開発しています。 ・好きなAWSサービス  Lambda、 EventBridge、 CloudFormation © 2022, Weathernews Inc.
  2. 道路気象、鉄道気象、輸 送気象、施設気象、防災 気象、建設気象、イベント 気象、 保険気象、 通信気象、 工場気象 他 エネルギー気象、流通気象、 農業気象、 ダム気象

    スポーツ祭典気象、 サッカー気象、 野球気象、 モータースポーツ気象 他 放送気象 スマホアプリ、 インターネットコンテンツ、減 災、健康気象、星空気象、植物 気象、トラベル気象 他 航空気象  航海気象、石油気象、海上気象、  水産気象、物流気象 8つの事業部 (セグメント) 海運 Mobile/ Internet 放送 スポーツ Climate Tech 環境 陸上 航空 ウェザーニューズの事業
  3. 海運 Mobile/ Internet 放送 スポーツ 環境 陸上 航空 Climate Tech

    世界 50カ国 2500社 45市場 サービス展開国数 顧客数 扱う市場 9,800 / 20,000隻 サービス提供船 / 世界の外航船 3000万DL スマホアプリ 「ウェザーニュース」DL数 1,600枚 放送局への一日の 気象原稿提供数 10競技以上 2020年の東京国際大会で支 援する日本代表チーム数 3,800エリア 世界のエネルギー消費量 データ取得エリア数 57,000店,100% サービス提供コンビニ店舗 数、国内シェア 10,000ヶ所 日本の鉄道・ 道路上の観測地点数 13,000便 一日のサポート フライト数 © 2022, Weathernews Inc. ウェザーニューズの事業
  4. © 2022, Weathernews Inc. クラウドを用いるメリット(移行前に期待していたこと) ・リソースの自由なスケーリング 地震や台風などの気象 /地象現象が発生すると、アクセス数が晴天 /非災害時に比べて数十〜数百倍に増加 する。オンプレミスではこのピーク時の負荷を想定し、余剰リソースを抱えての運用を行ってきた。

    クラウドを用いることで、急激なアクセス数の増加に対しても追従することができ、余剰リソースを無くし、同時 にリソース不足によるビジネス機会損失も防ぐことを期待。 ・物理サーバー/ネットワークの管理からの解放 AWSのサービスを利用することで、サーバー運用にかける人(コスト)を新しい価値創造に回せるようになるこ とを期待。 ・システム(アプリケーション)のグローバル化 これまでは、グローバル向けのシステムを構築する際に、各海外拠点へサーバーと運用チームを設置する必 要があった。AWS上の複数のリージョンを利用したり、グローバルな AWSのサービスを用いることで、開発者は 日本にいながらグローバルなシステムを作ることができるようになることを期待。
  5. © 2022, Weathernews Inc. 2012 2019 2020 2022 ・・・ AWSの利用開始

    ・はじめは、グローバルの天気アプリ  のサーバーとして利用開始。初めて  利用したサービスは us-east-1に構築  したEC2インスタンス。 オンプレからクラウドへの転換点 ・中期経営計画にてAWSを中心とした  開発に移行する方針が発表された。 ・CCoE(クラウド活用推進組織)が  発足。 AWSを用いた開発が標準化 ・AWSのサポートのもと、AWS利用  標準ガイドラインを作成。 ・インフラチーム管理のもとマルチ  アカウント方式での運用がスター  ト。 AWSが当たり前の開発へ ・現在、すべての事業部にて  AWSを用いた開発が主流と  なり、新規開発のすべては  AWS上で構築されている。 ・・・ AWS移行の流れ 社内の意識改革 ・IT部門向けのパブリッククラ  ウドの勉強会や相談会などを  定期的に行い、意識改革に取  り込む。
  6. Observation Numerical model for weather forecasting Business data Transform Data

    WareHouse System Application Data Providing Risk Communication Designed by Freepik and distributed by Flaticon © 2022, Weathernews Inc. Input Data Data Processing and Storage Contents ウェザーニューズでは、約 2万5千種類のデータを気 象機関等から取得・社内配信され、各システムで受 信し、コンテンツ化をしている。 AWS移行ではオンプレミスの社内配信システムと AWS環境をどの様に接続するかが課題となってい た。 AWS移行の課題1:独自のデータ配信システムのAWS化
  7. © 2022, Weathernews Inc. AWS移行の課題2:多様な事業部でのAWSアカウントの管理・運用 気象予報 センター 研究開発 (R&D) 基盤IT

    インフラ - 8つの事業部、気象予報センター、研究開発 (R&D)、基盤ITインフラなど、多種多様な事業部それぞれに開発 チームとアプリケーション /システムが存在している。 - そのため、AWSアカウントと事業部等の多数の組織をどのように管理・運用するかが問題となっていた。
  8. © 2022, Weathernews Inc. ブレイクスルー1:Transit Gateway & Direct Connect Direct

    Connect Gateway 2017年にDirect Connect Gatewayが発表され、 オンプレミスとVPC間において複数リージョンへの 閉域接続が可能となった。 Transit Gateway 2018年には、Transit Gatewayの発表により、 VPC-VPC間の接続が簡単に構築・管理できるよう になった。 これらのサービスの登場により、オンプレミス -VPC間、 VPC-VPC間の接続と管理がしやすくなり、オンプレの社内 配信システムと複数リージョンの VPCとでデータのやり 取りが可能となった。 引用 “共有型”AWS DirectConnectでも使えるAWS Transit Gateway https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/aws-transit-gateway-with-shared-directconnect/
  9. © 2022, Weathernews Inc. ブレイクスルー2:AWS Single Sign-On (現 IAM Identity

    Center) IAMユーザー/Roleスイッチ - アカウントごとのIAMユーザーやRoleスイッチの方法 では、開発者自身または管理者が複数のアカウント 情報を管理する必要があり運用負荷が高い。 - (IAMユーザーの方法、)複数のアカウントを俯瞰し たユーザーの把握・管理が行えない。 AWS Single Sign-On(現 AWS IAM Identity Center) - 複数のアカウントに跨がるユーザーを一元的に管理 することができる。
  10. © 2022, Weathernews Inc. マルチアカウントに向け整理・構築したこと ・AWSの利用向けたルール作りなど - ガバナンス(次スライドで紹介) - 運用ガイドライン

    - 設計ガイド etc. ・マルチアカウントの構成、管理 - インフラチーム用のアカウント - 利用者のアカウント - 利用する管理者と利用者の役割を 定義しAWS SSOでの権限セットを定義 - 命名規則(意外に重要) ・ネットワーク - ネットワーク構成(後ほど紹介) - CIDRの採番・管理のルール ・運用、管理用のCDKの作成など AWS プロフェッショナルサービス を利用し作成 = コンサルティングサービス
  11. © 2022, Weathernews Inc. マルチアカウントのガバナンス - 最低限守るべきセキュリティ制約(ガードレール)を特定のルールや設計方針で定めた上で、権限を開発者に 移譲している。(=「バランス型」) - 利用する各事業部は、新たな

    AWSのサービス/プロダクトを試すことができる自由度(権限)を持ち、開発をす ることができる。 ウェザーニューズ「 AWSインフラ設計ガイドライン 1章 AWS標準設計ガイド」より引用
  12. © 2022, Weathernews Inc. 航空気象事業部のAWS化の流れ(一部) - 初めは小さい開発案件から AWSを利用し、次 第に利用するAWSサービスを増やし、大きな 開発案件へ適用していった。

    - 積極的にマネージドサービスを利用 ▫マネージドサービスを利用することで  システムのマイクロサービス化・冗長  化・最適化など嬉しいことが満載 - コンソールでの作成から CloudFormation / Serverless Application Model による作成に開 発方針をアップデート 半年〜1年 (航空)気象データAPI (2021) 最初のプロダクト (2020)
  13. © 2022, Weathernews Inc. 移行から2年での変化 ・リソースの自由なスケーリング ・物理サーバー/ネットワークの管理からの解放 ・システム(アプリケーション)のグローバル化 + ・開発速度の向上

    - 社内標準環境、IaC化、マイクロサービス化など複数の要因により、開発スピードが劇的に向上 ・“モノリシック”から“マイクロサービス”なシステム - 移行により、既存のモノリシックなシステムから、マネージドサービスを 中心としたマイクロサービスなシステムに進化 ・IaC(Infrastructure as Code)によるシステムの横展開 - チーム、事業部の枠を超えて IaC化されたシステムが展開 ・(高)可用性のあるシステム - 複数AZを用いた構成から、複数リージョンを用いた高可用性のシステムまで、 簡単に構築できるようになった。 ・開発のBizDevOps化、アジャイル化 移行前の期待通り💡
  14. © 2022, Weathernews Inc. 参考資料 - ウェザーニューズのクラウド移行から学ぶ「成功と失敗の分岐点」 - 「あらら、なんか上限に引っ掛かっちゃった」とならないために ウェザーニューズが

    AWSでマルチアカウント運 用開始するまでの道のり - ログミーTech - 「ガバナンス」「命名規則」「運用ルール」を事前に決めておく ウェザーニューズは AWSマルチアカウントをどの ように運用したか - ログミーTech