Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

専用機がなくても大丈夫!既存環境で始めるAzure Local ~2604対応版~

Sponsored · Your Podcast. Everywhere. Effortlessly. Share. Educate. Inspire. Entertain. You do you. We'll handle the rest.

専用機がなくても大丈夫!既存環境で始めるAzure Local ~2604対応版~

HCCJP第73回勉強会資料

Other Decks in Technology

Transcript

  1. 自己紹介 ご と う さ と し 後藤 諭史 株式会社ネットワールド

    ソリューションアーキテクト Microsoft MVP for Cloud and Datacenter Management(2012-2026) Microsoft MVP for Microsoft Azure(2024-2026)
  2. アジェンダ • お手軽検証環境のススメ • お手軽検証環境構築のツボ ✓ 展開可能な仮想環境 ✓ Nested Hyper-VでのAzure

    Local展開のポイント ✓ Nested Hyper-V応用編:Azure仮想マシンでの展開 ✓ Nested ESXiでのAzure Local展開のポイント • まとめ • 最後にちょっと宣伝
  3. Nested環境で、できること/できないこと 【できること】 • 実際のデプロイ作業を体感できる • Azureポータルを使用して、Azure Localを操作することができる • Azure LocalとAzureサービスの連携を確認することができる

    • AVD on Azure Localも展開可能なので、できることは多い • インターネット関連ネットワーク/プロキシの動作確認が可能(地味に大きい) • 仮想環境のリソースが許す限り、多環境/多ノード展開が可能 【できないこと】 • ハードウェアまわりの検証 → RDMAとかGPU-Pとか…… • 性能評価
  4. 展開可能な仮想環境(独断と偏見) • Nested Hyper-V(おすすめ) • 公式も認める展開手法 • Windows Server Hyper-VがあればOK。Windows11でも問題ないとのこと(未検証)

    • ただし、それなりのハードウェアが必要(ストレージは速度も重要) • Nested Hyper-V on Azure • Nested Hyper-Vの応用編 • H/Wが必要ないのでお手軽。ただしすべてのリソースをNestedにしないといけないので、 それなりのサイズの仮想マシンが必要 • Nested ESXi • 非公式/非サポート環境。チャレンジャーの領域 • vCenter Server必須(vTPMが必要なため) • 展開スクリプトも修正が必要なため、おすすめはできません(都度、展開確認が必要)
  5. Nested構成のポイント(全環境共通) • Azure Local VMの格納先は、できるだけ高速なストレージを使用 • 最低でもコンシューマーNVMe。 SATA SSDだとIO速度が足りない。その場合はRAID 0などでIOを稼ぐ方向で

    • 1VMに対して1物理ディスクが望ましいが、ストレージのIOPS次第で共存可能 • CPUはオーバーサブスクリプションを控えめに • 1VMに1物理CPU割り当てが理想(2node構成の場合は2CPU機を使用、とか) • 簡単な検証であれば、1CPU機でも問題なし • Azure Local以外の仮想マシンを外だしにすることも検討(Azure VM展開以外) • 仮想化ホストの電源プラン(パフォーマンス設定)に注意 • メモリはオーバーコミット不可なので、それなりに積む • 1Azure Local VMあたり最低でも32GBは確保 • 仮想化基盤のオーバーヘッドも忘れずに
  6. Nested構成のポイント(全環境共通) • Azure Stack HCI OS上のネットワークアダプタ名を全ノードで揃える • ネットワーク設定をNetwork ATCで行うため、識別子としてのアダプタ名を共通化する •

    接続するネットワークを意識してアダプタ名を設定(構成例を参照) • Azure Local VMに接続したvNICで、MACアドレススプーフィング設定を実施 • 単一のvNICにおいて、複数のMACアドレスによる通信が必要なため • Azure Local VMではVLAN通信が必須なため、VLANトランク設定が必要 • ストレージ用ネットワークでは必須(VLAN711-718) • 管理用とワークロード用のネットワークを分離する場合は、構成次第でVLANトランクが必要 • 構成次第では物理スイッチ側も必要になるので、注意 • Azure Local VMで「時刻の同期」統合サービスをOFFに設定
  7. Nested Hyper-V環境の構成例 Hyper-V Host NIC AzHost02 AzHost01 ADDS WAC Cluster

    vSwitch (プライベートスイッチ) Boot Disk Boot Disk 記憶域スペースダイレクト Data Disk Data Disk Data Disk Data Disk Data Disk Data Disk Data Disk Data Disk Boot Disk Boot Disk 192.168.1.4 192.168.1.5 192.168.1.12 192.168.1.11 SCSI0 SCSI1 SCSI0 SCSI1 vTPM vTPM DVD DVD External vSwitch (外部スイッチ) VLAN 0,711-718 VLAN 0,711-718 VLAN 0, コンピュート用VLAN VLAN 0, コンピュート用VLAN SET
  8. Nested Hyper-V構成のポイント • できるだけ高速なストレージを用意する(再掲) • ネットワーク構成は「管理+コンピュート」と「ストレージ」の2面構成が安定 • NetworkATCやSETの検証も可能 • ワークロードVMでVLANを利用する場合は、

    Azure Local VMのvNICでトランク設定が 必要 • ストレージネットワークをカスタマイズ して、RDMAをdisableにする • ジャンボフレームも有効化するとよいかも
  9. Nested Hyper-V on Azure環境の構成例 Hyper-V Host NIC AzHost02 AzHost01 ADDS

    WAC Cluster vSwitch (プライベートスイッチ) Boot Disk Boot Disk 記憶域スペースダイレクト Data Disk Data Disk Data Disk Data Disk Data Disk Data Disk Data Disk Data Disk Boot Disk Boot Disk 192.168.1.4 192.168.1.5 192.168.1.12 192.168.1.11 SCSI0 SCSI1 SCSI0 SCSI1 vTPM vTPM DVD DVD NAT vSwitch (内部スイッチ) VLAN 0,711-718 VLAN 0,711-718 vNIC NAT 192.168.1.1 SET
  10. Azure Local #1 Nested Hyper-V on Azure環境のDisk構成例 Azure 仮想マシン Standard_D32s_v4

    Boot Disk Data Disk Data Disk Data Disk Data Disk Premium (Boot用) Premium SSD 127GB (Dドライブ) Premium SSD 512GB (Eドライブ) Premium SSD 512GB (Fドライブ) ADDS Boot Disk WAC Boot Disk Azure Local #2 Boot Disk Data Disk Data Disk Data Disk Data Disk
  11. Nested Hyper-V on Azure環境の構築手順(1) ①【Azure上での作業】 1.リソースプロバイダー登録、ユーザー作成等 2.仮想ネットワーク作成 (要インターネット接続・NAT GW等も準備) 3.仮想マシン作成

    4.リモートデスクトップ接続環境構築 (Bastion or RDP with NSG、S2S VPN) 5.Premium Disk追加 (仮想マシン用のDisk 3本) ②【仮想マシン上での作業】 1.Hyper-V導入 2.仮想スイッチ作成/NAT設定実施 3.必要ISOイメージダウンロード 4.Windows Firewall設定 5.ADDS/WAC仮想マシン作成 6.(ADDS VM)ADDS導入 7.(WAC VM)WAC導入 8.(ADDS VM)Azure Localデプロイ用アカウント作成 9.Azure Local用仮想マシン作成 10.Nested Hyper-V設定/Trunk設定 11.(Azure Local VM)Azure Arc接続作業
  12. Nested Hyper-V on Azure構成のポイント • 仮想マシンのサイズはStandard_D32s_v4あたりを使用 • 48GBのAzure Localノード含め、同一Hyper-Vホスト上にすべての仮想マシンを展開可能 •

    ストレージはAzure LocalノードごとにPremium SSDを使用したほうが無難 • まとめてしまうと、意外とIOが出なくて動作がもっさりしすぎる感じがする • 内部スイッチでNATの設定を行うことで、インターネットとの疎通が可能 • Hyper-VホストのWindows Firewallで、ICMP v4の受信を許可 • 忘れると、Azure Localデプロイの事前チェックでGatewayへの疎通確認でエラーが発生 # インターフェースのIP設定 Get-NetAdapter “vEthernet (NAT vSwitch)"| New-NetIPAddress -IPAddress 192.168.1.1 -AddressFamily IPv4 -PrefixLength 24 # NAT設定 New-NetNat -Name HostNAT -InternalIPInterfaceAddressPrefix "192.168.1.0/24"
  13. Nested ESXi環境の構成例 Hyper-V Host NIC AzHost02 AzHost01 ADDS WAC Cluster

    vSwitch Boot Disk Boot Disk 記憶域スペースダイレクト Data Disk Data Disk Data Disk Data Disk Data Disk Data Disk Data Disk Data Disk Boot Disk Boot Disk 192.168.1.4 192.168.1.5 192.168.1.12 192.168.1.11 SCSI0 SCSI1 SCSI0 SCSI1 vTPM vTPM DVD DVD External vSwitch Cluster Port VM Port VLAN4095設定 VLAN4095設定 vCenter Boot Disk 192.168.1.1 SET
  14. Nested ESXi構成のポイント • TPM必須のため、vCenter ServerでvTPMを有効化 • 仮想スイッチはVLANフルトランク(VLAN4095)設定 • 仮想NICはVMXNET3を選択 •

    VMware Toolsが必須なため、Azure Stack HCI OSに導入実施 • OS導入後、ネットワークアダプタの詳細設定を変更する必要あり(後述) • ハードウェアチェックでECCメモリ判定でエラーが発生するので、発生後スク リプトを修正して再実行する必要がある(後述) • その他、細かいところはネットワールドらぼ(技術Blog)の記事を参照の事 VMware ESXi環境でAzure Localを展開してみた https://blogs.networld.co.jp/entry/2025/05/22/085451
  15. そのほか…… • プロキシ環境もNested構成で検証可能です。 設定等々の詳細は公式ドキュメントもしくはこちらのコミュニティー勉強会の資 料をご確認ください • Azure Arcゲートウェイ構成も検証可能です。 設定等々の詳細は公式ドキュメントもしくはネットワールドらぼ(技術Blog)の 記事をご確認ください

    Azure Stack HCI のプロキシ事情 23H2対応版 https://www.docswell.com/s/wind06106/K6VEM8-AzStackHCIProxy23H2 Azure Localのインターネット疎通要件の管理工数を削減する 「Azure Arcゲートウェイ(プレビュー)」とは https://blogs.networld.co.jp/entry/2025/07/28/101703
  16. まとめ • 機能検証ならNested構成でも問題ない(かも) • Nested構成は公式も認める展開手法 • エンジニアトレーニング用途であれば十分利用可能 • 小規模PoCや、ハンズオントレーニングも対応可能(かも) •

    用途や準備できる環境に応じて、展開方法を選択 • 一応、ESXi上でも動きました。無保証ですが(転んでも泣かない) • 手元で動く環境があると非常に便利ですので、 ぜひ環境構築にチャレンジしてみてください!
  17. VCSA AD DNS Secure Remote Support パートナー様 パートナー様 お客様 サイト

    弊社 センター お客様 サイト 営業・SE(プレ対応) SE ヒヤリング SE SE SE プレ構築作業 現地構築作業 操作説明 営業支援 設計サービス 導入・構築・運用支援 サービス ヒヤリング 要件定義支援 構成支援 基本設計、詳細設計 詳細ヒヤリング パラメーターシート作成 PIC(プレインテグレーション センター)にて構築 パッケージシステム試験 (単体、結合試験) 現地設置・導入 本番環境接続、結合試験 引き渡し説明 運用スキトラ・レクチャー Q&A対応 ヒヤリング、要件確認 提案書、見積り ヒヤリング シート 詳細設計 パラメーターシート 納品ドキュメント システム一括運送 ヒヤリング 作業見積り パートナー様 営業・プリセールス ヒヤリング パートナー様 PM 導入設計 事前構築(弊社センター) 現地構築(お客様サイト) 運用支援 作業見積り 検収 案件依頼 要件定義・基本設計 基本設計 導入サービスご支援内容
  18. Azure Azure Local Azure Local構築支援実績 Update Manager Key Vault Storage

    Account Resource Group Azure Local Cluster Azure Local Node ×7 On-Premises Windows Admin Center (OMIWAC) Dell AX-760 ×8 Dell AX-760 ×8 Dell AX-760 ×8 Dell AX-760 ×7 Monitor Azure 論理ネットワーク Azure Arc Gateway Arc VMイメージ NVIDIA L40s Azure Local Cluster Azure Local Node ×8 Azure Local Cluster Azure Local Node ×8 Azure Local Cluster Azure Local Node ×8
  19. Azure Local対応メニュー メニュー. 内容 成果物 Azure Local 設計 ・Azure Local

    基盤設計 ・Azure 設計 ・GPU設計(ドライバーインストール・DDA/GPU-P設定) 基本設計書 詳細設計書 ワークショップ資料 Azure Local 構築前設定 ・サービスプリンシパル設定 ・サブスクリプション設定 ・リソースグループ設定 ・Azure Local管理用 ・Arc VM用 ・KeyVault設定 ・ストレージアカウント設定 ・Azure Arc Gateway設定 ・Monitor設定 ProDeploy Plus連携支援 現地構築作業立ち合い Azure Local 構築後設定 Azure Local設定 ・Windows Admin Center設定 ・S2Dボリューム再設定 ・論理ネットワーク設定 ・Arc VMイメージ設定 GPU設定 ・ドライバーインストール ・DDA/GPU-P設定 Azure Local 単体試験 ・パラメータ確認 ・正常性確認 単体試験仕様書 Azure Local 結合試験 ・機能動作確認 結合試験仕様書 Azure サポートサービス オフサイトサポート
  20. セミナーのお知らせ こんな方におススメ! ・これからAzureを始めるプリセールス/ SE様 オンサイトセミナー 開催場所:株式会社ネットワールド本社(最寄り駅:神保町駅) 日程:5/14(木)13:00~16:00 9/10(木)13:00~16:00 こんな方におススメ! ・AVDの良さを体感してみたいプリセールス/SE様

    日程:7/9(木)13:00~16:40 11/12(木)13:00~16:40 ※中級者の方向けとなっております。 ・Azureポータル・仮想マシン編へご参加いただいた方 ・VDIの知見をお持ちの方 のご参加に限らせていただきます ※初学者の方向けの内容となっております。 Azureに精通した弊社SEが、対面形式で皆さんのAzure活用の第一歩をご支援いたします!