Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
AtCoder Heuristic Contestを知っているか?
Search
kosuke hino
July 09, 2024
0
93
AtCoder Heuristic Contestを知っているか?
社内LT向けAtCoder Heuristic Contest紹介スライド
kosuke hino
July 09, 2024
Tweet
Share
More Decks by kosuke hino
See All by kosuke hino
リアルタイム通信を知る
kosukehino
0
88
hinoはhonoを知りたい
kosukehino
0
66
ポモドーロテクニック
kosukehino
0
33
誤差を知ろう
kosukehino
0
62
AIでスライド爆速生成!
kosukehino
0
120
Featured
See All Featured
Become a Pro
speakerdeck
PRO
28
5.3k
The Art of Delivering Value - GDevCon NA Keynote
reverentgeek
14
1.4k
Scaling GitHub
holman
459
140k
Put a Button on it: Removing Barriers to Going Fast.
kastner
60
3.8k
A designer walks into a library…
pauljervisheath
205
24k
4 Signs Your Business is Dying
shpigford
183
22k
Rebuilding a faster, lazier Slack
samanthasiow
81
9k
Build The Right Thing And Hit Your Dates
maggiecrowley
35
2.7k
Faster Mobile Websites
deanohume
306
31k
The Illustrated Children's Guide to Kubernetes
chrisshort
48
49k
Build your cross-platform service in a week with App Engine
jlugia
230
18k
Let's Do A Bunch of Simple Stuff to Make Websites Faster
chriscoyier
507
140k
Transcript
AtCoder Heuristic Contestを知っているか? 2024/07/10 檜野 浩輔
今日のLTで話すこと • そもそもメタヒューリスティクスを知っていますか? ◦ 簡単な説明で詳しい手法は触れません! • AtCoder Heuristic Contestとは? •
AHC何が楽しいの? • 皆んなもAHCやろうぜ!!
そもそもメタヒューリスティクスを知っていますか? 探索空間が広大な、最適化問題において、 最適解に近い近似解を効率よく求めるための探索手法の事
参考例: 巡回セールス問題 最小のコストで全ての都市を回る経路を探す最適化問題 5分 2分 4分 9分 7分 都市2 都市1
都市4 都市3 9分
参考例: 巡回セールス問題 • 少ない都市なら、可能性のある全ての順番でかかる時間を求めれば、最適 な順番が分かるかも知れません。 • しかし100都市、1000都市、10000都市と増えて行くとどうでしょうか? • 全ての順番でかかる時間を求め、最適な順番を求めようとすると、コンピュー ターでもあっても天文学的な時間がかかってしまいます
… • そこで出来るだけ最適解に近い答えを求める為に、メタヒューリスティクスと いう手法が用いられます
AtCoder Heuristic Contest(AHC)とは? 最適解を求めるプログラムを書くのではなく、近似解を求めるプ ログラムを書き、どれだけ最適解に近づける事が出来るかを競 うコンテスト
AtCoder公式より引用 AtCoderInfo, 「Heuristic Contest」,https://info.atcoder.jp/overview/contest/heu ristic,
AHC何が楽しいの? • メタヒューリスティクスの手法など、複雑なアルゴリズム手法を知らなくとも、パッと思いつく方法 でも解くことができるしスコアボードに乗る ◦ 意外とそこそこのスコアが出て嬉しかったりする • そこから手法を勉強すれば、人間が考えられないような手順をコンピューターに出してもらうこと ができる ◦
テクノロジーを用いている感じがしてたまらなくない? • 生成AIはこの分野をかなり苦手としているらしい ◦ 生成AIに解けない問題を我々が解くのですよ!!ロマンがあるね ◦ 厳密にはメタヒューリスティクスは AIです
AHC何が楽しいの? • コンテスト数が少ないから、じっくりと勉強して望める ◦ 大体1月に1回の頻度なので、社会人であっても、コンテストまでにじっくりと勉強出来て、 スコアも上がりモチベに繋がる • レートが下がることはない ◦ ABCみたいにコンテストの結果でレートが下がる事はなく、上がるか現状維持しかない
ので、最悪解けなくてもいいやぐらいの気持ちで、気楽にコンテストに参加出来る • 将来必要な時に、テクノロジーを使って難しい事が出来そうでいいじゃない ◦ 業務で使う機会はやってこないかもしれない。でもやってきた時に知っていたらチャレン ジ出来る。そこにはロマンがあるじゃない • もし実際のコンテストを基にもう少し深掘りして欲しい人は聞いて下さい。僕の分かる範囲でお 答えします!
最後に AHCをやってみませんか?? 個人的にコンテスト終わった後に、会社の人と振り返りの議論と か出来たら楽しいじゃないとか思います!!