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お客さんのエンジニアとスクラムで 併走している話

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April 17, 2023

お客さんのエンジニアとスクラムで 併走している話

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April 17, 2023
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  1. 10 現在のプロジェクトの規模感 • フロントエンドエンジニア ◦ 私 ◦ プロパー 1名 ◦

    パートナー 1名(木金不在) ◦ お客さんのエンジニア 3名 • バックエンドエンジニア 7名 • PO 2名・スクラムマスター 1名
  2. 11 ざっくり特徴として • プロジェクトの息が長いので、エンジニアの入れ替わ りが少なくない ◦ 特にリードする立場のフロントエンジニアに 入れ替わりが何度か発生してしまう • Redux

    Sagaが使われていて、小規模でもシンプルでも ないアプリですがジュニアレベルのエンジニアが学習 のために参加することもある
  3. 18 そもそもバグを減らしたい • やる必要があるカイゼンタスクをもくもくと起票 ◦ 先述の問題の他にも…… ▪ React v18なのに型情報がReact v17

    ▪ mswがインストールされてるのに起動しない ▪ StrictModeが無効 ◦ ただ起票するだけでは後回しになってしまうの で、カイゼンタスクを必ずスプリント内に1つ以上 含める
  4. 19 なにをしなかったか(できなかったか) • E2Eテスト ◦ 過去それなりの工数をかけている形跡があった が、現状どれも動作していない現実 ▪ Cypress/Playwright/Autify ◦

    簡単な正常系だけを用意しても…… ◦ スクラムイベントでアドホックテストをしている ◦ 現状は雑にライブラリをアップデートとかも慎重 にならざるを得ない状況なので、リソースがあれ ばもちろんやりたい
  5. 27 なぜうまくいかなかったのか • Gatherを使っているのにMeetのような運用になって いた ◦ 用事があるときに、用事がある人だけを呼ぶ ◦ 用件以外の会話があまり生まれない状況 ◦

    用事のある人しか呼ばないので、仮に雑談が発生し てもそれはチームというよりも個人間の会話にしか なっていなかった
  6. 29 このプロジェクトでもそうなりたい! • 最初から自然に集まるというのは無理な話なので集ま る時間をつくった(15時-17時、カレンダーに登録) ◦ ただし任意で、強制はしない ◦ 誰も来なくても常に広いスペースにいる ▪

    個々の席にいるだけだとあまり意味がないので ▪ いつもいる人になる。誰もいないところに人は 集まらない ◦ 積極的に雑談もした ◦ 誰もこなくても泣かない
  7. 35 VS CodeのLive Share便利 • VS CodeのLive Shareを使っています ◦ 普段別のエディタを使っている人はつらいかも

    ◦ Issue単位でホストの変更をしています • 記録はNotionに残しています ◦ 途中参加や作業が途中で終わったとき 翌週何をしていたか忘れるため
  8. 36 効果 • みんなの反応がとてもよく大好評 ◦ 自分自身もとても楽しめている ▪ ドメイン知識は圧倒的にお客さんのエンジニア のほうが上なので、気付かされることも多い •

    POやバックエンドメンバーも見学に来てくれている • バグタスクを多めに消化しているので、ボードに溜 まっていたバグタスクが減った
  9. 40 カレンダーではレビュー会と書いてた • 最初はみんなでPRレビューをする時間(過去形) ◦ 時間は16:30からの30分で任意参加 ◦ 自分の作業に集中してしまうメンバーが多く、レ ビューが滞り気味だったので、全員でレビューをす る時間を作った

    ◦ 自分の作業も大事だけど、レビューも大事 ◦ レビューがコードの品質よりも、動作確認作業に なっていそうなところが気になっていたので、全員 で同じPRを同時にみると何か得るものがありそう かなと感じた