デジタルアーカイブにおけるインターフェース概念を、ユーザーと資料とを結びつける関係の形態として位置付けることで、より広範なインターフェースについて検討することを目指す。具体的にはインターフェースを、システムと人間とが組み合わされることで生み出されるハイブリッドなインターフェースとして捉えることを提起する。合わせて、人間がインターフェースに合わせるという関係を「硬い」、インターフェースが人間に合わせるという関係を「柔らかい」と呼ぶことで、ユーザーと資料との関係をより包括的に捉えることができる枠組みを提起する。