【エンジニア向け】SEOについてざっくり解説

2021/04/03
エンジニアコミュニティにてSEOについてのLTを行いました。

参加者10-20人程度。

SEO対策というより、検索エンジンの仕組みの説明とそれに対してエンジニアがどうするべきか？という話になってます。

Transcript

1. SEOについてざっくり解説 For Engineer kaoru-kk
2. 目次 1. SEOについて 2. クローラー 3. インデックス 4. ランキング 5. エンジニア向けのSEO対策 6. まとめ
3. 自己紹介 - kaoru-kk ( https://github.com/kaoru-kk ) - IT x ペットのエンジニア🐶🐈 - 元メンターと開発部署 - 就活系や出会い系のメディアでライターしていた
4. SEOとは？ SEO ＝ Search Engine Optimization ＝ 検索エンジン最適化 → 特定のWebサイトを上位に表示させるためにあれこれすること ＊Googleを基準に話を進めていきます
5. １位 ２位
6. GoogleのSEO対策が大切 世界の検索エンジンのシェア率 Googleがほぼ独占 Search Engine Market Share Worldwide Feb 2020 - Mar 2021 https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share
7. Googleの根底にある考え（意訳） 「ユーザーファーストであること」 GoogleのSEO対策が大切 https://www.google.com/about/philosophy.html?hl=ja　 ↑Googleが掲げる10の理念（面白いです） Googleの検索エンジンはユーザーが検索したときに 本当に求めているサイトを表示することを目的としている
8. 検索エンジンの仕組みを知ること ・SEOを知る前に検索エンジンの仕組みを理解することが大事！ （アルゴリズムの内容は変わるが根底にある仕組みは変わらない） 　→　大事な３つの要素を重点的に説明
9. 検索エンジンを理解するための３つの事柄 １．クローラー（Webサイトの解析） ２．インデックス（解析したデータを保存すること) ３．ランク付け（データの順位付け）
10. 検索エンジンを理解するための３つの事柄 クローラーが サイトを巡回 クローリング インデックスする ランキング 順位決定 サイトの情報を検索エンジンの　 　　　　　 DBに保存
11. 検索エンジンを理解するための３つの事柄 クローラーが サイトを巡回 クローリング インデックスする ランキング サイトの情報を検索エンジンの　 　　　　　 DBに保存 順位決定
12. クローラーは何をしてくれるもの？ A. サイトを解析してWebサイトの情報をかき集めてくれるもの → もし自サイトがクローラーに発見されなければ検索結果に出ない 自サイトをクローラーが見つけやすいようにする必要がある
13. クローラー の重要ポイント 1. 初めてクローラーが巡回したときにサイトの存在を知る 2. 1回の巡回で全ての情報を取得してくれるわけではない 3. 何度も巡回してもらって正確に評価されていく 4. 巡回したページに張られているリンクを更に巡回してくれる 　　（被リンクという概念と関係あり）
14. クローラー の重要ポイントまとめ 上位表示には何度も巡回してもらうことが必要不可欠！！ 　
15. クローラビリティを高めるためには ・クローラーが巡回しやすいようにすることを「クローラビリティ」 → クローラーが巡回するときのWebページの見つけやすさのこと
16. クローラビリティを上げるメリットは？ 　例）自社のメディアに新しいページを公開する 　→　このサイトをGoogleに見つけてもらう必要がある 　→　クローラビリティが高いと迅速に検索エンジンが認識してくれる
17. クローラビリティを上げるためには？ クローラビリティを上げるためにはやることがたくさんある 1. URLを整える 2. URLの正規化 3. サイトのSSL化 4. meta descriptionを設定する 5. ページの表示速度は可能な限り早く 6. HTMLタグは正しいものを使おう 7. ファイルサイズを減らす 8. サーバーのパフォーマンスを上げる 9. サイトマップを設置・Googleに送信する 10. 404ページを用意する 11. クローリングしてほしくないページはno indexする 12. 質の高いページ・記事を作る 13. 被リンクを増やす 14. etc……..
18. 検索エンジンを理解するための３つの事柄 クローラーが サイトを巡回 クローリング インデックスする ランキング 　　順位決定 サイトの情報を検索エンジンの　 　　　　　 DBに保存
19. インデックスとは ・クローラーが集めたサイトの情報をGoogleのDBに保存すること 　　例えば、以下のようなものが保存されている - どんなトピックを扱っているサイトなのか - どんな情報をユーザーに提供しているか - どのキーワードと関連性があるか （具体的に何が保存されているかはGoogleしか知らない）
20. 検索結果がユーザーに届くまでの流れ 「六本木　ランチ」 このワードに当てはまる サイトどれや〜
21. ラーメン食べ行こ たくさんあったよー 検索結果どうぞ！ 検索結果がユーザーに届くまでの流れ
22. no indexという設定について ・インデックスされない限り、検索結果に表示されることはない 　＝　意図的に結果に表示させないこともできる ・「このページはインデックスさせたいが、あのページはしない」も可能
23. インデックスさせたくないページは？ https://developers.google.com/search/docs/advanced/crawling/block-indexing?hl=ja ・HTMLの場合、headタグの中に以下のコードを書く 　 （共通のheadタグに書くと全部noindexになるのでご注意を）
24. サイト・ページがインデックスされているかの確認方法 ・「site: URL入力」でGoogle検索する ・これを使ってno indexのページが正しくインデックスされていないかの 　確認ができる
25. ここまでのまとめ ・クローラーがたくさんのWebサイトを解析している ・解析したデータはインデックスされて、DBに保存されている ・保存されているデータをもとに検索結果に表示している
26. 検索エンジンを理解するための３つの事柄 クローラーが サイトを巡回 クローリング インデックスする ランキング サイトの情報を検索エンジンの　 　　　　　 DBに保存 順位決定
27. １位 ２位
28. どうやって順位付けがされているの？ Googleの中の人が「この記事いいねー！プラス1ポイント！」ってやっている（嘘）
29. どうやって順位付けがされているの？ A. 検索アルゴリズムが順位を決めている 　→　もちろん内容は非公開 - 公表されているのは「コンテンツ」と「被リンク」が大切ということ - 噂によると、２００以上の要因で順位が決まっているらしい
30. A. 他のSNSやサイトに自サイトのリンクが貼られていること 被リンクとは？ 　クローラー「巡回したページに張られているリンクを見に行くぞ」
31. アルゴリズムのアップデートから起きる悲劇 Googleのアルゴリズムがアップデート 検索順位が下がる 　 アクセス数が減る 売上が減る（泣）
32. ここまでのまとめ クローラーが サイトを巡回 サイトの情報を検索エンジンの　 　　　　　 DBに保存 アルゴリズムで順位決定 クローリング インデックスする ランキング
33. エンジニアにできることは？ 1. URLを整える 2. URLの正規化 3. サイトのSSL化 4. meta descriptionを設定する 5. ページの表示速度は可能な限り早く 6. HTMLタグは正しいものを使おう　←ここだけ解説 7. ファイルサイズを減らす 8. サーバーのパフォーマンスを上げる 9. サイトマップを設置・Googleに送信する 10. 404ページを用意する 11. クローリングしてほしくないページは no indexする 12. 質の高いページ・記事を作る 13. 被リンクを増やす 14. etc……..
34. HTMLタグは正しいものを使おう HTMLを書くときにこんなことやってませんか？？（自戒） ↓全部divタグで書いちゃう↓
35. HTMLタグは正しいものを使おう ✳クローラーが巡回するときにHTMLタグも見るのでマズい
36. HTMLタグは正しいものを使おう ・見出し1であればh1タグを使う ・段落のテキストならpタグを使う →　クローラーが適切に読み取ってくれるようになる
37. まとめ SEOについての知識が深まれば実務で役に立つ時が来るかも・・・？ このスライドが何かの助けになれば嬉しいです！