SREの役割は従来、可用性やパフォーマンスの維持にフォーカスされてきました。しかしクラウドネイティブ化やDevOpsの進展により、セキュリティは特定の専門チームだけで完結するものではなくなり、SREもその一端を担うことが求められています。
一方で「どこまでSREがやるべきなのか」という問いに対しては明確な答えがなく、現場では責任の曖昧化や運用負荷の増大といった課題が顕在化しています。すべてをカバーしようとするほど、運用は破綻しやすくなるという現実もあります。
本セッションでは、セキュリティの民主化が進む現代において、SREが担うべき役割を再定義し、「全部やる」のではなく「回る仕組みを設計する」という観点から運用を再設計するアプローチを提示します。
Runtime検知、脆弱性対応、Agentless運用などの実例を交えながら、現場で実際に起きている課題とその解決策を整理し、SREとセキュリティの境界をどのように設計すべきかを具体的に解説します。
最終的には、検知・優先順位付け・自動化・フィードバックのループを中心とした新しい運用ライフサイクルを提示し、持続可能なセキュリティ運用の実現方法を共有します。