悩ましきスクラム

2024/07/31 に開催された、[HRMOS （BizReach）x みてね（MIXI）] SREのお悩みぶっつけ合いLT大会のスライドです。
https://mixi.connpass.com/event/323752/

Transcript

1. ©MIXI 悩ましきスクラム みてねのケース 2024/07/31 [HRMOS （BizReach）x みてね（MIXI）] SREのお悩 みぶっつけ合いLT⼤会 株式会社MIXI Vantageスタジオ みてねプロダクト開発部 プラットフォームグループ SREチーム ⽊村 有希
2. 2 ©MIXI ⾃⼰紹介 名前 ⽊村 有希 (@kimuson_13) 所属 株式会社MIXI Vantageスタジオ みてねプロダクト開発部 プラットフォームグループ SREチーム 名前 ⽊村 有希 (@kimuson_13) 経歴 • 2024/04に株式会社MIXIに新卒⼊社。みてねSREチームへの配属は2024/05中旬から • ⼊社前はMIXIのモンストの解析グループで内定者アルバイトをしていた • データ基盤のCD実装やデータマートのテスト実装などSREっぽいことをしていた • 他にもいろいろな企業でエンジニアとしてインターンを経験
3. 3 ©MIXI みてねのSREチームについて ミッション • 世界中の家族が快適かつ安⼼に使えるサービスを提供する • 組織が⾃律的に問題解決できるようにプラットフォームを提供する • 事業継続性を阻害する要因を排除する チーム構成 SREチームは現在5⼈で活動中 そこから2つのチームに分かれて、それぞれ取り組む「チーム⽬標」を決定し、その達成に向けて奮闘 2024/07現在、絶賛チームメンバーを募集中 チーム⽬標とは？ SREは性質上、お問い合わせや依頼などの差し込みが発⽣しやすく、これだけだと中期で価値が出しにくい 「チーム⽬標」は中⻑期的に取り組みたい事業優先度の⾼い課題や新技術/新サービスの導⼊などをテーマにしたもの これらの優先度はPOやMGRとも認識を合わせながら進めている 「チーム⽬標」に対して、⽉毎にどこまで達成したいかの⽉⽬標を⽴てている
4. 4 ©MIXI みてねのSREチームのスクラムの現状 概要 • 1スプリントは1週間 • スプリントでは2つのチームでそれぞれ「チーム⽬標」の達成に向けて活動している • 「チーム⽬標」やそれに紐づくタスクはNotionで管理し、ふりかえりはmiroで⾏なっている スクラムイベント 毎⽇ • Daily Scrum(朝会) 週次 • スプリントレビュー • レトロスペクティブ • SREヘルスチェック • セキュリティチェック、ポストモーテム、 Slow queryの確認などSREの健全性を確認 概要 概要 隔週 • POレビュー会 ⽉次 • ⽉⽬標ふりかえり&設定会 • 知⾒の属⼈化を防ぐために1⼈ずつ⼊れ替え • スクラムふりかえり会
5. 5 ©MIXI スクラムの悩ましいところ①「ゴールへの検査」 状況 現状スプリントごとや、⽉次でスクラムやSREの開発‧各種対応プロセスについては検査はできている 週次のスプリントレビューや⽉次の⽬標ふりかえり&設定会でSREチーム内で成果を共有している これらを元に隔週のPOレビュー会でPOとの認識合わせもできている 悩ましさ ただ、あくまで「どれくらい進んだか、成果が出たか」の振り返りのみ 以下のような「チーム⽬標」に対する⽉⽬標への進捗の検査をチームで⾃発的にできていなかった • 週次のスプリントは順調なのか？ • このままで⽉次⽬標に到達できるのか？
6. 6 ©MIXI 悩ましいところ①へのアクション スプリントレビューのカイゼン スプリントレビュー時に今週の成果に加えて、⽉次⽬標を達成できそうか？をふりかえりの項⽬に追加 今⽉の進捗について考え、問題がないか確認する仕組みを⽤意 成果 まだ追加してから⽇が浅いが、現状の進捗で⽉の⽬標に間に合いそうかの共通認識を各チームでもSREチーム全体でも取 れるようになった (個⼈的なものだけど) 進捗のふりかえりがあることで、よりスプリント1回1回を⼤事に‧着実にこなしていこうという気 持ちが強まった NEXT もし順調では無い場合にどうしたら間に合わせられるか？ということをチーム内で考えられるようにする さらに順調であってもそうでなくてもなぜそうなったか？の要因もふりかえれると再現性が⾼くなりそう
7. 7 ©MIXI スクラムの悩ましいところ②「ミッションからの逆算」 状況 「チーム⽬標」に取り組むことで確実に成果は積み重なっていっている ⼀⽅で、以下のような課題‧もやもや感がふりかえり会で挙げられた • 成果は出せているが、⽬につく⼤事そうな課題を消化しているだけで3〜5年後の理想像(≒ミッションの実現)に近 づけているのかが漠然と不安 • 「チーム⽬標」があまり更新されておらず、ミッションとの結びつきが⾒えづらくなっているのでは 悩ましさ 2つをまとめると、現状はミッションから逆算して「チーム⽬標」を⽴てづらくなっている。。。 そしてこれらに対する話し合いを普段のレトロスペクティブの時間で⾏うにはヘビー
8. 8 ©MIXI 悩ましいところ②へのアクション SRE中⻑期⽬標⾒直し会の実施 スクラムイベントとは別枠で「SRE中⻑期⽬標⾒直し会」を実施した 以下のようなテーマでSREチーム全体で納得できるまで議論した • ミッションの記載内容に問題がないか？ • 「ミッションを成し遂げるために必要なこと」も確認 • ⼿段ではなく、状態を⽰すようなものになっているか？ • これらがどうミッションに紐づくか 成果 SREチーム全体で改めて⾃分たちはどういったことを成し遂げようとしているのか？という認識を合わせることができた 「チーム⽬標」を⽴てる‧ふりかえるときの判断基準を作ることができた NEXT 「チーム⽬標」がどの観点に沿っているか？を結びつけていく ⽉次の⽉⽬標ふりかえり&設定会の際に「ミッションを成し遂げるために必要なこと」か？という観点で「チーム⽬標」 の精査を⾏う
9. 9 ©MIXI まとめ 悩みはまだまだいっぱい • スプリントプランニングのような形で「チーム⽬標」のタスクの洗い出しをせずに都度追加‧優先度変更 しているが、プランニングとして⾏うべきか？ • SREチームの性質上、お問い合わせやチーム⽬標外のタスクといった差し込みは予想しにくいがその対応 時間、頻度は計測すべきか？ など悩ましいところは他にもたくさん。。。。 悩ましいことに対してアクションを⾏うと、さらに次の悩みが出てくる
10. 10 ©MIXI まとめ Go Beyond!!! そんな中、みてねは事業部として「Go Beyond」というValueがある より⾼みを⽬指していく限り悩みは尽きない だけどふりかえり‧カイゼンをする⼟壌はあるため、これからもチームで向き合っていく！
11. ©MIXI