2025 Reflections on Working with Natural Language

『2025年 自然言語との向き合い方をふりかえる』

Yokohama North Meetup #11「LT忘年会2025」
2025-12-11 18:30〜
https://yokohama-north.connpass.com/event/374610/

Transcript

1. 2025年 自然言語との向き合い方をふりかえる 2025/12/11 Yokohama North Meetup #11 「LT忘年会2025」
2. whoami • Hiroki Inoue • Software Engineer • PHP育ち • 好きな技術は静的解析 • 近頃はプロダクトにAIを組み込む仕事に従事 2
3. 横浜北部のエンジニア is 何 3
4. 横浜北部のエンジニア is 何 4
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8. 横浜北部のエンジニア is 何 8 roughly Anyone ぽい
9. 横浜北部のエンジニア is 何 9 🤗
10. LTのテーマ 10
11. 本LTのテーマ 11 自然言語
12. 本LTのテーマ 2025年の最も大きな変化の一つは インタフェースとしての自然言語の価値が高まった ことと捉えている 12
13. 本LTのテーマ • 自然言語はかつて人とのコミュニケーションのインタフェースだった 13
14. 本LTのテーマ • 自然言語はかつて人とのコミュニケーションのインタフェースだった • 2025年、AIとのコミュニケーションのインタフェースとして存在感を高めた 14
15. 本LTのテーマ • AIを利用して開発する • AIをプロダクトに組み込む 15
16. 本LTのテーマ • AIを利用して開発する ⇨ 開発生産性を左右する • AIをプロダクトに組み込む ⇨ プロダクトの価値を左右する 16 自然言語を巧みに 操ることが
17. 対人インタフェースとしての 自然言語 17
18. 対人インタフェースとしての自然言語 • 誰もが使う主要な道具 • 扱いが難しい（非互換、曖昧、欠損、誤解...） 18
19. 対人インタフェースとしての自然言語 如何にして人に伝えるか という方法論が試行錯誤されてきた 19
20. 対人インタフェースとしての自然言語 https://publications.asahi.com/product/17593.html 20
21. 対人インタフェースとしての自然言語 https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309017440/ 21
22. 対人インタフェースとしての自然言語 https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798189086 22
23. 対人インタフェースとしての自然言語 https://pub.jmam.co.jp/book/b622627.html 23
24. 対人インタフェースとしての自然言語 https://www.diamond.co.jp/book/9784478017210.html 24
25. 対人インタフェースとしての自然言語 など 25
26. 対人インタフェースとしての自然言語 言語とその周辺 非言語だの思考だの 26
27. 対人インタフェースとしての自然言語 なにを・いつ・どのように 伝えるのかという話題もあるが、自然言語と無関係ではない 27
28. 対人インタフェースとしての自然言語 言葉は自由度が高い 28
29. 対人インタフェースとしての自然言語 🤔全員が参加しなかった。 🙆誰も参加しなかった。 🙆一部が参加した。 🙆全員が参加したわけではなかった。 29
30. 対人インタフェースとしての自然言語 🤔新しい機能の設計書。 🙆機能に関する、新しい設計書。 🙆新機能に関する設計書。 30
31. 対人インタフェースとしての自然言語 🤔設定側の想定外挙動発生時対応手順確認漏れ部分の再共有お願いします。 🙆設定側で想定外挙動が発生した際の対応手順について、確認漏れの部分を再共有してください。 31
32. 対人インタフェースとしての自然言語 • 目的を明確にする。 • 誰に伝えるかを明確にする。 • 情報を並べる順序に気を配る。 • 注意すべき日本語文法→解釈が一意にならない ◦ 語順が自由 ◦ （主に主語、目的語、接続詞の）省略が自由 ◦ 形容詞と副詞を連ねまくることができる ◦ 助詞の多義性 • 省略しない。 • 文章を短く切る。 • 多義性を抑える。 ◦ 接続詞を使う。（文章の論理関係を明示する） ◦ 修飾語と被修飾語を近づける。 ◦ 修飾の連発を避ける。（文章を短く切る事で避けやすくなる） ◦ 指示語が指すものを明確にする。 ◦ 意味が限定できる語順を選ぶ。 ◦ 句読点を打つ。 • 無くても文意に影響を与えない言葉を省く。 32 etc.
33. 対AIインタフェースとしての 自然言語 33
34. 対AIインタフェースとしての自然言語 如何にしてAIに伝えるか という関心事が生まれた 34
35. 対AIインタフェースとしての自然言語 35 https://www.promptingguide.ai/jp/techniques
36. 対AIインタフェースとしての自然言語 　プロンプトエンジニアリング 36
37. 対AIインタフェースとしての自然言語 コンテクストエンジニアリング の構成要素 37
38. 対AIインタフェースとしての自然言語 AIとうまく付き合うための 方法の1つ 38
39. 対AIインタフェースとしての自然言語 39 個人的におもしろいのは
40. 対AIインタフェースとしての自然言語 40 対人コミュニケーションの 当たり前が通用しない ことがある
41. 対AIインタフェースとしての自然言語 41 例えば 否定文が苦手 みたいな話
42. 対AIインタフェースとしての自然言語 42 例えば 指示と直接関係ない部分の挙動が変わる
43. 対AIインタフェースとしての自然言語 43 ローコンテクスト
44. 対AIインタフェースとしての自然言語 44 大いに ローコンテクスト
45. 対AIインタフェースとしての自然言語 45 • やること • やらないこと • 具体例 • **重要** みたいなマーキング • 手順 • 判断基準 • 検証 etc.
46. 対AIインタフェースとしての自然言語 46 期待通りに動いてもらおうと推敲しているうちに 文章が太りがち
47. • 禁止事項を示す • 役割を示す • 具体例を示す • 推論過程を示す • 段階的に考えさせる • 複数解を生成し最良の解を選ばせる • 先に関連知識を生成して利用させる • 複数の思考経路を探索する • 外部情報検索を使って回答精度を高める • 推論と外部ツール利用を統合して解く • プロンプト案を作成させる • 出力がバラつく問題を特定し推論過程を与えて精度を高める • 文体や方向性を指定する • プログラム実行で推論を補助する • 画像やグラフを添える 対AIインタフェースとしての自然言語 47 etc.
48. 対AIインタフェースとしての自然言語 48 AIとうまくやっていくための 自然言語の使い方がある
49. 変わらないもの 49
50. 変わらないもの 50 実はここからが 本題
51. 変わらないもの 51 相手が人であれAIであれ
52. 変わらないもの 52 　原理原則は変わらない 諸説ある
53. 変わらないもの 53 思いやり
54. 変わらないもの 54 配慮
55. 変わらないもの 想像力 55
56. 変わらないもの 要するに 56
57. 変わらないもの 愛 57
58. 変わらないもの AIと接することと 人と接することは 似ている 58
59. 変わらないもの 違いはもちろんある 59
60. 変わらないもの 原理原則をベースに 違いを学び応用する 60
61. 変わらないもの どんな構造で渡すか どんな順で組み立てるか 61
62. 変わらないもの 構造と順序 62
63. 変わらないもの 相手に伝わりやすい 構造と順序 を模索する 63
64. 変わらないもの 相手が受け取りやすい形に しつらえる 64
65. 変わらないもの コンテクストを 絞り込む 65
66. 変わらないもの こちらからのアクションに対する反応を 観察する 66
67. 変わらないもの 思考回路を 尋ねる 67
68. 変わらないもの つまり 何が起きてるの分からビリティ が重要なのでは 68
69. 変わらないもの AIのことをAIに 相談する 69
70. 変わらないもの 愛をもって向き合う 70 きょうみ
71. いうてもプロンプトエンジニアリング 自動化されるかもしれないけどな 変わらないもの 71
72. 変わらないもの 2026年も向き合っていこうな！ 72
73. さいごに 73
74. プロンプト 74 さいごに
75. プロンプト 師走に語る 75 さいごに
76. プロンプト 師走に語る 愛込めて 76 さいごに
77. 横 浜 北 部 の 77 さいごに ヨコキタ
78. 横北の みなさんどうも ありがとう 78 ヨコキタ さいごに
79. ご清聴ありがとうございました