Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
他人の成長を見守りながら我が道を楽しむ生き方
Search
hmatsu47
PRO
July 16, 2022
Technology
0
310
他人の成長を見守りながら我が道を楽しむ生き方
合同勉強会 in 大都会岡山 -2022 10th Anniversary Online- 2022/7/16
hmatsu47
PRO
July 16, 2022
Tweet
Share
More Decks by hmatsu47
See All by hmatsu47
BuriKaigi2024 にボランティアスタッフとして参加した話
hmatsu47
PRO
0
55
Aurora MySQL と Redshift の zero-ETL 統合のフィルター機能を試してみた
hmatsu47
PRO
0
22
Aurora MySQL 3.06 の ML 機能で Bedrock アクセスを試してみた
hmatsu47
PRO
0
37
RDS Data API と Aurora zero-ETL 統合と BuriKaigi2024 の話
hmatsu47
PRO
0
16
RDS Data API のその後と Aurora zero-ETL 統合のデータ転送処理の話
hmatsu47
PRO
0
41
RDS_Aurora 関連アップデート 2023 版
hmatsu47
PRO
0
70
人工無能たいたん
hmatsu47
PRO
0
61
20 世紀末の地方税理士事務所で IT 導入の 1 → 10 を頑張った話
hmatsu47
PRO
0
38
パソコン通信むかしばなし
hmatsu47
PRO
0
200
Other Decks in Technology
See All in Technology
Autonomous Database Cloud 技術詳細 / adb-s_technical_detail_jp
oracle4engineer
PRO
15
35k
LangSmith入門―トレース/評価/プロンプト管理などを担うLLMアプリ開発プラットフォーム
os1ma
5
700
Improve Your Development Workflow with Gemini Code Assist
meteatamel
0
120
実例で紹介するRAG導入時の知見と精度向上の勘所
yamahiro
5
1.6k
いいたいことちゃんという
tkengo
0
230
Google Cloud Next '24でブログを10本書いた方法と勉強会を沸かせた方法
yasumuusan
0
330
How to Lead? Testimonial of a Lead Android Engineer
oleur
1
110
Além do else! Categorizando Pokemóns com Pattern Matching no JavaScript
wmsbill
0
700
コードファーストの考え方。 Amplify Gen2から学ぶAWS次世代のWeb開発体験
yoshiitaka
2
320
本当のAWS基礎
toru_kubota
1
620
MixIT 2024 - Pulumi : Gérer son infra avec son langage de programmation préféré
ju_hnny5
1
120
生産性向上チームの紹介
cybozuinsideout
PRO
1
910
Featured
See All Featured
Building a Modern Day E-commerce SEO Strategy
aleyda
21
6.4k
個人開発の失敗を避けるイケてる考え方 / tips for indie hackers
panda_program
65
14k
How GitHub Uses GitHub to Build GitHub
holman
468
290k
4 Signs Your Business is Dying
shpigford
176
21k
Side Projects
sachag
451
41k
Visualizing Your Data: Incorporating Mongo into Loggly Infrastructure
mongodb
34
8.9k
The MySQL Ecosystem @ GitHub 2015
samlambert
244
12k
From Idea to $5000 a Month in 5 Months
shpigford
378
45k
Optimising Largest Contentful Paint
csswizardry
12
2.4k
Understanding Cognitive Biases in Performance Measurement
bluesmoon
11
1k
Designing for Performance
lara
602
67k
Mobile First: as difficult as doing things right
swwweet
217
8.6k
Transcript
他人の成長を見守りながら 我が道を楽しむ生き方 合同勉強会 in 大都会岡山 -2022 10th Anniversary Online- 2022/7/16 まつひさ(hmatsu47)
自己紹介 松久裕保(@hmatsu47) • https://qiita.com/hmatsu47 • https://zenn.dev/hmatsu47 • 何してる人? ◦ 名古屋で
Web インフラのお守り係をしています ◦ AWS とか DB とかそんな感じのコミュニティに出入りしてます ▪ 中国地方 DB 勉強会も ◦ コミュニティ運営にはほぼノータッチです(運営側は一度だけ) 2
おことわり • タイトルを付け間違えた感があります ◦ 「生き方」などという大層なワードを入れたのを後悔 3
要は • 一歩引くことで気楽に仕事を楽しめるようになった ◦ ✖とにかく自分の存在価値を高めよう ◦ ✖偉い人の期待に応えて高い評価を得よう ▪ 元からそんなに思ってなかったけれど ◦
✖若い人にはとにかく「できる人」になってもらおう ▪ ✖雑な仕事は許さない 4
実は • 「成長」という言葉はあまり好きではない • ある種の強迫観念 ◦ そもそも日々そんなに「成長を実感」する? ▪ 腹回りと体重なら🙋(物理) ◦
「常に成長しないと生きていけない社会」は辛い 5
合同勉強会 in 大都会岡山・初参加の思い出 • どうやら前日には東京に行っていたらしい ◦ ホテルに着いた頃には日付が変わっていた(=岡山行き当日) 6
合同勉強会 in 大都会岡山・初参加の思い出 • 早朝に新横浜を出て新幹線で岡山へ ◦ 岡山でレンタカーを借りて総社市内を観光 7
合同勉強会 in 大都会岡山・初参加の思い出 • 早朝に新横浜を出て新幹線で岡山へ ◦ 岡山でレンタカーを借りて総社市内を観光 8
合同勉強会 in 大都会岡山・初参加の思い出 • 早朝に新横浜を出て新幹線で岡山へ ◦ 岡山でレンタカーを借りて総社市内を観光 9
合同勉強会 in 大都会岡山・初参加の思い出 • 2018/9/1 @ 岡山県立大学(入口がわからず外を一周した) 10
合同勉強会 in 大都会岡山・初参加の思い出 • その日のうちに倉敷市へ移動 ◦ 翌日は倉敷観光へ 11
合同勉強会 in 大都会岡山・初参加の思い出 • その日のうちに倉敷市へ移動 ◦ 翌日は倉敷観光へ 12
合同勉強会 in 大都会岡山・初参加の思い出 • その日のうちに倉敷市へ移動 ◦ 翌日は倉敷観光へ(+α) 13
ところで • オープンセミナー 2022 @ 岡山 ◦ !!! https://oso.connpass.com/event/252366/ 14
ようやく本題 • 5 年前の私 ◦ 17 年モノの Web サービスのお守り係+α(AWS 引っ越し前夜)
▪ オンプレ機器が壊れまくって週末を潰すこと何度か ◦ インフラチームの非公式リーダー ◦ AWS 移行プロジェクト管理を任せた後輩がギブアップ ▪ プレッシャーをかけ過ぎた(反省) ▪ 管理を引き継ぐ余裕もなかったので、ほぼ一人で準備を進める状況に 15
結果 • AWS への移行は(なんとか)成功したが燃え尽きた ◦ それから数年間は惰性で過ごす 16
月日は流れ • 現在の私 ◦ SRE チームのメンバー(非リーダー・非管理職) ▪ 自分以外のチームメンバーは全員 20 代(チームリーダー含む)
◦ 技術検証を中心に ▪ Aurora MySQL v1 → v3 バージョンアップ ▪ フロントエンド改善(React 導入) 17
この 5 年間で変えたこと • 自分が前面に出るのをやめた ◦ それ以前から後進に道を譲ろうとしていた ▪ しかし上司や偉い人たちがそれを許してくれなかった ◦
断固として丸投げを受けないことにした • 後輩の粗探しをやめた • 若手の優秀さを上司にアピールするようにした ◦ 上司や偉い人たちが若手の能力を認め始めた 18
そして、SRE チームの現状 • 若手 3 人+おじさん 1 人の 4 人チーム
◦ 元はインフラチームだがそこに限定せず活動 ◦ サービスの信頼性コントロールに関すること全般が対象 • 「休日は休む」「余暇はゲーム」のメンバーが多い ◦ とっても健全 19
チームメンバー • 最初はみんな新卒未経験 ◦ 新人研修で本格的にコーディングを経験するようなレベルの人ば かり • SRE : 新人研修では扱わないテーマが守備範囲に
◦ 現チームリーダーを含め、チームに入ってから身につけた能力で 結果を出している 20
メンバー育成プラン(チームリーダーと相談しながら) • 個人ハンズオン(AWS)の期間を長めに取る • 学習や調べ物は本人のペースを尊重 ◦ 時間を掛けて調べたければ時間を掛けても OK ◦ 聞きたいと思ったことはすぐに聞いても
OK • チャットで気楽に ◦ 相談(できるだけ反応は速く) ◦ 分報 21
メンバー育成プラン(チームリーダーと相談しながら) • 個人ハンズオン(AWS)の期間を長めに取る • 学習や調べ物は本人のペースを尊重 ◦ 時間を掛けて調べたければ時間を掛けても OK ◦ 聞きたいと思ったことはすぐに聞いても
OK • チャットで気楽に ◦ 相談(できるだけ反応は速く) ◦ 分報 22 https://gihyo.jp/book/2019/978-4-297-10889-2 https://gihyo.jp/book/2019/978-4-297-10661-4
メンバー育成プラン(チームリーダーと相談しながら) • 個人ハンズオン(AWS)の期間を長めに取る • 学習や調べ物は本人のペースを尊重 ◦ 時間を掛けて調べたければ時間を掛けても OK ◦ 聞きたいと思ったことはすぐに聞いても
OK • チャットで気楽に ◦ 相談(できるだけ反応は速く) ◦ 分報 23
SRE チーム 2 年間の成果(主なもの) • AWS アカウントの分離による安全な運用 ◦ サービス別プロダクト環境アカウント・ステージング分離 •
マネージドサービス・クラウドを生かした構成へ ◦ サーバレス・非 RDBMS データストア導入(スケール対応) • コンテナ& CI/CD 導入 ◦ 開発サイクルの加速支援 ▪ 人の手による温かみのある作業からの脱却を目指して 24
チーム内での私の役割と行動スタイル • 社内にない技術の導入 ◦ 解決したい課題に合わせてどこかから持ってくる • チームメンバーのスキルアップ支援 • プロジェクトを主導する立場から(徐々に)撤退 •
残業↓・有給休暇↑ ◦ 社外活動の幅を広げる時間確保のため 25
社外活動 • Qiita / Zenn 記事・GitHub リポジトリ ◦ 公開できる情報はオープンに ▪
MySQL 8.0 の薄い本 https://github.com/hmatsu47/mysql80_no_usui_hon ▪ Aurora Ver.UP https://zenn.dev/hmatsu47/books/aurora-mysql3-plan-book • 無理のないコミュニティ活動 ◦ 気楽にできる登壇は積極的に ◦ シビックテックも https://github.com/code-for-hamamatsu/vaccinecert-faq 26
それを見て、かどうかは知らないけれど • 一部のメンバーが Qiita に記事を書きはじめた • 勉強会にも参加しはじめた ◦ 平日夜 •
そろそろ LT 登壇を始めそう ◦ 無理強いせず見守る 27
社内の変化 • SRE 以外のメンバーへの影響 ◦ 新しい技術の導入↑ 28
自分の変化 • 会社依存↓ ◦ コロナによるリモートワークの広がり→お誘い↑ ◦ 若手のスキルアップ→いつ自分が離れても問題なし • 業務と無関係の技術に挑戦 ◦
モバイルや React 以外のフロントエンド • あまり無理せずのんびり進めている(←ここ大事) ◦ 社外活動↑≠中年の危機的な何か 29
現在の心境 • 自分が先頭に立って動くより楽しい • そろそろ SRE チームに自分の力が必要なくなりそう • いざとなったらどこかへ ◦
社外活動効果で自由度 UP 30