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作ってよかったカスタムスラッシュコマンド
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しば田
August 07, 2025
0
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作ってよかったカスタムスラッシュコマンド
Claude Codeで、どんなカスタムスラッシュコマンドとは何か?のご説明から、
どんなスラッシュコマンドを普段私が使っているのかのご紹介をしております。
しば田
August 07, 2025
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Transcript
作ってよかった カスタムスラッシュコマンド しば田 2025年8月5日(火) 1 / 12
自己紹介 しば田 株式会社ムビコ 代表 約10年ほどコードを書いています、最近は営業ばかり。 0歳の子ども👶と1歳の犬🐶がいます。2社目を近々始める予定です。 @KeisukeShibata_ 2 / 12
目次 Claude Codeを快適に使いたい • カスタムスラッシュコマンドとは • 私の手札 • 個人的にお気に入りのコマンド •
最後に • 3 / 12
Claude Codeを快適に使いたい 快適に使うために様々なカスタマイズの選択肢があるが、なんだかんだ一番助かっている スラッシュコマンド - 自作のカスタムスラッシュコマンドを作れる 今日こちら話します! Hooks - ファイル編集の前後などで任意のコマンドを実行
Sub Agents - 複数エージェントの協調 - 特定作業の外出しによるコンテキストの節約 有志で作られたライブラリ - ccresume - ccusage 4 / 12
スラッシュコマンドとは 超簡単にいうと...プロンプトを再利用する仕組み 毎回同じ内容をタイピングしたくない! - 「GitHubにIssue作って欲しい!フォーマットは△△で〜」 使い方は簡単 - /issue でIssue作成プロンプトを呼び出せる! 中身はただのMDファイル
- ファイルを置く場所は ~/.claude/commands/issue.md 何がいいの? - 楽 - コンディションでのブレがなくなる - チーム間でのブレがなくなる(MDファイルなので共有も 簡単) 5 / 12
カスタムスラッシュコマンド一覧 デフォルト系(一部抜粋) /clear : 新しいセッションを立てる(現セッションは消えな い) /init : 現在のコードベースから CLAUDE.md
を自動生成 ドキュメント系(主にGitHub) /addIssue : Issue作成+ローカルにMDファイルを生成 /commit : 現セッションの内容のみをコミット /pr : PRの作成 /closeIssue : Issueのクローズ /addDevLog : 実装ログの追加 その他 /addSlashCommand : 新しいカスタムスラッシュコマンドを 追加 /editSlashCommand : 既存のカスタムスラッシュコマンドを 編集 /gemini : gemini cliに調べ物をお願いする 実作業系(設計・実装・デバッグ・テスト) /explore : とにかく網羅的にコードを探索させたい /design : 詳細な設計を作成しMDファイルに保存 /task-create : 実装計画を作るコマンド /task-start : MDファイルを引数に渡して実装開始させるコ マンド /addDebugLog : コードを分析して怪しい箇所にLoggerを追 加 /removeDebugLog : 現セッションで仕込んだLoggerの網羅 的な削除 /refactor : 該当箇所のコードのリファクタプランを作成 /test-unit : 変更箇所に関連したテストのみ実行 /test-all : テストスイートの実行 /test-e2e : E2Eテストの実行 6 / 12
カスタムコマンドの数珠繋ぎ 簡単なタスクの場合 /addIssue → /task-start → /commit → /pr →
Claude Code ActionsによるGitHub上での自動レビュー 起票→実装→PR 複雑なタスクの場合 /explore → /addIssue → /design → /task-create → /task-start → /test → /commit → /pr → Claude Code ActionsによるGitHub上での自動レビュー 探索→起票→計画→実装→テスト→PR 利点(感覚値) - プロンプトの大体50%くらいはカスタムスラッシュコマンドで済んでいる気がする - そうは言っても細かい説明は避けられないのでまだ入力作業は結構ある - コンディションが悪い時もスラッシュコマンドで何とか推進していける 7 / 12
個人的にお気に入りのコマンド集 1. addSlashCommand & editSlashCommand - カスタムスラッシュコマンドの作成と編集 挙動 - スラッシュコマンドのMDファイルを作成/編集する
何がいい? - スラッシュコマンドの作成や編集は慣れるまで面倒。毎回パスを忘れる - 都度vim等でファイルをいじりたくない 主な使い所 - プロンプトを再利用したくなった時 - 既存のスラッシュコマンドを微修正したくなった時(意外とある) 8 / 12
個人的にお気に入りのコマンド集 2. addIssue - 新しいIssueをGitHubとローカルで起票する 挙動 - 1. ユーザーにissueの内容を聞く -
2. ghコマンドでGitHub上にIssueを作成する - 3. ローカルで同名(issueの番号との合致)のMDファイルを作成する 何がいい? - 起票のハードルが下がることで「とりあえず起票」の癖がつく - AIからの質問に答えていくだけで良い感じのIssueが作成できる - 起票しとけばClaude Code Actionsにも接続可能 - 並列もやりやすくなった 主な使い所 - 今の作業と関連がないバグを見つけた時に「とりあえず起票」 - 寝る前に並列で起票しまくってCCAに実装依頼 - 出かける前に起票してCCAにお願いして電車からスマホレビュー 9 / 12
個人的にお気に入りのコマンド集 3. /explore - 網羅的にコードベースを探索する 挙動 - 指定した機能等をとにかく網羅的にコードベースを探索して紐解いていく 何が良い? -
すぐ編集する癖を毎回牽制しなくて良くなる - 一旦探索させて理解度を上げると意思疎通が取りやすくなる 主な使い所 - コード見てもらってからの方が話が早そうな場合 10 / 12
個人的にお気に入りのコマンド集 4. /task-start - 実装開始 挙動 /task-start /~~~/~~~~/tasks.md で実装開始 何が良い?
- 実装時の注意点を盛り込んである(CLAUDE.MDにもあるけど...) - できるだけclassでなく関数を使え - anyの無許可での使用は禁止 - KISS - YAGNI - DRY - SOLID - Fail Fast 主な使い所 - 実装させる時 11 / 12
最後に まずは/addSlashCommandだけ作ってみてね - 作ることの面倒さから解放されると急にハードルが下がる(はず) 中身渡します! - Xでご連絡いただければ中身いつでもお渡します! - 需要ありそうならGitHubにも公開します(?) 12
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