Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
複業メンバーと共に創るカウシェ
Search
Katsuya Kato
September 29, 2022
Technology
0
700
複業メンバーと共に創るカウシェ
【 iOS祭り 】ヒットプロダクトを開発!iOSエンジニアが語る自社プロダクト開発の難しさ
Katsuya Kato
September 29, 2022
Tweet
Share
More Decks by Katsuya Kato
See All by Katsuya Kato
AndroidThingsとFirebaseで始めるホームセキュリティ / Android Things Home Security
katsuyax
2
5.3k
WWDCでこの先生きのこるには / WWDC2017
katsuyax
0
100
watchOS3の新機能 / watchos3
katsuyax
0
94
Firebaseを使ってみた
katsuyax
0
48
iPhone(iOS)のアプリ内課金 / in app purchase
katsuyax
0
110
Other Decks in Technology
See All in Technology
AI駆動で進める依存ライブラリ更新 ─ Vue プロジェクトの品質向上と開発スピード改善の実践録
sayn0
1
340
AWSが好きすぎて、41歳でエンジニアになり、AAIを経由してAWSパートナー企業に入った話
yama3133
1
170
Azure Well-Architected Framework入門
tomokusaba
1
140
もう外には出ない。より快適なフルリモート環境を目指して
mottyzzz
13
11k
生成AI時代のPythonセキュリティとガバナンス
abenben
0
150
ヘンリー会社紹介資料(エンジニア向け) / company deck for engineer
henryofficial
0
420
実践マルチモーダル検索!
shibuiwilliam
1
240
GraphRAG グラフDBを使ったLLM生成(自作漫画DBを用いた具体例を用いて)
seaturt1e
1
160
CLIPでマルチモーダル画像検索 →とても良い
wm3
0
500
20251029_Cursor Meetup Tokyo #02_MK_「あなたのAI、私のシェル」 - プロンプトインジェクションによるエージェントのハイジャック
mk0721
PRO
5
1.9k
会社を支える Pythonという言語戦略 ~なぜPythonを主要言語にしているのか?~
curekoshimizu
4
890
RemoteFunctionを使ったコロケーション
mkazutaka
1
140
Featured
See All Featured
The Straight Up "How To Draw Better" Workshop
denniskardys
239
140k
Building Better People: How to give real-time feedback that sticks.
wjessup
370
20k
Understanding Cognitive Biases in Performance Measurement
bluesmoon
31
2.7k
Making Projects Easy
brettharned
120
6.4k
RailsConf & Balkan Ruby 2019: The Past, Present, and Future of Rails at GitHub
eileencodes
140
34k
Six Lessons from altMBA
skipperchong
29
4k
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
463
33k
Making the Leap to Tech Lead
cromwellryan
135
9.6k
Automating Front-end Workflow
addyosmani
1371
200k
JavaScript: Past, Present, and Future - NDC Porto 2020
reverentgeek
52
5.7k
Become a Pro
speakerdeck
PRO
29
5.6k
Typedesign – Prime Four
hannesfritz
42
2.8k
Transcript
© KAUCHE, Inc. 複業メンバーと共に創るカウシェ Katsuya Kato
© KAUCHE, Inc. 2 目次 • 自己紹介 • カウシェのサービス、組織の特徴 •
複業メンバーと共に創るときの課題 • 対策 • まとめ
© KAUCHE, Inc. 自己紹介 • モバイルアプリエンジニア ◦ iOS/Androidともに黎明期からアプリ開発を行う ◦ 前職ではUnityでの開発も行う
◦ Flutterも少々 • 2022年9月に一人目の正社員iOSエンジニアとして入社 ◦ 入社エントリ ◦ 実装はもちろんのこと今まで他のメンバーに助けてもらっていたところ を徐々に整えていっている 3
© KAUCHE, Inc. カウシェの紹介 4
© KAUCHE, Inc. 5 カウシェの紹介
© KAUCHE, Inc. カウシェの組織の特徴 • 複業メンバーが多い ◦ 自ら働く環境を楽しみ、熱量を最大化する「自律・自燃 型組織」を目指し、様々な雇用形態のメンバーが活躍 •
創業当初からスピードを出すために 複業メンバーに助けてもらっている • 複業から正社員になるメンバーもいる • 先月(2022年8月)まで 正社員iOSエンジニアが一人もいなかった ※複業にはフリーランスも含む 6 ※2022年8月時点
© KAUCHE, Inc. 7 複業メンバーと共に創るときの課題
© KAUCHE, Inc. 8 複業メンバーと共に創るときの課題 • 複業メンバーの稼働時間が限られている • 非同期コミュニケーションが主体になってしまう
© KAUCHE, Inc. 9 対策 • 複業メンバーのアウトプットを最大化できるよう環境を整える • 開発の助けになるドキュメントを用意する •
開発効率を上げるDesignKit、MockKitを準備する
© KAUCHE, Inc. 10 複業メンバーのアウトプットを最大化できるよう環境を整える
© KAUCHE, Inc. 11 複業メンバーのアウトプットを最大化できるよう環境を整える • M1 MaxなMacを貸与 ◦ ただしフルタイムに近い稼働に限る
◦ ビルド時間、Xcodeのプレビュー表示などを少しでも速く、軽く • 複業でも自分事にしてもらえるよう会社の情報をオープンにする ◦ 自律・自燃を目指している ◦ 会社に関する情報は全て Notion上で公開されており 複業メンバーも閲覧可能
© KAUCHE, Inc. 12 開発の助けになるドキュメントを用意する
© KAUCHE, Inc. 13 開発の助けになるドキュメントを用意する • 些細なことでもNotionに記載する ◦ iOSチームとしての方針を周知する ◦
PRで書いたTipsも他の人が気が付かないと勿体ない ◦ Slackでの議論で終わると流れてそのタイミングで居なかった人が見逃 してしまう ◦ 新規メンバーのオンボーディングにも役立つ
© KAUCHE, Inc. 14 DesignKit / MockKit
© KAUCHE, Inc. 15 カウシェのモジュール構成 ※一部UIKitもあるが大半がSwiftUIで作られている
© KAUCHE, Inc. 16 カウシェのモジュール構成 ※一部UIKitもあるが大半がSwiftUIで作られている
© KAUCHE, Inc. 17 DesignKit
© KAUCHE, Inc. 18 DesignKit • DesignKitとは ◦ カウシェのデザインコンポーネントを保持 ◦
Colors、Styles、UI Componentsを有する • 目的 ◦ 開発の効率化 ◦ プレビューでどのようなコンポーネントかすぐに分かる ▪ 何がすでにあるかというコミュニケーションが省ける ▪ DesignKitのコンポーネントの一覧を Notionなどに作成することや、 UIを確認するアプリを作ることも検討したが費用対効果を考えてプレビューだけ にした
© KAUCHE, Inc. 19 DesignKit
© KAUCHE, Inc. 20 MockKit
© KAUCHE, Inc. 21 MockKit • MockKitとは ◦ カウシェのモックデータを定義する ◦
APIのレスポンス等をモックする • 目的 ◦ モックデータをプレビュー、 UnitTestで共用して効率化 ◦ それぞれで用意すると似たようなデータが重複し、開発効率も悪くなる ◦ プロダクションコードから切り離す • 色んなパターンのモックデータを用意することでプレビューで 複数パターンの表示を確認できる ◦ UI仕様の把握をXcode上でプレビューで確認できる
© KAUCHE, Inc. 22 MockKit
© KAUCHE, Inc. 23 まとめ • 課題 ◦ 複業メンバーの稼働時間が限られている ◦
非同期コミュニケーションが主体になってしまう • 対策 ◦ ドキュメントやXcodeのプレビューなどの仕組みを使って仕様把握やコミュニケーションの効率化 を図った
© KAUCHE, Inc. 24 https://enjoy-working.kauche.com/product