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CentOS7サポート終了まで約半年 EoL後のOSを使い続けるとどうなる?

 CentOS7サポート終了まで約半年 EoL後のOSを使い続けるとどうなる?

CentOS 7 のメンテナンス更新が2024年6月30日に終了します。

終了後は、重大な脆弱性が発見されてもコミュニティから修正パッケージが提供されず、外部からの攻撃に対して無防備な状態となるため、そのまま使い続けるのは危険です。

後継 OS への移行が急がれますが、従来の CentOS と同様に安定した稼働を実現可能な、有力な移行先候補は不透明な状況です。

後継OSの状況や、直近の解決策などを紹介します。

koedoyoshida

January 27, 2024
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  1. Copyright Cybertrust Japan Co., Ltd. All rights reserved. 公開 CentOS7サポート終了まで半年!

    OSC出張版! MIRACLE LINUX Users Meetup!! 2024/1/27 Yoshida Shunsuke
  2. Copyright Cybertrust Japan Co., Ltd. All rights reserved. 公開 •

    Who am I? / Who we are? • CentOS PJ終焉のリスクと対策 • AlmaLinuxコミュニティ / CloudLinux社との取り組み • まとめ • お知らせ Agenda
  3. Copyright Cybertrust Japan Co., Ltd. All rights reserved. 公開 Who

    am I サイバートラスト株式会社所属 MIRACLELINUX Users Meetup主催 OSPOメンバー 一般社団法人PyCon JP Association 理事(2019-) 代表副理事(2023-) Python Software Foundation Managing members (2021-) PyCon JP Staff(2014-) 座長(2017-2019) 共同座長(2024) Yoshida Shunsuke
  4. Copyright Cybertrust Japan Co., Ltd. All rights reserved. 公開 PyCon

    JP 2024 主催メンバー募集! PyCon JP 2024は鈴木たかのり、吉田俊輔、寺田 学の3名で共同座長(Co-Chair)として運営! 座長も決定したので、早速、一緒に PyCon JP 2024のイベント開催を進めて 行く主催メンバーを募集します! 是非、申し込みをお願いします! https://pyconjp.blogspot.com/2024/01/pycon jp2024-co-chair.html
  5. Copyright Cybertrust Japan Co., Ltd. All rights reserved. 公開 2000

    2005 2010 2015 2020 会社変遷(Linux事業) / CentOSを取り巻く環境の変化 仮想化 / Linux安定 / OSS普及 CentOS化 / クラウド / スマホ ネット普及 / RHELプリイン普及 2006年 - 2015年 Asianux PJ 2000年 ミラクル・リナックス社 日本オラクル子会社として設立 2019年 産業Linux No.1 2003年 MLシェア20% 2006年 BPX装置 2012年 サイネージ 2014年 車載装置 2021年 SB IT部門採用 2010年 交通管理 2023年 AlmaLinux 参入 2009年 日本オラクル所有 株式をMBO、独立 Lehman Shock 2014年 SBテクノロジー子会社 SBグループ傘下へ 2017年 サイバートラスト社 (兄弟会社)と合併 ML6.0 ML8.4 ML2.1(RHEL Base) ML1.0 ML3.0 ML4.1 ML5.0 ML7.1 ML8.1 ML9.2 AL10.0 DX / サービスメッシュ 2021年 ML無償化 2021年 グロース市場 へ上場 2004年 CentOS PJスタート 2009年 開発リーダー失踪 事件 2014年 Red Hat社 傘下のPJへ 2020年 CentOS PJ終了を発表 CentOS7
  6. Copyright Cybertrust Japan Co., Ltd. All rights reserved. 公開 8

    デ ジ タ ル 化 に お け る 課 題 ▌会社概要/サイバートラストが解決する課題と提供価値 なりすまし (ヒト・モノ) 不正アクセス (ヒト・モノ) 盗聴 改ざん 本人性 実在性 完全性 真正性 責任追跡性 信頼性 社 会 の デ ジ タ ル シ フ ト ヒ ト ・ コ ト ・ モ ノ を つ な げ る 安 心 ・ 安 全 の 新 社 会 基 盤 安 心 ・ 安 全 な デ ジ タ ル 社 会 ⚫ 国内最長の 電子認証局運用実績 ⚫ 国内で最も高い 組込みLinux技術 ⚫ 組込み・IoT技術 商号 サイバートラスト株式会社 Cybertrust Japan Co., Ltd. 設立 2000年6月1日 所在地 〒106-0032 東京都港区六本木1丁目9-10アークヒルズ仙石山森タワー35階 資本金 812,505千円 (2023年9月末時点) 主な株主 (2023年9月末時点) SBテクノロジー株式会社 株式会社オービックビジネスコンサルタント 株式会社SBI証券 セコム株式会社 大日本印刷株式会社 株式会社日立製作所 株式会社NTTデータ THE BANK OF NEWYORK 133595 株式会社日本カストディ銀行(信託口) 楽天証券株式会社 事業内容 ◼ 認証サービス事業、セキュリティソリューション事業 ◼ Linux OS 開発、OSS を活用したエンタープライズ向け ソフトウェア開発、サポートおよびコンサルティング事業 ◼ IoT 関連事業、組込み Linux 関連事業 関係会社 < 連結子会社 > リネオソリューションズ株式会社 Cybersecure Tech Inc. < 関連会社 > 日本RA株式会社 その他1社 事業所 本社 (六本木一丁目) 、松江ラボ
  7. Copyright Cybertrust Japan Co., Ltd. All rights reserved. 公開 9

    ▌3事業の概要 認証セキュリティとLinux/OSSの技術を組み合わせることにより DXの課題解決に向けた独自のトラストサービスを提供 トラストサービス 認証・セキュリティ IoT Linux/OSS オンラインでの本人認証 国内電子認証局の運用 電子認証の専門性 グローバル標準 IoT機器ライフサイクル管理 組込みLinux 専用OSの長期サポート ITインフラを支えるLinux提供 Linux/OSSの専門性
  8. Copyright Cybertrust Japan Co., Ltd. All rights reserved. 公開 当社Linux

    OSS事業の強み 1 16 100 300K 国内Only 1 Linux Distro ML4にて16年 継続サポート実績 100名以上の Linuxエンジニア 300K台以上の 保守サポート提供
  9. Copyright Cybertrust Japan Co., Ltd. All rights reserved. 公開 CentOS

    6 CentOS 7 CentOS 8 CentOS Stream 8 RHEL 8 CentOS Stream 9 RHEL 9 2020 2021 2022 2023 2024 ~ 2029 2030 2031 2032 2033 ELS CentOSについて コミュニティサポート(2024/6) コミュニティサポート(2024/5) コミュニティサポート(2029/5) コミュニティサポート(2027/5) コミュニティサポート(2032/5) 当初予定(2029/5) コミュニティサポート
  10. Copyright Cybertrust Japan Co., Ltd. All rights reserved. 公開 CentOS

    メンテナンス更新終了 [ 国内 ] 現在使用しているLinux OS 出典:LinuxOS利用企業の約4割が現在もCentOSを利用 | OSSのデージーネット (2022/8/25) 国内シェアの高いCentOS 7(EOL)は 2024年 6月 30日まで 2024/06/30 EOLを迎えたOSは時限爆弾 13
  11. Copyright Cybertrust Japan Co., Ltd. All rights reserved. 公開 脆弱性は増加している

    ソフトウェア等の脆弱性関連情報に関する届出状況[2023年第2四半期(4月~6月)] https://www.ipa.go.jp/security/reports/vuln/software/2023q2.html 約1.2倍 約1.1倍
  12. Copyright Cybertrust Japan Co., Ltd. All rights reserved. 公開 CentOS

    EOL後の脆弱性について 2021年:PwnKit (CVE-2021-4034) 攻撃者がroot権限を獲得可能 2021年:Log4Shell(CVE-2021-44228) 不正コードをリモート実行 2020年以降の大きな問題になった脆弱性 CentOS 6 2,039 件 2020年 11月30日 サポート終了 CentOS 8 1,896 件 2021年 12月31日 サポート終了 EOL以降パッチリリースした脆弱性件数※ ※2023年11月13日時点の情報(CloudLinux Inc.調べ:CVSS7+) ※KernelやOpenSSLなど主要なパッケージに対する重大な脆弱性のみの件数 サイバー攻撃を受けるリスクは 日々増加し続けている 2022年:OpenSSL(CVE-2022-3602) システムクラッシュ,不正コード実行 2022年:LinuxKernel(CVE-2022-2590) 攻撃社がroot権限を獲得可能 2023年:sudoeditl(CVE-2023-22809) 権限のないファイルにアクセス可能
  13. Copyright Cybertrust Japan Co., Ltd. All rights reserved. 公開 16

    「情報セキュリティ10大脅威 2023」独立行政法人情報処理推進機構(IPA)発表 出典:https://www.ipa.go.jp/security/vuln/10threats2022.html https://www.ipa.go.jp/security/vuln/10threats2023.html 2022年(組織) 順位 2023年(組織) 前年 ランサムウェアによる被害 1位 ランサムウェアによる被害 1位 標的型攻撃による機密情報の窃取 2位 サプライチェーンの弱点を悪用した攻撃 3位 サプライチェーンの弱点を悪用した攻撃 3位 標的型攻撃による機密情報の窃取 2位 テレワーク等のニューノーマルな働き方を狙 った攻撃 4位 内部府政による情報漏洩 5位 内部不正による情報漏えい 5位 テレワーク等のニューノーマルな働き方 を狙った攻撃 4位 脆弱性対策情報の公開に伴う悪用増加 6位 修正プログラムの公開前を狙う攻撃 (ゼロデイ攻撃) 7位 修正プログラムの公開前を狙う攻撃 (ゼロデイ攻撃) NEW 7位 ビジネスメール詐欺による金銭被害 5位 ビジネスメール詐欺による金銭被害 8位 脆弱性対策情報の公開に伴う悪用増加 6位 予期せぬIT基盤の障害に伴う業務停止 9位 不注意による情報漏えい等の被害 10位 不注意による情報漏えい等の被害 10位 犯罪のビジネス化 (アンダーグラウンドサービス) -
  14. Copyright Cybertrust Japan Co., Ltd. All rights reserved. 公開 APT41

    (Axiom Group, BRONZE ATLAS, Barium, Blackfly, Earth Baku, Red Kelpie, Wicked Panda, Winnti Group) 中国のハッカー集団。米国州政府の家畜管理システム「USAHERDS」を攻撃 APT19 Deep Panda (BRONZE FIRESTONE, Black Vine, Group 72, KungFu Kittens, PinkPanther, Shell Crew) 中国のハッカー集団。Fire Chilli Rootkit をインストールする。 APT35 (Group 83, NewsBeef, Phosphorus, Yellow Garuda) イランの国家支援グループ。CharmPower: PowerShell-based modular backdoorをインストールする Aquatic Panda 諜報活動と産業スパイという 2 つのミッションを持ち標的型攻撃を行う中国拠点の攻撃者グループ AvosLocker Ransomware Group RaaS。金融、製造業、政府施設など、米国の複数のインフラストラクチャ分野を主な標的としてサイバー攻撃を仕掛けている。 DEV-0401 中国に拠点を置くサイバー犯罪者集団。Night Skyを使って、「VMware Horizon」を標的とする攻撃でlog4shellを利用 HAFNIUM 中国のハッカー集団。VMWareを標的とする攻撃でLog4Shellを利用 Keksec Group (Freak threat actor) EnemyBotマルウェアを作成。マルウェアでLog4Shellを利用 …等 Log4Shellを利用しているとされるThreatActor例
  15. Copyright Cybertrust Japan Co., Ltd. All rights reserved. 公開 CISAの「KNOWN

    EXPLOITED VULNERABILITIES CATALOG」で悪用されてい る脆弱性が確認できる。 代表的な脆弱性
  16. Copyright Cybertrust Japan Co., Ltd. All rights reserved. 公開 CentOSの終焉とはなんなのか?

    • CentOS Linuxの提供が終了。(CentOS8は既にEoL、7は2024/6迄) ◦ メジャーバーション(RHELにおける9以降)はリリースされない。 ◦ EoLを迎えたバーションはメンテナンス(バグ、セキュリティ)されない。 CentOS Projectの立ち位置が大きく変わってしまい 「無償のRHEL安定版クローン」として利用していたユーザーが 従来の想定通り利用できなくなった 移行先となる主なディストリビューション CentOS Linuxで構築された システムは今後セキュリティ対策 の為のパッチが入手出来なくなる CentOS Streamは実際の商用環境 で安定稼働させることが難しい為 “無償のRHEL互換環境”は他の ディストリで構築する必要がある 既存のシステム 新規構築のシステム やらないと いけないこと 終わること
  17. Copyright Cybertrust Japan Co., Ltd. All rights reserved. 公開 RED

    HATブログ & CentOSブログ https://blog.centos.org/2020/12/future-is-centos-stream/ https://www.redhat.com/en/blog/centos-stream-building-innovative-future-enterprise-linux • 2000台:日本国内はRHELプレインストール・モデルでRHEL拡大 • 2014年:CentOSがRH社の管理下のコミュニティ&RHELクローンへ • 2020年:CentOS Streamプロジェクト発表とともに、CentOS PJ終了発表 • 2022年:git.centos.orgへのRHELソース公開停止、RHELクローンも終焉へ 2014年リリースのCentOS7が国内に多く存在. 2020年以降, CentOS/RHELクローンが不透明
  18. Copyright Cybertrust Japan Co., Ltd. All rights reserved. 公開 CentOS

    Stream の位置づけ CentOS Stream は Red Hat Enterprise Linux系の ローリングリリース版ディストリビューション dist 説明 Fedora 先進的でRHELの元になるベースを 作るプロジェクト CentOS Linux RHELの公開されたソースコードを再ビルドし た、コミュニティによるディストリビューシ ョン、8は2021年で終了 CentOS Stream RHELのナイトリービルド (RHELリリース前のバージョンも含む) コミュニティ(RHELの非契約者含む)からのバグレ ポート・修正投稿の窓口を担う予定 Red Hat Enterprise Linux パッケージを安定させて商用パッケージやソ リューションを追加したもの 「CentOSと異なり、バージョンの固定ができず、常に最新版のパッケージが当たっている状態 また、RHELにリリースされる前のパッケージが実験的に導入されているディストリビューション」 https://blog.centos.org/2020/12/centos-stream-is-continuous-delivery/ より引用
  19. Copyright Cybertrust Japan Co., Ltd. All rights reserved. 公開 25

    そもそもRHEL互換って何? ◼ OS内のパッケージが全て同一であること ◼ 同一とは?バージョンが同じ事? ◼ 同じパッケージが含まれていること? ◼ RHELにて動作確認が取れているHWやSWが動作すること? RHEL とすべての面で互換・クローンであるディストリビューションは存在しえない。 RHELにて提供されるパッケージは、大きく以下のパターンが存在する。 ◼ OSSをRH社側でRPM形式にパッケージングしたパッケージ ◼ RH社が提供しているサービスを利用するためにRH社が作成したパッケージ ◼ RH社が商標、著作権を持っているパッケージ CentOSなどは、削除、修正したパッケージを公開している https://wiki.centos.org/ja/Manuals/ReleaseNotes/CentOS8.1911#A.2BMKIwwzDXM LkwyDDqMPww4DBrMEIwizDRMMMwsTD8MLgwZzAB- CentOS_.2BMExSSpZkMFcwXzDRMMMwsTD8MLg-
  20. Copyright Cybertrust Japan Co., Ltd. All rights reserved. 公開 26

    アップストリームとダウンストリーム 各ディストリビューション毎のそのほかの作業 ◦ 各ディストリビューションでの独自パッチ適用 ◦ 独自ソフトウェアの導入 ◦ 画像、商標など再配布できない(OSSでない)ものを変更 ◦ ビルドシステムなどの整備 などなど
  21. Copyright Cybertrust Japan Co., Ltd. All rights reserved. 公開 ◼

    OS選定には、脆弱性発生からパッケージリリースまでの期間が大切 ◼ CentOS StreamはRHELの単なる先出ではなく、 提供するパッケージレベルで差異がある。 ◼ パッケージ提供時のerrata(ソフトウェアの修正内容を記載しているサイト)の有 無なども一つのポイント BIND 9を用いたRHEL互換OSの違い dist名 RHEL8 CentOS8 ML8 AlmaLinux CentOS Stream リリース日 3/1 3/1 3/2 3/9 2/22 パッケージ名 bind-9.11.20- 5.el8_3.1.x86_64.rpm bind-9.11.20- 5.el8.x86_64.rpm bind-9.11.20- 5.el8.1.x86_64.rpm bind-9.11.20- 5.el8_3.1.x86_64.rpm bind-9.11.26- 3.el8.x86_64.rpm URL https://access.redhat.com/ errata/RHSA-2021:0670 https://tsn.miraclelinux.co m/ja/node/12722
  22. Copyright Cybertrust Japan Co., Ltd. All rights reserved. 公開 RH社の発表、および各Distroの動向

    • RHEL: ◦ RHEL SRPMはサブスク契約前提で公開 ◦ 結果、RHELクローンの開発は容認しない • Oracle Linux: ◦ IBM批判するもRHELサブスク契約を尊重 ◦ RHEL互換として独自に進める • SELS(SUSE): ◦ 1000万ドル投じ、RHELブランチ作成 ◦ SELS機能Backport、有償化サービス展開 • Rocky Linux: ◦ CIQ社に帰属する開発コミュニティ(RESF) ◦ RH主張に対して、RHELクローン継続発表 • AlmaLinux: ◦ RH社と密に連携する方針 ◦ RHEL互換として独自に進める 2023年 6月21日 RH社ブログでソースコード 公開に関する変更を発表 CentOS Stream centos- stream git.centos.org RHEL CentOS RockyLinux AlmaLinux など git.centos.orgでは今後 RHELのソースコードを公開しない https://www.redhat.com/en/blog/furthering-evolution-centos- stream • Open Enterprise Linux Association (OpenELA): ◦ ORACLE, SUSE, CIQが設立 ◦ CentOS代わるRHEL互換エコシステムへ
  23. Copyright Cybertrust Japan Co., Ltd. All rights reserved. 公開 CentOSからの移行先候補

    AlmaLinux (MIRACLE LINUX) Red Hat Enterprise Linux Debian Ubuntu Fedora CentOS EOL CentOS互換の OSを利用したい 無償利用 したい Yes No RH社の影響を受けない RH社の方針 を尊重 ・RH社と対立しない ・迅速なCVE対応 ・FIPS140-3対応 ・SBOM対応 ・超長期サポート ・日本語サポート 利用中のCentOS を延命させたい CentOS 延長サポート 29 Amazon Linux CentOS Stream Oracle Linux Rocky Linux SUSE Liberty Linux OpenELA
  24. Copyright Cybertrust Japan Co., Ltd. All rights reserved. 公開 CentOSからの移行

    または CentOS EOL延長 B. OSのEOLを延長する 余裕をもってOSの選定/検証を行い OS環境のリプレイスを実行する 延 長 CentOS x 次期Verに移行 次期Verは 開発されない 異なるOSへ移行 選定や検証が必要 残り猶予は僅か A. OS環境をリプレイスする Rocky Linux AlmaLinux CentOS互換に移行 MIRACLE LINUX CentOS 7 CentOS 7 脆弱性に対するアップデートを 商用サービスから入手して適用 セキュリティリスクを抑えて 現在のOS環境を使い続ける
  25. Copyright Cybertrust Japan Co., Ltd. All rights reserved. 公開 CentOS

    7 延長サポート CentOS 7 をサポート終了後も安全に使い続ける唯一の方法 • EOLを迎えたCentOSを4年間延長利用 • 使い慣れたコマンドでアップデート • 国内Linuxエンジニアの技術支援 2023 2024 2025 2026 2027 2028 CentOS 7 延長サポート CentOS 7 CentOS 7のEOL後 最大2028年まで セキュリティアップデートを提供 慎重にPost CentOS のOS選定 簡単な操作ですぐに利用開始 リプレイスと比較しコスト削減 新たな脆弱性へ迅速に修正提供
  26. Copyright Cybertrust Japan Co., Ltd. All rights reserved. 公開 CentOS

    7 延長サポートの早期利用でTOCを削減 CentOS 7 延長サポート テクニカルサポート 脆弱性の影響範囲や 回避方法などをLinux エンジニアが日本語で迅速回答 アップデートサポート EOLに向けてCentOS の継続利用を担保し 関連システムの影響を最小化 既存の運用コストを削減 影響調査 / 障害対応 / セキュリティ対策 EOL対策コストを削減 長期的、段階的な移行計画 / システム刷新と連動 35
  27. Copyright Cybertrust Japan Co., Ltd. All rights reserved. 公開 “安心安全、

    長期、 迅速” をすべてのユーザーに提供する サイバートラストの新たな挑戦 The AlmaLinux OS Foundation AlmaLinux Community 参 画 参 画 ビジネス協業 企業 ・ビジネス協業 ・AlmaLinux参画 財団 ・非営利団体 ・コミュニティ運営 コミュニティ ・AlmaLinux開発 Linux Distribution ・AlmaLinux ・MIRACLE LINUX
  28. Copyright Cybertrust Japan Co., Ltd. All rights reserved. 公開 国内では移行先としてどれが選択されているか

    ※2:GoogleTrend@20231020 過去1年:2021/09/20~2023/10/20 過去1年:2022/09/20~2023/10/20 41 出所 : 自社調べ(23年6月末に当社が実施した CentOS終了に伴う移行先アンケート(1170回答)集計結果 CentOS 継続利用, 24% AlmaLinux, 21% Rocky Linux, 13% MIRACLE LINUX, 10% RHEL, 7% Oracle Linux, 5% その他, 20% - CentOS終了に伴う移行先調査 - (自社調べ)
  29. Copyright Cybertrust Japan Co., Ltd. All rights reserved. 公開 セキュリティ強化、

    長期サポートに貢献 20年以上の国内実績が 裏付ける品質、安心安 全の継続 4,000,000 アクティブ 安心安全長期サポート OpenSSF, CIP コミュニティ活動 2000年より 開発を継続 産業PC Linux シェアNo.1 “安心安全、長期、迅速” を全世界へ サイバートラストが積重ねた実績でAlmaLinuxに貢献 OSS コンプライアンス 協調*注力 国内実績 + Global標準 日本国内 丸23年の実績 継続性の担保
  30. Copyright Cybertrust Japan Co., Ltd. All rights reserved. 公開 AlmaLinux

    の魅力 AlmaLinuxはRHEL互換としてリスタート(6か月経過) CVE RHSA CVSS v3 RHEL AlmaLinux Rocky Linux CVE-2023-46847 Critical 8.6 2023/12/08 2023/12/02 2023/12/11 CVE-2023-29404 Critical 9.8 2023/06/29 2023/06/30 2023/07/08 OS ver. RHEL AlmaLinux Rocky Linux 8.9 2023/11/14 2023/11/21 2023/11/22 9.3 2023/11/08 2023/11/13 2023/11/20 9.0 2023/05/17 2023/05/26 2023/07/14 RH Errata CentOS Stream Other UpStream 参照 取込・活用 RH UBI
  31. Copyright Cybertrust Japan Co., Ltd. All rights reserved. 公開 アップデート提供期間

    CentOS 6 延長サポート CentOS 7 延長サポート CentOS 8 延長サポート ML 8 / AlmaLinux 8 ML9 / AlmaLinux 9 AlmaLinux 10 AlmaLinux 9.2 with FIPS AlmaLinux 9.4 with FIPS AlmaLinux 9.10with FIPS 2023 2024 2025 2026 2027 2028 2029 2030 2031 2032 2033 延長 延長 (国内150万台規模) 再延長 延長 ※ML/Almaは最長16年アップデート提供(有償) 延長 予定 予定
  32. Copyright Cybertrust Japan Co., Ltd. All rights reserved. 公開 ◼

    2014年:CentOS PJがRed Hat社 傘下後にCentOS7リリース ◼ 2020年/2022年:CentOS PJ終了…RHELクローン実質禁止へ ◼ 2023年:日本国内にEnterprise用途でCentOS7が多く滞留 ◼ 2024年~:Post CentOS or CentOS延長サポートの選択肢 ◼ その他: ◼ MIRACLE LINUX ⇒ 将来のバージョンでAlmaLinuxへ合流 ◼ AlmaLinuxはThe AlmaLinux Foundation(非営利団体)で運営 / RH社の方針尊重 まとめ
  33. Copyright Cybertrust Japan Co., Ltd. All rights reserved. 公開 MIRACLE

    LINUX Users Meetup !! • MIRACLE LINUX Users MeetupはMIRACLE Linuxを使ってい る、または興味のあるユーザの集まりです。 • MIRACLE LINUXを使うユーザ同士でお互いに発表しあう互助 会です。 ◦ 会社関係者からの発表ではなく、ユーザ同士での発表の形にしてい きたい • 定期的にMeetup イベント(勉強会)を開催します。 ◦ https://miraclelinux.connpass.com/ ◦ 毎月開催予定 • meetup以外の展開も計画中です。 ◦ wikiができました! ◦ youtubeもあります。
  34. Copyright Cybertrust Japan Co., Ltd. All rights reserved. 公開 次回Meetup

    • https://miraclelinux.connpass.com/event/307902/
  35. Copyright Cybertrust Japan Co., Ltd. All rights reserved. 公開 PyCon

    JP 2024 主催メンバー募集! PyCon JP 2024は鈴木たかのり、吉田俊輔、寺田 学の3名で共同座長(Co-Chair)として運営! 座長も決定したので、早速、一緒に PyCon JP 2024のイベント開催を進めて 行く主催メンバーを募集します! 是非、申し込みをお願いします! https://pyconjp.blogspot.com/2024/01/pycon jp2024-co-chair.html
  36. Copyright Cybertrust Japan Co., Ltd. All rights reserved. 公開 留意事項

    本資料に記載されている会社名、製品名、サービス名は、当社または各社、各団体の商標もしくは登録商標です。 その他本資料に記載されているイラスト・ロゴ・写真・動画・ソフトウェア等は、当社または第三者が有する知的財産権やその他の権利により守られております。 お客様は、当社が著作権を有するコンテンツについて、特に定めた場合を除き、複製、改変、頒布などをすることはできません。 本資料に記載されている情報は予告なしに変更されることがあります。また、時間の経過などにより記載内容が不正確となる場合がありますが、当社は、当該情報 を更新する義務を負うものではありません。