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[HeatWavejpMeetup#17] MySQL HeatWave Migration ...

[HeatWavejpMeetup#17] MySQL HeatWave Migration Assistant 実践検証 [神田 智大 氏 (株式会社パソナデータ&デザイン)]

【講演内容】
昨年の11月25日、オンプレミスのデータベースを OCI(Oracle Cloud Infrastructure) の MySQL HeatWave に移行できるツールとして MySQL HeatWave Migration Assistant が登場しました。
本セッションでは、さっそく本ツールを使ってみて判明したポイントについてご紹介し、「どこで躓いたか」「どう解決したか」を中心にツール使用時に起きがちなポイントを共有します。
これから MySQL HeatWave への移行にチャレンジしたい方が、同じポイントでハマるのを避けるためのヒントを持ち帰れる内容を目指しています。

MySQL HeatWave Migration Assistant 概要
 - MySQL Workbench / MySQL Shell for VS Codeに追加された移行ツール
 - オンプレミスMySQLからOCI MySQL HeatWaveへの移行を支援
 - 対応MySQLバージョンおよび利用要件

Migration Assistantによる移行フロー
 - OCIリソース(VCN / Object Storage / MDS)の自動作成
 - スナップショットのエクスポート / インポート
 - ホットマイグレーション時のレプリケーション同期

Migration Assistantの実行手順
 - Migration Assistantの起動
 - OCI情報およびMDS構成の設定
 - コールド / ホットマイグレーションの選択
 - スキーマ・データ互換性チェック
 - マイグレーション実行と完了後の作業

実践検証でハマった落とし穴5選
 - Migration Wizardとの混同
 - Migration Assistantが白画面で起動する問題(OCI CLI API Key設定)
 - MySQL 5.6 / 5.7のパッチバージョンとTLS対応
 - 移行先MDSのMySQLバージョン仕様
 - Always Free環境でのバージョン制約

トラブルシューティングのポイント
 - MySQL Shellログの確認方法
 - 典型的なエラー例(TLS接続エラーなど)

【発表者】
株式会社パソナデータ&デザイン
データテクノロジー本部 データベース部
MySQL HeatWaveリードエンジニア
神田 智大 氏

【イベント情報】
HeatWavejp Meetup #17
https://heatwavejp.connpass.com/event/381648/

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Transcript

  1. MySQL HeatWave Migration Assistantとは • MySQL Workbench 8.0.45 / MySQL

    Shell for VS Code 1.20.0+9.6.0 で追加された新機能 • 無料でオンプレ環境のMySQLをOCI上のMySQL HeatWave(以後、MDS)へ移行 するツール • サポートOSはMicrosoft Windows および macOS のみ • 移行元DBとして MySQL 5.6/ 5.7/ 8.0/ 8.4 LTS/ 9.x をサポート [MySQL Workbench] Chapter 11 MySQL HeatWave Migration Assistant オンプレ環境 MySQL OCI上のMDS ※5.6 : 5.6.42以降 ※5.7 : EE版 5.7.10以降 CE版 5.7.28以降 [MySQL Shell for VS Code] Chapter 6 MySQL HeatWave Migration Assistant
  2. Migration Assistantによる移行フロー オンプレミス環境 ホストPC (Windows/Mac) MySQL Workbench (8.0.45) MySQL OCI

    Oracle Servies Network VCN Public subnet Private subnet MDS 踏み台サーバ (コンピュート インスタンス) オブジェクト ストレージ 【移行フロー】 ① OCIオブジェクト(オブジェクトストレージ/踏み台サーバ/MDS)の自動作成 ② ソースDBのスナップショットをオブジェクトストレージにエクスポート ③ MDSへスナップショットをインポート ④ (ホットマイグレーションの場合)インバウンドレプリケーションでデータ同期 ※①でOCI上にコンパートメント/VCNも自動作成可能 ② ② ③ ③ レプリケーション チャネル ① ① MySQL Shell
  3. Migration Assistantの必要要件 オンプレミス環境 ホストPC (Windows/Mac) OCI MySQL Workbench (8.0.45) OCI

    CLI OCIアカウント MySQLバージョンは MySQL 5.6 以降 (5.6/5.7/8.0/8.4/9.x) ※5.6 : 5.6.42以降 ※5.7 : EE版 5.7.10以降 CE版 5.7.28以降 OCI CLI がホストPC上で 使用できること MySQL Workbenchから オンプレミス環境DBへ アクセスできること 管理者アカウントでない場合、 事前のポリシー設定が必要 MySQL [Chapter 11 MySQL HeatWave Migration Assistant] Before You Begin
  4. 2.移行先のOCI情報設定 ②移行先のMDSの構成選択 構成テンプレート( ECPU/メモリ /NW) ※Always Free 選択可 ・ディスクサイズ ・構成タイプ

    (スタンドアロン もしくは 高可用性) ・ HeatWave シェイプ ・ HeatWave ノード数 ・インスタンス名 ・管理者ユーザー名、パスワード ・通知用 Email アドレス(任意) 【補足】 踏み台サーバのコンピュート名は自動的に 「mysql-jump-host」となります
  5. 3.マイグレーション方式の設定 • コールドマイグレーション / ホットマイグレーション から選択 [流れ] ①ソース DBからスナップショットをエクスポート ②MDSにスナップショットをインポート

    [特徴] ・移行中はソース DBへの更新を止める必要あり ・ダウンタイムあり [流れ] ①ソース DBからスナップショットをエクスポート ②MDSにスナップショットをインポート ③インバウンドレプリケーション(ソース DB → MDS) で、スナップショット以降のデータ更新を同期 [特徴] ・移行中のソース DBへの更新はMDSに適用される ・ダウンタイムは極小 コールドマイグレーション ホットマイグレーション
  6. 4. 移行スキーマ・データの互換性チェック • 移行先のMySQL HeatWave と互換性のないデータの移行選択 MySQL Shell のインスタンスダンプユーティリティ /ダンプロードユーティ

    リティのオプションを指定する いずれかを選択 ①移行対象データから除外 ②オプションを指定して互換性を保ち移行 【互換性チェックの例】 ・管理者ユーザーの権限 ・主キーのないテーブルへの主キー生成 ・ユーザーの認証プラグインの変更 (mysql_native_passwordの場合) 【補足】 インスタンスダンプユーティリティ、ダンプ ロードユーティリティに関する 並列度(threads)などのパラメータ調整 はできません
  7. • 似て非なるツール「Migration Wizard」の存在 • 他DB(SQL Serverなど)からMySQLへ移行するためのツール • MySQL HeatWave Migration

    Assistantとは全く別の機能なので注意 1.起動アイコンにややこしい機能がある Database Migration Wizard Migration Wizard のアイコン ※別機能なので注意 MySQL HeatWave Migration Assistant のアイコン
  8. 2.Migration Assistantが真っ白な画面で立ち上がる • 待てど暮らせど何もできない… 【回避策】 パスフレーズを設定しない(N/A と入力) PS > oci

    setup config : Enter a passphrase for your private key ("N/A" for no passphrase): 【原因】 OCI CLI の API Key にパスフレーズを設定しており、 それにMigration Assistantが対応していないことが原因
  9. 3. MySQL5.6/5.7はパッチバージョンにご注意 [email protected]:3306?ssl-mode=REQUIRED オンプレミス環境 ホストPC (Windows/Mac) MySQL Workbench (8.0.45) MySQL

    Shell 5.6/5.7のパッチバージョンが以下 である必要がある MySQL 5.6 : 5.6.42以降 MySQL 5.7 : EE版 5.7.10以降 CE版 5.7.28以降 MySQL TLS接続が発生する MySQL 8.0.28以降で TLS1.0および1.1のサポートが削除 以降バージョンは TLS1.2以上での接続が必須 左記のバージョンは TLS1.2をサポートしているため接続可能 • 古すぎるMySQLだとTLSバージョン差異によってエラーが発生する • ソースDBがTLS1.2をサポートしていないとエラーになる これより前のバージョンは TLS1.2をサポートしないため処理途中でエラーとなる
  10. 4.移行先MDSのバージョンは選択できない • 移行先MDSのバージョンは自動的に「ソースDBのメジャーバージョンの最新版」 • OCIではMySQL 5.6/5.7はサポート外のため、8.0系の最新版が移行先バージョンとなる • オンプレ環境がMySQL8.0以下、移行先MDSに8.4を選択したい場合の手順 ① Migration

    Assistant で MySQL 8.0.45 にマイグレーションする ② OCIのコンソール画面からMySQL 8.4.x へ手動アップグレード(もしくは自動アップグレード) ソース MySQL バージョン 移行先 MDS バージョン MySQL 5.6/5.7/8.0 MySQL 8.0.45 MySQL 8.4 LTS MySQL 8.4.8 MySQL 9.x MySQL 9.6 ※2026/2/12現在の対応表
  11. 5.Always FreeはソースDBが MySQL 8.4以下はNG ホストPC(Windows/Mac) MySQL Workbench (8.0.45) OCI VCN

    Private subnet MDS (Always Free) Always Freeの制限により MySQLは常に最新版の バージョンのみが使用可能 (MySQL 9.6) ソースDBバージョンが8.4以下の場合、 以下のMDSバージョンを要求 5.6/5.7/8.0 ⇒ 8.0最新版 8.4 ⇒ 8.4最新版 MySQLバージョン差異により MDSの自動生成処理でエラー • Always Freeの制限により移行先MDSのMySQLバージョンがかみ合わ ず処理途中でエラーになる オンプレミス環境 MySQL 8.4以下
  12. 2026年5月以降 MySQL 8.0以下のマイグレーション はできなくなる? • MySQL HeatWaveにおけるMySQL 8.0のサポートが2027年4月まで延長 • 2026年

    6 月のメンテナンスサイクルで MySQL 8.0 のすべてのインスタンスが8.0.46 に自動的 にアップグレード • だたし、それに伴う操作制限(新しい 8.0 インスタンスの作成は許可されないetc)により 移行中の処理エラーが予想される • 今後のアップデートでの対応を期待しましょう Extending MySQL 8.0 support in MySQL HeatWave Migration Assistant MDS MySQL 8.0以下 MySQL 8.0のMDSが生成できず エラー発生が予想
  13. 教訓:何かあったらMySQL Shellのログを見る! • 例)MySQL 5.6のバージョンが古すぎてTLS1.2を未サポートのためエラー発生 • エラー時はMySQL Shellログを見れば大体解決する Error: source_check:

    connection check: MySQL Error (2026): SSL connection error: error:0A000102:SSL routines::unsupported protocol mysqlsh.log の出力 Migration Assistantの画面 SSL connection errorが出力される メッセージが Dump operation failed のみ… Windowsの場合: %APPDATA%¥MySQL¥mysqlsh-wb¥mysqlsh.log
  14. まとめ • MySQL HeatWave Migration Assistant で移行作業をボタン一つで楽にできます! • ただし、注意したい点として •

    事前の環境チェックはしましょう! (特にMySQL5.6/5.7のパッチバージョン、 OCI CLIのAPI Keyの設定) • 何かあったらMySQL Shellのログのチェックを推奨! • 詳しい内容は弊社techブログにも記載しておりますので是非チェックしてください! MySQL HeatWave Migration Assistant を使ってMySQLをOCIにリフトアップ!ツールの紹介と注意点について https://blog.s-style.co.jp/2026/01/15148/
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