夜を制する者が “AI Agent 大民主化時代” を制する

「夜のブルーオーシャン」における AI エージェント稼働率が差別化された生産性となること、夜に行うべきタスクと遂行するための "FRONTIER AGENTS" を紹介しています。

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1. © 2025, Amazon Web Services, Inc. or its affiliates. All rights reserved. © 2025, Amazon Web Services, Inc. or its affiliates. All rights reserved. Takahiro Kubo Senior Machine Learning Developer Relations 夜を制する者が “AI Agent 大民主化時代” を制する 1
2. © 2025, Amazon Web Services, Inc. or its affiliates. All rights reserved. 本セッションのゴール 2026 年 12 月 (※ 2025 年ではない) の働き方をイメージして、2026 年の 1 月から 走り出すために AWS の役立つサービス達を把握して年末を迎える！
3. © 2025, Amazon Web Services, Inc. or its affiliates. All rights reserved. 3 2026 年、「夜のブルーオーシャン」における AI エージェント稼働率が差別化された生産性となる 理由 : 営業時間よりも非営業時間の方が長く、活用の伸びしろがある。 営業時間 非営業時間 9:00 18:00 8:59 9 時間 15 時間
4. © 2025, Amazon Web Services, Inc. or its affiliates. All rights reserved. 4 営業時間中に AI エージェントと働ける時間には 限界がある Agent 側の処理速度が人間より早くアウトプッ トの量も多いため「集中を要する確認」が何度 も発生する。 特に、「自分はコーディングしながら Agent に 障害調査を行わせる」といったマルチタスクは 生産性を下げるリスクがある。 Generated image by Gemini 人間が “休んで” いる間に AI を 働かせたいモチベーション
5. © 2025, Amazon Web Services, Inc. or its affiliates. All rights reserved. 5 どんなタスクが夜中に向いているか ? 緊急でない 緊急 創造的 定型的 リスク対策策定 今後の計画の策定 議事録作成 報告書作成 etc • 緊急ではないが検討して おくべき創造的作業 • 本来十分時間をとり様々 な可能性を考慮したい • タイミングが重要で速い 方が良い定型作業 • 重要だが時間帯効果がそ れほど高くない
6. © 2025, Amazon Web Services, Inc. or its affiliates. All rights reserved. 6 どんな AWS サービスが夜中に向いているか ? Kiro autonomous agent AWS DevOps Agent AWS Security Agent Kiro Amazon Quick Suite (Research) Amazon Quick Suite (Flow) AgentCore 緊急でない 緊急 創造的 定型的
7. © 2025, Amazon Web Services, Inc. or its affiliates. All rights reserved. 7 FRONTIER AGENTS 夜中の長い時間、安定して 多くの仕事をする
8. © 2025, Amazon Web Services, Inc. or its affiliates. All rights reserved. 8 Kiro autonomous agent 独立性の高いAI開発エージェント • 最大 10 並列でタスクを実行可能 • 各タスクは独立した作業用環境で実行さ れる (MCP やシークレットも設定可能) • GitHub 側でラベルの追加 / メンション により作業を指示できる 感覚的には調理家電に近い “時短” や “美味しさ” よりも “自由の獲得”。 環境の立上げなどがありそれほど速く完了 しないが、作業を任せている間に他のこと ができる。 https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/introducing-kiro-autonomous-agent/ セキュリティパッチを当てた後の動作確認や、更新適用後のパフォーマンステストの実施 など人間がやるとデプロイ / ビルド等待ち時間がとられるタスク行うのに向いている。
9. © 2025, Amazon Web Services, Inc. or its affiliates. All rights reserved. 9 Kiro autonomous agent : 余談 GitHub から呼び出すと 謎の鳥が対応してくれる。
10. © 2025, Amazon Web Services, Inc. or its affiliates. All rights reserved. 10 AWS DevOps Agent 自律的にインフラの原因調査と対策立案を 行える AI 運用保守エージェント • 発生したインシデントを調査するだけで なく結果を蓄積する • 蓄積された過去インシデントに基づく推 奨事項を提案する • (左はコスト分析を行った例。たとえば 毎月コスト調査を実施→四半期で改善提 案作成をボタンを押しながらできる) ※現時点は画面操作が必要で自動化まで は至ってない • MCP / Webhook 連携のサポート https://aws.amazon.com/jp/devops-agent/features/ パフォーマンスメトリクスの異常原因調査や、各種警告・エラーの原因調査、それらに基 づく予防的対策といった後回しにされがちな “重要だが緊急でない” 作業を委譲できる
11. © 2025, Amazon Web Services, Inc. or its affiliates. All rights reserved. 11 AWS DevOps Agent は探偵に近い動きをする Update / Planning Obervation Finding / Root cases Mitigation Plan 調査対象の発生時刻、関 係リソースを調査。その うえで、どのように調査 するか決める。 犯行が行われたとき、時 間と関係者を特定した後 に方針を出すのに近い。 各リソースが該当の時間 何をしていたのかを時系 列で調査する。 関係者に「その時間何 を ?」と聞き込みしてい くのに近い。 観測の結果言えることを findings にまとめる (根 拠となる Observation が リンクされる)。 聞き込みの結果わかった ことをチームに共有する のに似ている。 行動をとるべき / 取らな くてよい、取るならどん な内容かを提案する。 誰を逮捕する、あるいは X の話の裏取をすべきな どの推奨事項。
12. © 2025, Amazon Web Services, Inc. or its affiliates. All rights reserved. 12 AWS Security Agent セキュリティに特化した AI エージェント • 設計時のドキュメントレビュー、開発時 のコードレビュー、稼働前のペネトレー ションテスト等、各開発工程で必要な工 程をカバー • (左図は設計書レビュー結果の例) N ヵ月待ちのセキュリティ診断 を頻度高く、早めに行える https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/introducing-kiro-autonomous-agent/ 設計の段階でオンデマンドで診断が得られる点、手間のかかるペネトレーションテスト (AWS ではサービス / 内容により申請が必要) が手軽に受けられるのはメリット
13. © 2025, Amazon Web Services, Inc. or its affiliates. All rights reserved. 13 AWS Security Agent 開発時 : Pull Request のレビュー ※執筆時点、Private リポジトリのみ対象 問題点、理由、推奨対応を まとめてくれる 稼働前 : ペネトレーションテスト ※執筆時点、VPC CIDR レンジが 10.0.0.0/16 と 被るとテストできない “再現手順”も添えてくれる SQL インジェクションや XSS など多様な脆弱性を稼 働中環境に対し行い耐性を検証してくれる (ログイン 情報を渡し認証後機能も検証可能)。
14. © 2025, Amazon Web Services, Inc. or its affiliates. All rights reserved. 14 2026 年の夜が変わるイメージ • Kiro autonomous agent : Lambda のランタイムサポート終了や dependabot か ら連絡が来ていたら、修正したうえで検証環境にデプロイして動作確認を行い、 OKならマージしてくれる。朝、警告 PR がきれいに消えた状態から作業開始 • AWS DevOps Agent : 日中発生しているアラートやデプロイのエラーについて調 査を依頼、蓄積。月末の定例で提出される日々の定型的メンテナンスとそれに基 づく改善提案は AI エージェントの夜中作業から生まれる • AWS Security Agent : セキュリティ診断による数週間、数か月のリリース遅れは、 設計・開発・稼働前の各フェーズで夜中定期的に行われるチェックにより解消さ れ自信をもってリリースできるように
15. © 2025, Amazon Web Services, Inc. or its affiliates. All rights reserved. 15 AI エージェントが夜に働くことで 人間が自信をもって日中開発できる
16. © 2025, Amazon Web Services, Inc. or its affiliates. All rights reserved. 16 AI エージェントのできることをさらに増やす Amazon Bedrock AgentCore Gateway Kiro / AWS DevOps Agent は MCP サーバーの設定が可能。 MCP サーバーを用いることで外部監視 ツールやリポジトリ等から十分な情報を 得ることができる。 Amazon Quick Suite Quick Suite の Space にデータをま とめることで、Dashboard による可 視化や Flow / Automate による自動 化処理につなげることができる。
17. © 2025, Amazon Web Services, Inc. or its affiliates. All rights reserved. 17 Amazon Bedrock AgentCore : AI エージェント の開発に集中するための機能群 AI エージェント ツールの管理 ホスティング 環境 運用監視 ガードレール 認証・認可 セッション 記憶管理 ツールの実行 環境 AgentCore Runtime AgentCore Observability AgentCore Memory AgentCore Gateway AgentCore Browser AgentCore Code Interpreter AgentCore Identity Amazon Bedrock Guardrails
18. © 2025, Amazon Web Services, Inc. or its affiliates. All rights reserved. 18 Quick Suite : Research 機能 いわゆる Deep Research 的機能だが、Web だけでなく S3 や SaaS といった “社内 データ” に対し、様々なトピックの調査を並行で走らせることができる。 現状のチームの状態に対し、応用可能なテク ノロジーのトレンド、組織的問題をクリアす るための知見など ”重要だが緊急でない” ト ピックについて自分の代わりに長時間考えさ せることができる
19. © 2025, Amazon Web Services, Inc. or its affiliates. All rights reserved. 19 状況に応じ AWS のサービスを使い分ける FRONTIER AGENTS 長時間、安定して自律的に 稼働する Managed なエー ジェント。 Kiro には開発、DevOps に は運用保守、Security には 安全性担保を委譲できる。 AgentCore Agent 、また Agent を強化 する MCP サーバーを開発・ 運用するための基盤。特に、 AgentCore Gateway で既存 のツールを MCP 化して集約、 FRONTIER に与えることが できる Quick Suite 業務に必要なデータを一箇所 にまとめ、AI による支援と 自動化を実装できるプラット フォーム。Chat はもちろん、 調査の Research 、自動化の ための Flow/Automate など 業務遂行機能が完備。 それほど重要ではないが割 と緊急な定型的報告・運用 保守作業に向く。 様々なタスクを様々な実装 方式で解決可能 (Strands Agents も TypeScript に対応) 重要だが緊急ではない検討 事項について創造的な探索 を行わせることができる。
20. © 2025, Amazon Web Services, Inc. or its affiliates. All rights reserved. 20 AI Agent の大民主化を “開始” する FRONTIER AGENTS Kiro autonomous agent Kiro のサイトにログインし 利用できるか確認。Pro 以上 のプランから解放中 AWS Console で検索 • AWS DevOps Agent • AWS Security Agent AgentCore ワンクリックで環境構築と ハンズオンコンテンツ セットアップを 7 分で完了。 AI Agent Development Code Server Quick Suite AWS Console から検索、 サブスクリプションを有効化 ※ $20/user とユーザー単位 課金なので注意が必要
21. © 2025, Amazon Web Services, Inc. or its affiliates. All rights reserved. 21 営業時間の 1.6 倍ある「夜のブルーオーシャン」 で Agent を活躍させよう！ Generated image by Amazon Nova
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