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Fin-JAWS 第11回 最近の金融AWS事情 ~2020春〜「ブロックチェーン向け金融・経...

Fin-JAWS 第11回 最近の金融AWS事情 ~2020春〜「ブロックチェーン向け金融・経済情報サービス(β版)」/fin-jaws-11-financial-information-service-for-the-blockchain-beta

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Kazuaki Seki

April 14, 2020

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Transcript

  1. 2 © 2020 QUICK Corp. All Rights Reserved. QUICKの暗号資産・ブロックチェーン分野での取り組み ・2015年08月

    bitFlyerへ出資(QUICKサービスでビットコイン等の価格を配信中) ・2016年01月 日本ブロックチェーン協会(当時、日本価値記録協会事業者協会)に加入 ・2017年11月 KPMG/あずさ監査法人と「仮想通貨ベンチマーク研究会」開催 ・2018年09月 QUICKがLP出資するSV Fintechファンド、Cryptactに出資 ・2019年08月 ブロックチェーン向け金融・経済情報サービスβ版をCryptactと共同開発 ・2020年03月 新経済連盟の「ブロックチェーン国家戦略に向けた提言(事例分析編)」に採用 ほか、2018年と2019年のFIN/SUMでパネルディスカッションを企画・開催 ・2018年「仮想通貨ベンチマークとエコシステムの構築」 ・2019年「スマートコントラクトの社会実装前夜~ブロックチェーンがもたらす金融ビジネスの可能性」
  2. 3 © 2020 QUICK Corp. All Rights Reserved. QUICKの暗号資産・ブロックチェーン分野での取り組み <ティザーサイトでのデータ配信>

    暗号資産・ブロックチェーンビジネ ス分野での取り組み <指標の試験算出> ・Network Value to Transactions Ratio(NVT) Bitcoinがどれだけ活発に利用されているかを測定 ・Bitcoin Days Destroyed (BDD) ネットワークの活発さを測定する指標。 コインの未使用期間で重み付け長期保有者の動きを予測
  3. 4 © 2020 QUICK Corp. All Rights Reserved. ①証跡記録 例:トレーサビリティ、ID

    ②価値移転 例:地域通貨、デジタル証券、等 ③自動契約執行 例:プライベートエクイティ、デリバティブ、 保険、自律協働型IoT、等 証跡記録 執行トリガー Block #xxx Block #xxx Block #xxx Block #xxx Block #xxx Block #xxx Block #xxx Block #xxx Block #xxx 参照 価値移転 契約締結 条件判定& 契約執行 ブロックチェーン利用形態の整理
  4. 5 © 2020 QUICK Corp. All Rights Reserved. スマートコントラクト(広義) 古典的な例:

    “スマート〇〇”と呼ばれるものと同様に、“コントラクト(契約)”を情報技術で最適化して解決する考え 情報技術を用いた例: お金を入れてボタンを押せば商品が出る仕組み 商品の売買契約の自動化 自動販売機 電子マネーの残高が設定額を下回ると、 自動的にチャージする契約行為 オートチャージ機能
  5. 6 © 2020 QUICK Corp. All Rights Reserved. スマートコントラクト(狭義) ブロックチェーンのメリット

    Ethereum等のブロックチェーン上でプログラム化して自動的に動作する契約 「単一障害点をなくし、高い耐障害性を実現できる」という発想はインターネットも同様 これまでのインターネットでは、データ共有はできても、価値の移転を保証することはできなかった たとえば、デジタル通貨をデータとして実装し、インターネットで流通させた場合 送ったデータが元の所有者の手元から消えない限り、二重支払いなどの不正が簡単にできる これを、分散管理台帳によってデータの所有権や移転の事実を記述することで、 ネットワークを通じた価値の移転を実現可能にしたのがブロックチェーン ブロックチェーンの特徴 不特定多数の参加者によって支えられる分散型台帳の一種 誰もがシステムの維持に参加でき、全体の合意によって新しいデータが記録される 特定の誰かがコントロールすることが難しく、トラストレスなシステムの実現が期待される
  6. 7 © 2020 QUICK Corp. All Rights Reserved. スマートコントラクト(狭義) スマートコントラクトの流れ

    ブロックチェーン上のプログラムにより、自動的に執行 ブロックチェーンに記録され、改ざんは実質的に不可能 プログラム ① 契約の事前定義 ④ 決済 ② イベント 発生 外部情報 ③ 契約執行 価値移転 通貨や権利などのさまざまな資産がブロックチェーン上にデータ化されると、 資産の移転や権利行使をプログラムとして記述し、自動化が可能 自動化することで、これまで物理的に発生していた様々なコストを削減し、効率化を図れる
  7. 8 © 2020 QUICK Corp. All Rights Reserved. スマートコントラクトの課題 「信頼できる外部情報をどう取得するか」

    ブロックチェーン外部の情報をブロックチェーンに提供するエンティティが必要となる →「オラクル」と呼ばれる ※神託や預言といった意味をもつ英単語(Oracle)が語源 ※ 企業の「オラクル」のことではない。 外部情報 ブロックチェーン外部情報の例: 日付、時刻、天気、乱数、株価、金利、為替レート、 マスタデータ(証券コード等)、 他のブロックチェーンの情報、等 ブロックチェーン内部情報の例: ブロックがチェーンに取り込まれた時刻、 ブロックのハッシュ値、ブロック生成者のアドレス、 現在のブロック番号、ブロックサイズ、等
  8. 9 © 2020 QUICK Corp. All Rights Reserved. オラクルの役割:なぜ必要なのか? ブロックチェーンにはデータの改ざんが実質不可能という特徴がある。ブロックの連鎖(積み重ね)でデー

    タが追加されており、ひとつ前のブロックのハッシュを基に新規ブロックを作っていくので、途中で書き換 えた場合はハッシュが正しくなくなり、それ以降のブロックが正しいことを証明できない。 スマートコントラクトはブロックチェーン上に記録されたプログラムであり、スマートコントラクトを実行 すると、入力・実行結果等がトランザクションとしてブロックチェーンに記録される。 入力データはブロックチェーン上に記録されたものしか使えない。実行時にどこかのWebサイトにアクセス して取得したものを入力として利用、といったことはできない。 なぜか。たとえば新規ノードが構築されてデータ同期する際、ノードは1番目のブロックから順番に検証す ることになる。このとき、過去(例えば1年前)のスマートコントラクトの実行結果は同じ入力データを取得 できないと正しく検証できない。ここでWebサイト等にアクセスして入力データを取得した場合に、Web サイトがなくなったorデータが更新されてしまっていた等の理由で同じ入力データを取得できる保証(つま りブロックを正しく検証できる保証)がない。 よってスマートコントラクトの入力データはブロックチェーン上に記録されている必要がある。 スマートコントラクトの入力となる外部情報をブロックチェーンに記録
  9. 10 © 2020 QUICK Corp. All Rights Reserved. Ethereumノードの24.6%はAWSで稼働 ・クラウドとオンプレミスでの合計ノード数:8933

    ・クラウド上で稼働しているノード数 :5499(61.6%) ・オンプレミスで稼働しているノード数 :3434(38.4%) ※Chainstackによる、2019年9月20日のスナップショットを基にした調査結果 https://chainstack.com/the-ethereum-cloud-vs-on-premises-nodes-conundrum/#results
  10. 11 © 2020 QUICK Corp. All Rights Reserved. QUICKも各ブロックチェーンのノードをAWSで構築 当初すべてt2.microでノード構築を進めたが、メモリ不足が原因と思われる問題(ロ

    グイン不可、ブロックチェーン情報の同期失敗、レスポンス低下)が多発したので、 スワップ領域を2GBに拡張。Ethereumについてはそれでも同期に失敗したため、イ ンスタンスタイプをアップグレードしたところ、問題は解消。 ブロックチェーンの同期は、どれも概ね2~3日で完了。 対象 Bitcoin Bitcoin Cash Ethereum クライアント Bitcoin Core 0.19.1 Bitcoin ABC 0.21.1 Geth 1.9.11 インスタンスタイプ t3.small t3.small t3.large ストレージ 400GB(SSD) 300GB(SSD) 1000GB(SSD) その他 - - スワップ領域 8GB
  11. 12 © 2020 QUICK Corp. All Rights Reserved. Amazon Managed

    Blockchain https://aws.amazon.com/jp/builders-flash/202002/awsgeek-blockchain/
  12. 13 © 2020 QUICK Corp. All Rights Reserved. ブロックチェーン向け金融・経済情報サービス(β版)の共同開発 ブロックチェーンを活用したシステム構築実績

    国内最⼤級の暗号資産管理プラットフォーム 金融業界向け情報提供で40年にわたる実績 「日経平均株価」等の指標算出 両社の連携で、信頼性/正当性の高い情報提供を実現
  13. 14 © 2020 QUICK Corp. All Rights Reserved. ブロックチェーン向け金融・経済情報サービス(β版) 概要図

    データ取得 データ記録 外部利用者 ブロックチェーン ノード ブロックチェーン ノード 外部 コントラクト QUICK コントラクト データ要求 データ応答
  14. 15 © 2020 QUICK Corp. All Rights Reserved. コード作成からコントラクト生成までの流れ ブロックチェーン

    ノード ブロックチェーン ノード QUICK コントラクト ①コード作成、コンパイル ②コントラクト生成用 トランザクションの送信 ③トランザクションを ブロックチェーンに登録 ④コントラクト生成
  15. 16 © 2020 QUICK Corp. All Rights Reserved. 機能① データ記録

    ②データ記録 トランザクション ①データ取得 ブロックチェーン ノード ブロックチェーン ノード QUICK コントラクト ③トランザクションを ブロックチェーンに登録 ④ブロックチェーン上に データ記録
  16. 17 © 2020 QUICK Corp. All Rights Reserved. 機能② データ応答

    外部利用者 ブロックチェーン ノード ブロックチェーン ノード 外部 コントラクト データ要求 QUICK コントラクト ②トランザクションを ブロックチェーンに登録 データ応答 ①データ参照 トランザクション
  17. 18 © 2020 QUICK Corp. All Rights Reserved. オラクルコントラクトの利用例:オプション取引 4.価格記録

    5.原資産価格要求 6.価格情報の応答 3.手数料支払い QUICK コントラクト 1.オプション生成 買い手 売り手 オプション コントラクト 7.ペイオフ 2.オプション購入