レコードコンティニュアム理論およびジャック・デリダの〈痕跡〉概念が、大規模言語モデルにおけるように資料自体がベクトル化されていくデジタルアーカイブの未来において、重要な概念ツールとなると提起する。また対話型インターフェースと組み合わされることで、ユーザーの関心にレスポンシブに反応する、ユーザーに寄りそうデジタルアーカイブが構想可能であると主張する。