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サクッと試すNew Relic Kubernetes APM auto-attach / Ne...

kohbis
December 20, 2024
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サクッと試すNew Relic Kubernetes APM auto-attach / New Relic Kubernetes APM auto-attach

New Relic User Group Vol.12 3周年&アドカレLT祭り
https://nrug.connpass.com/event/334268/

kohbis

December 20, 2024
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Transcript

  1. About Me Kohei SUGIMOTO  • toC向けサービスのSRE • mixi2/X: @kohbis (sushimoto)

    2025年1月26日(日)に『 SRE Kaigi 2025』(オフラインカンファレンス)を開催! 参加チケット絶賛発売中!!!!!
  2. New Relic Kubernetes APM auto-attachとは KubeCon North America (2024) で発表されたKubernetes向けのワンステップオブザーバビリティ

    • Introducing one-step observability for Kubernetes to deliver automatic instrumentation and insights - The New Relic Blog • Kubernetesクラスター上にデプロイされたアプリケーションに対して New Relic APMの計装 (Instrumentation)を自動で行う ◦ 通常はエージェントライブラリのインストールなどコンテナやアプリケーションの実装が必要 ◦ 2024年12月現在のサポート対象 ▪ dotnet / java / nodejs / python / ruby / php
  3. 事前準備 • New Relicアカウント の作成 • New Relicライセンスキー の発行 •

    Ruby on Railsアプリケーション の準備 ◦ rails new train-rails --api --minimal ◦ コンテナイメージをビルドして任意のレジストリにpush ◦ Deploymentを作成(namespace: station, label: app=train)
  4. 環境とか • たまたまおうちにあったKubernetesクラスター ◦ ミニPC*1台 + Raspberry Pi 3*2台, 4*1台,

    5*1台 ◦ Kubernetes 1.31 with Kubeadm • Ruby 3.3 & Rails 8.0 • New Relic 無料枠
  5. 前提:Kubernetes Operator • Kubernetes自体のコードを変更を必要とせずに機能拡張する仕組み ◦ https://kubernetes.io/ja/docs/concepts/extend-kubernetes/operator/ • カスタムリソース( CRD)とカスタムコントローラー によって、任意の運用を自動化できる

    k8s-agent-operatorによって (条件に一致する) Podが起動したら、 Instrumentaion(CRD)にしたがって New Relic Agent(APM)を計装する という作業が自動化されている(雑な説明)
  6. 計装の流れ(2/2) 👇 Rubyの場合 Rubyエージェントイメージ(newrelic_rpm gemがインストールされている)を PodのinitContainerとして起動 https://github.com/newrelic/newrelic-ruby-agent 👇 initContainerからメインのアプリケーションコンテナ( Rails)にエージェントファイル群をコピー

    &環境変数などの設定を 注入 https://github.com/newrelic/k8s-agents-operator/blob/main/src/apm/ruby.go 👇 環境変数RUBYOPTS=-r /newrelic-instrumentation/lib/boot/strapによってRailsアプリケーションが起動するときに New Relic Agentが自動的にロードされる 🚀アプリケーションにまったく手を加えずに New Relic APMが導入される🚀
  7. 所感 New Relic Kubernetes APM auto-attachを導入するメリットとして考えられるもの • アプリケーションのコードを変更する必要がない • アプリケーションごとにエージェントをインストールする手間が省ける

    • アプリケーションごとにエージェントのバージョンや設定を管理する必要がない • クラスター全体で一括管理できるため、 網羅的にAPMを導入できる Kubernetesクラスター上にたくさんのアプリケーションがある、プラットフォームとして提供してい ると活躍しそう(?)