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Chatwork事業 プロダクト組織紹介(エンジニア向け)

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June 29, 2024
17k

Chatwork事業 プロダクト組織紹介(エンジニア向け)

Chatwork事業のプロダクト組織を中心に、事業やサービス、戦略、中長期ビジョン、組織、制度などについてまとめた資料です。

株式会社kubell:https://www.kubell.com
会社説明資料:https://speakerdeck.com/kubell_hr/kubell
エンジニア採用情報:https://www.kubell.com/recruit/engineer/

新規事業領域 プロダクト組織紹介(エンジニア向け):
https://speakerdeck.com/kubell_hr/newproduct

noteにメンバーの入社話をまとめたシリーズです:
https://note.com/hashtag/Chatwork%E5%85%A5%E7%A4%BE%E8%A9%B1

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June 29, 2024
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  1. P.12 P.31 P.40 P.44 P.49 P.56 P.03 目次 CONTENTS 01

    | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 会社概要 事業・中長期ビジョン・戦略 「Chatwork」のエンジニアリング 組織と開発メンバー 働く環境を知る 評価制度・選考について P.61 08 | 最後に kubellのカルチャー
  2. 会社名 株式会社kubell 代表取締役CEO 山本 正喜 グループ従業員数 所在地 東京、大阪 設立 2004年11月11日

    会社概要 働く人の心に、薪をくべる存在へ。 585名(2025年3月末日時点)
  3. 5 これまでのあゆみ 連結売上高 8,470百万円 2011-2022 ビジネスチャット事業の拡大 • 2011年 Chatworkをリリース • 2015-2016年 累計18億円調達 •

    2019年 東証グロース市場(当時 東証マザーズ市場) • 2021年 海外募集による公募増資を実施し約20億円を調達 • 2021年 Chatworkストレージテクノロジーズ株式会社(現 株式会社kubellストレージ)の設立 2023- 新しい柱としてBPaaSを展開 • 2023年 株式会社ミナジンの株式を100%取得 • 2023年 Chatwork アシスタントのリリース • 2024年 株式会社kubellに社名変更、株式会社kubellパートナー設立
  4. 世界でも類を見ない 超高齢化社会が進む 大企業と比べ極端に低い 中小企業の労働生産性 前提となる社会背景 *1 中小企業庁「平成 27 年度中小企業白書」 *2

    総務省統計局「2024年人口統計」 *3 経済産業省 2023年版「中小企業白書」 *4 中小企業庁「中小企業・小規模事業者の現状と課題」 2020年で高齢化率は世界最高の29.3%*2 中小企業の労働生産性は横ばい 大企業との差は拡大し続けている*3 現在 差は拡大 • 少子高齢化が極端に進む日本社会において、社会福祉を支え国際競争力を上げるには労働生産性の向上が最大の焦点 • 労働人口の68.8%*1を占める中小企業において労働生産性は長期で伸び悩み、低労働生産性の根本原因となっている 大企業非製造業 中小企業製造業 大企業製造業 中小企業非製造業 8
  5. 11 中小企業の市場は、まさにブラックオーシャン領域 ブラックオーシャンとは • 参入障壁が高くライバルが新規で参入しづらい、 深海のような市場のこと • 難易度が高いもののレッドオーシャン化しづらく、 この領域で勝てる構造をつくれば独占的なポジショ ンを目指すことができる

    • kubellは巨大だが非効率な中小企業マーケットに対 して、ネットワーク効果で広がるビジネスチャット を経由して効率的なアプローチが可能 レッドオーシャン ブルーオーシャン ビジネスチャットとBPaaSで中小企業DXというブラックオーシャン領域にチャレンジ レッドオーシャン ブルーオーシャン <既存市場> • 過当競争 • コスト高 • 薄利多売 • 低付加価値 <未開拓市場> • 競争ない • ローコスト • ハイリターン • 高付加価値 ブラックオーシャン <開拓困難市場> • 競合なし • 高利益高価値
  6. 事業概要 *1 Nielsen NetView 及びNielsen Mobile NetView Customized Report 2024年4月度調べ月次利用者(MAU:Monthly

    Active User)調査。 調査対象はChatwork、Microsoft Teams、Slack、LINE WORKS、Skypeを含む41サービスを株式会社kubellにて選定。 *2 2025年3月末時点。 • 国内最大級のビジネスチャット「Chatwork」を展開 業界のパイオニアであり国内利用者数No.1*1 導入社数は91.4万社*2を突破 • 圧倒的な顧客基盤とプラットフォームを背景に、チャット経由で業務を請け負いDXを推進する BPaaSを展開 BPaaS (Business Process as a Service) ビジネスチャット「Chatwork」 業務代行 経理・総務・事務など幅広い業務に対応 人事・労務など専門性の高い業務に対応 採用 経理・会計 労務 営業事務 AI・SaaSを徹底活用 13
  7. 14 https://youtu.be/3NHp8caltK0 1人ひとりの成功をテクノロジーの力で導き、ビジネスを活性化させる存在になり たいという想いをブランドムービーで表現しています。ぜひ、ご覧ください。 ブランドムービー「かわる、はじまる Chatwork」 • 国内利用者数No.1*チャットツール • ITを使い慣れていない人でも使いやすい

    • 中小企業の利用に強み プロダクトの特徴 * Nielsen NetView 及びNielsen Mobile NetView Customized Report 2024年4月度調べ月次利用者(MAU:Monthly Active User)調査。 調査対象はChatwork、Microsoft Teams、Slack、LINE WORKS、Skypeを含む41サービスを株式会社kubellにて選定。 14 ビジネスチャット「Chatwork」について
  8. 15 誰でも使えるシンプルな機能で、中小企業マーケットにフィット • ITを専門としないビジネス職をメイ ンターゲットに、機能やインター フェイスを設計 • 複雑なカスタマイズが不要で誰もが 簡単に利用可能 誰もが簡単に使える

    オープンプラットフォーム フリーミアム • ひとつのアカウントで、社内外と シームレスにやりとりが可能 • 取引先やお客様との間で利用する事 例が多数 • 無料で使い続けられ、活用が進むこ とで有料となる"フリーミアム"モデ ルでサービス提供 • 無料のプランがあることで、取引先 やお客様にも気軽に勧められる POINT 1 POINT 2 POINT 3 「Chatwork」の特徴
  9. ビジネスチャットを起点に 周辺サービスを展開可能 「Chatwork」は中小企業のDXを強力に進める稀有なSaaS 16 • 「Chatwork」は約91万社、約754万IDのユーザーを獲得しており、中小企業向けSaaSとして圧倒的なポジションにいる • 全業種・全職種の従業員が業務時間中ずっと使い続けるため、他SaaSと比較して非常に強いユーザー接点を持つ • この高いプラットフォーム性を活かし、BPaaSを軸とした周辺サービス*1の販売を展開。

    2024年度は前年比+53.8%と大幅成長 中小企業への 圧倒的な導入実績 有料契約の97.1%が 300人未満*2 導入社数 91万社を突破 周辺サービスの売上は年々成長 BPaaSやM&Aにより急拡大 DXアドバイザリー サービス BPaaS YoY+53.8% *1 セグメント詳細に関する詳細はAppendixを参照 *2 2025年3月末時点 単位:百万円
  10. 17 ビジネスチャット「Chatwork」の強み • ビジネスチャット市場は潜在市場規模が大きく普及率がまだまだ低い、成長余地が極めて大きな高成長マーケット • 簡単なUIと社外と接続しやすい特徴により、DXに消極的な中小企業層に対し紹介経由でユーザー数が複利の構造で増加 • 継続的な機能追加によるプロダクト価値の向上により、長期にわたりARPU*1が上昇し、解約率*2が非常に低い 未だ低水準に止まる ビジネスチャット国内普及率*3

    *1 Chatwork利用料の課金IDあたりの平均単価(Average Revenue Per User) *2 登録ID数に対しての解約率、過去12ヶ月平均 *3 当社依頼による第三者機関調べ、2025年4月調査、n=30,000 プロダクト価値向上による ARPUの上昇と高い定着率 ユーザー同士の紹介により 複利で増加するユーザー数 2025年3月 2012年7月 サービス開始からの 登録ID数推移 754万 2019年1月 2025年3月 ARPU 719.5円 解約率 0.23% ビジネスチャット ツールを利用して いる
  11. 100人〜299人 *1 中小企業庁「中小企業・小規模事業者の数(2021年6月)」と総務省「令和3年経済センサス」より当社にて推計 *2 当社依頼による第三者機関調べ。2025年4月調査。n=30,000 中小企業の概況とビジネスチャット普及率 日本の企業規模区分 ビジネスチャット普及率 (従業者数ベース) 45.7%

    25.6% 16.2% 参考:事業者数 1万社 43.2万社 285.3万社 当社ターゲット(中小企業) 18 33.8% 7.8万社 1,438万人 従業者数 1,976万人 972万人 360万人 336万社 (全体の99.7%) 23.3% 3,309万人 (全体の約70%) 20人〜99人 19人以下 337万社 全体 4,746万人 23.7% • 中小企業は日本全体で就労人口の約70%、事業者の99.7%を占める巨大なマーケット • 中小企業におけるビジネスチャットの普及率は23.3%。大企業の45.7%に比べてまだ低く、大きな成長機会がある 300人〜
  12. 「Chatwork」のポジショニング 19 プロダクトのターゲットを中小企業としているため、 主要な競合とは、中心となるターゲット層が異なっています 「Chatwork」の企業規模別 有料ユーザー割合 企業規模 大 企業規模 小

    ITスキル 低 ITスキル 高 B社 中小企業を中心とした独自のポジショニング B社 A社 *1 2024年12月末時点 有料ユーザーのうち、ユーザー数ベースで 300人未満の契約が97.1%を占める*1 ※中小企業が大半であり、個社依存が少なく安定
  13. サービス種類 BPaaSとは 20 BPaaS (Business Process as a Service) SaaS

    (Software as a Service) PaaS (Platform as a Service) IaaS (Infrastructure as a Service) ハードウェア ミドルウェア アプリケーション ビジネスプロセス 提供範囲 • BPaaSとは Business Process as a Service の略。ソフトウェアの提供ではなく、業務プロセスそのも のを提供するクラウドサービスであり、クラウド経由で業務アウトソーシング(BPO)が可能 • SaaSよりさらに上流のレイヤーをクラウド化する、次の潮流に
  14. BPaaSは、中小企業のマジョリティ層DXの本命 BPaaS SaaS 業務代行 CRM/SFA Web会議 ストレージ SaaS向きユーザー ・自力でツールを選定できる ・経営陣も従業員も使いこなせる

    業務プロセスごと依頼・DXも外部に依頼 DXによる業務課題解決を自力で 自社で選定・ 使いこなす ITに詳しい先進層 BPaaS向きユーザー ・SaaS導入の意思決定が困難 ・使いこなしが困難 マジョリティ市場 タスク管理 プロジェクト管理 ドキュメント 管理 21 • SaaSを選定し使いこなせるのは、ITに詳しい先進層のユーザーが中心 • 人口の3分の2以上を占めるマジョリティ市場のユーザーは、使い勝手が異なる多数のSaaSプロダクトを使い分けることは困難 • マジョリティ市場のDX実現には、業務プロセスごと巻き取り顧客に代わりSaaSやAIを使いDXを推進するBPaaSが有効 代行する業務の中で SaaSやAIを積極活用 採用 経理・会計 労務 営業事務
  15. 22 ビジネスチャットを含むBPaaSの潜在市場規模(TAM) *1 給与所得者数:4,494万人(国税庁令和4年民間給与実態統計調査結果) × 中小企業で働く従業者数割合:68.8%(総務省平成28年経済センサス) × 中小企業平均給与:392万円(厚生労働省) × ノンコア業務割合平均:31.9%

    (当社調べ等) *2 TAM × DXによる業務時間削減の割合:67.6% (当社調べ等) *3 SAM × DXの課題認識があるがまだ取り組めていない中小企業の割合:48.2% (独立行政法人中小企業基盤整備機構) × 中小企業の費用における外注費の割合:13.0% (平成18年経済産業省企業活動基本調査) *4 SOMを「DXの取り組みを検討している中小企業」に絞った割合:16.6%(独立行政法人中小企業基盤整備機構) BPaaS市場は圧倒的に巨大で、コミュニケーション領域を含む 中小企業のノンコア業務の規模は42.4兆円に上る すでにDX化を検討している コアターゲット*4 28.6兆 TAM SAM 42.4兆 中小企業のノンコア業務に かかっているコスト*1 DXによる効率化 が可能な規模*2 2,983 億 すでにDX化を検討している コアターゲット*4 SOM 1.7兆 アウトソースで 解決出来る余地*3
  16. kubellが展開するBPaaSのイメージ • ビジネスチャットを最大限活用したBPaaSを展開。AIエージェント+SaaS Hub+Humanを組み合わせ、バックオフィス業務の実行 までを網羅的に代替 業務発生 Chatwork プロダクト 人事/労務 営業/マーケティング

    経理/財務 調達/購買 総務/その他リサーチ BPaaS窓口 • サービス一覧 • 案件管理・相談 ビジネスチャット • チャット・タスク • 通知(お知らせ・BOT) 23 発生した業務を AIエージェント+SaaS Hub+Humanの 連携で実行 AI エージェント SaaS Hub Human データ処理 通知… 外部ツール 連携… 非定型 専門業務… 業務完了 業務効率化 によるコア業務へ の集中 業務タイプ 業務オペレーション
  17. 中期経営計画における3つの戦略 コミュニケーション プラットフォーム戦略 PLGを推進し、ユーザー数の極大化とアクティブ 率を向上させることで、中小企業領域において他 に類を見ない高価値なプラットフォームの確立を 目指す PLG*1モデルによる 高効率な グロースを推進

    チャットでの接点を持 つ高価値な プラットフォームへ インキュベーション戦略 R&Dを進め、グループのアセットやポジショニン グを活かし、ターゲットの拡張も意識した事業展 開やAIを活用した研究開発を推進することで、非 連続成長の柱となる付加価値を創造する R&D PLG 非連続な成長の 柱となる 付加価値の創造 独自のアセットや ポジショニングを 更に強化 • ビジネスチャットをコミュニケーションプラットフォーム戦略により価値向上させ、そのプラットフォーム上で様々なビ ジネス展開を可能とするBPaaS戦略を推進 • グループのアセットを活かした新規事業や、AIを活用した研究開発などを行っていくインキュベーション戦略により、さ らなるコア事業の創出や非連続成長を狙う BPaaS戦略 BPaaSを展開し、Techと人をハイブリッドした高 い生産性のオペレーションを確立させ、経営にお ける幅広い領域での本質的なDXを実現する BPaaSにより 業務ごと巻き取り マジョリティ市場に 本質的なDXを BPaaS 25 *1 Product-led Growthの略。米国で注目されているSaaSの成長戦略で、プロダクトを通して顧客獲得をおこなう。旧来型のセールスが牽引する成長戦略をSLG (Sales-Led Growth) と呼び区別している
  18. 3つの戦略の関係性・つながり ビジネスチャットを基盤に、BPaaS領域および新規事業を連続的に展開 インキュベーション 戦略 チャット、BPaaSによる顧客接点を軸に アセットやポジショニングを活かしながら 中小企業のDXに通じる様々な新規事業を創出 BPaaS戦略 チャットの接点を利用し、自社でのDXが 困難な企業へ業務ごと巻き取りDXを推進。

    中小企業すべての本社機能を担う存在へ コミュニケーション プラットフォーム 戦略 口コミでシェアが広がり業種や職種を問わず 多くの人に日常的に使われる、プラット フォーム性の高いチャットサービスを拡大。 さまざまなサービスの土台に 中小企業はDXの余地が大きく、国内企業の99.7%を占める非常 に大きな市場。一社ごとの規模は小さいため効率的なアプロー チが難しく、参入のハードルが高い 中小企業市場 データ ソリュー ション ビジネス AI ビジネス 福利 厚生 教育・ 人材 ファイ ナンス 人事・労務 採用 経理・ 会計 受発注 社内 システム 総務・ 秘書 タスク管理 音声通話 チャット ファイル管理 ビデオ会議 26
  19. ビジネス構造の優位性 27 クロスセルが容易 ターゲットの一貫性 • 全サービスの対象顧客が中小企業で業 界を問わず幅広い領域をカバー • すでに利用しており高い知名度を持つ Chatworkのブランドによる安心感

    効率的な顧客獲得 ネットワーク効果による顧客拡大 • Chatworkは口コミによる効果で顧客網 が自然に拡大する仕組みが確立 • シェアが大きいことそのものが価値とな り、さらなる競争力に 中小企業の特性にフィット BPaaSによるサービス提供 • ITに不慣れな方々に対し、AI/SaaSを運 用代行することで本質的なDXを実現 • Chatworkをすでにご利用中の方が中心 でシームレスに導入可能 顧客獲得コストが最小化され、1顧客あたりのLTV*2を拡大していける構造 顧客あたりの採算性は極めて高い • 1社ごとの規模が小さく、営業効率が悪いため参入するベンダーが限られ、ニーズに合ったサービスが不足 • 中小企業にはITに不慣れな人が多く、AI、SaaSなどのテクノロジーを自力で使いこなすのが難しい企業が多い • 結果、市場規模は大きいにもかかわらず、参入する企業が少ない「ブラックオーシャン市場*1」となっている 中小企業 マーケット 当社ビジネス構造の特徴 当社 優位性 *1 光が届かない深海のように、参入障壁がとても高く競争が激化しづらい未開拓の市場。難易度は高いが、勝てる構造をつくれば独占的なポジションを獲得できる *2 Life Time Valueの略。顧客生涯価値を意味し、1人の顧客が長期にわたって取引する累計額のこと
  20. AIエージェント時代におけるSaaSへの影響 AIエージェントの仕組み AIエージェントによりSaaSは裏方へ • AI技術の発展に伴い、複数のLLM*1が協調して精度の高いアウトプットを生み出すAIエージェントが台頭 • SaaSベンダーが直接の顧客接点を持てなくなり「SaaS is Dead*2」(SaaSの時代は終わった)という見方が業界で広がりつつある •

    「Chatwork」はコミュニケーションサービスのためAIエージェントにより代替されず、チャットUIがあるためAIと親和性が高い 従来の生成AI AI • Web検索 • データベース検索 • SaaSの操作 質問 回答 AIエージェント AIエージェント 複数のLLMが ワークフロー上で 協調動作 質問・依頼 従来のAI 高品質の回答 アウトプット 必要に応じて 外部データを 参照 ユーザー インターフェース DB 入力 結果 AIエー ジェント API実行 結果 従来のSaaS AIエージェントがSaaSを操作 Chatwork チャットUI ユーザーがSaaSを直接操作しなくなる = SaaS is Dead ユーザー ユーザー ユーザーA ユーザー API DB SaaS 計画 DB検索 アウトプット生成 Web検索 SaaS操作 LLM(A) LLM(B) ワークフローを実行 操作 依頼 ユーザーB チャットUI 対話 対話 直接会話することに意味がある (AIエージェントに代替されない) *1 Large Language Model (大規模言語モデル) の略で、大量のテキストデータを使ってトレーニングされた自然言語処理のモデル *2 2024年12月に公開されたMicrosoft CEOであるサティア・ナデラ氏のポッドキャストでの発言から、テックメディアやブログが大きく取り上げたことで話題となった 28
  21. 32 ※2025年1月時点 組織は役割・機能別に大きく7つのディビジョンとCxO直下の横断組織で構成されています。 BPaaSディビジョン コミュニケーションプラットフォーム 戦略を推進。「Chatwork」アカウン ト事業の開発部門、セールス部門のほ か、BPaaS事業も含めた横断のマーケ ティング部門などが所属 コミュニケーションプラットフォーム

    ディビジョン インキュベーション戦略を推進。 R&D、事業開発部門のほか、データ推 進を担う開発組織などが所属 インキュベーションディビジョン BPaaS戦略を推進。BPaaS事業の開発組 織、セールス部門のほか、グループ会社 のコーポレート部門などが所属 カルチャー&ブランド ディビジョン ピープル ディビジョン 経営企画 ディビジョン コーポレート ディビジョン 採用、育成、HRBP、労務 などの人事部門が所属 人材開発、カルチャー推 進、広報・ブランディング などの部門が所属 法務、総務、経理財務、 コーポレートIT、セキュリ ティなどの部門が所属 経営企画、IR、投資・アラ イアンスなどの部門が所属 「Chatwork」開発組織の所属
  22. • ビジネスチャットは、業種や職種問わず、全従業員が業務時間中を通して使い続け るという特性を持つ • そのため、トラフィック量が膨大になる傾向 • 24時間365日止めることのできない、ビジネスにおける”インフラ”となるサービス =パフォーマンスとシステムとしての信頼性、どちらも高いレベルで担保する必要がある 高い非機能要件 利用ユーザーの多さ

    導入社数 ※ 2025年3月末時点 91.4万 登録ID数 754.4万 DAU 119.7万 開発における特徴 34 現状のトラフィック量 www.chatwork.comのCloudFrontのメトリクス。 現時点(※)でピークタイム時において 秒間約2.0万以上のリクエストをさばいている。 ※ 2025年5月時点
  23. データストレージ / キャッシュ 実行基盤 検索サーバー メッセージングシステム モバイルアプリ Web UI API

    エンドポイント 開発における構成イメージ S3 Aurora DynamoDB ElastiCache 35 DynamoDB OpenSearch Service
  24. MEMBER メンバーに聞いた"入社理由"と"これから"のこと データエンジニア 三ツ橋 和宏 中小企業のDXを改善するという社会問 題に取り組んでおり、データ利活用の先 鋭化を問題解決のコア手段としていると ころが自身のキャリア志向に一致したた め入社を決意。日本企業のDXツールと

    して幅広く認知され社会基盤の役割を果 たしているところに魅力を感じている。 今後はデータ利活用をより推進できる仕 組みを作りたいと考えている。 40 「Chatwork」大規模分散システムの領 域を経験として触れたいと考え、kubell へ入社。機能追加やキャンペーンのよう なものに対して、経営陣も含めて課題感 を持って取り組んでおり、ビジネスとし ての問題解決に対して、エンジニアリン グの力で真正面から向き合うことができ る環境であると感じている。今後ユー ザーが増えるにあたっても、安定的なシ ステム根幹を担っていたいと考えてい る。 サーバーサイドエンジニア 髙橋 治 アーキテクト 火村 智彦 関数型プログラミングに関心があり、当 時Scalaへの刷新プロジェクトを推し進 めていたkubellへ入社。より多くの人が ITの恩恵を受けられることを目指し、 ユーザーがITリテラシーを高められるよ うに「Chatwork」の開発に取組んでい る。「Chatwork」に足りない領域へア プローチすることでサービスの発展に貢 献したいと考えている。
  25. MEMBER メンバーに聞いた"入社理由"と"これから"のこと SREグループ グループ長代理 尾形 暢俊 事業のメインターゲットである中小企業 の生産性を向上させることで、社会に貢 献できる点に惹かれて、kubellへ入社。 「Chatwork」に不具合が起きると、

    SNS上で話題になることがあるほど、社 会への影響力がある。中小企業の日々の 営みをストップさせないためにも、いか に安定運用するかは非常に大切で、SRE チームの存在意義は大きいと感じてい る。 Androidアプリグループ グループ長代理 牛窪 翔 人に寄り添いながらも高い成果を出す組 織であることに魅力を感じ、kubellへ入 社。スキルが高く、たくさんの人とコ ミュニケーションを取りながら要件に結 びつけていく、成果を出していくという バランス感覚に優れたエンジニアが kubellには多いと感じている。今後はさ らに事業の目標とエンジニア1人ひとり のスキルやキャリアの目標が、しっかり と紐づいているような組織をつくりたい と考えている。 41 ユーザー層の幅広さや、プロダクトと ユーザーの関わりの深さに魅力を感じ、 kubellへ入社。日々の改善が「お客様の 声」としてリアルに反応を受けられるこ とが面白い。「良いと思ったらとりあえ ずやってみる。もし失敗してもそれを次 に活かす」を歓迎してもらえる組織なの で、チャレンジできる場が非常に多い環 境だと感じている。 フロントエンド開発グループ グループ長代理 末竹 大
  26. MEMBER メンバーに聞いた"入社理由"と"これから"のこと SRE 桝谷 花世 技術レベルの高さ、「みんなでプロダク トをつくっている」という組織の一体感 に魅力を感じ、kubellへ入社。一人ひと りが自主的に、創意工夫しながら開発に 取り組んでいることが組織としての生産

    性の高さにつながっていると感じてい る。インフラだけでなく幅広い学びの機 会を得ており、今後システムアーキテク チャデザインにも取り組んでみたいと考 えている。 サーバーサイド開発Bグループ グループ長代理 都志 典晃 技術的に先進的なチャレンジができる環 境があり、一緒に働く開発メンバーに魅 力を感じ、kubellへ入社。全社員が 「サービスをより良くしたい」という思 いをもって働いている実感があり、組織 横断で意見を出し合いながら、事業成長 のために尽力している。チームみんなで 考えて「楽しく働くためにはどうしたら 良いか?」というループを模索しなが ら、チャレンジを続けたいと考えてい る。 42 会社に貢献しながら、自分自身も成長し 続けたいと考え、kubellへ入社。 1人目のQAエンジニアとして、型に囚わ れず柔軟なスタンスを大切にしている。 QCDのバランスを高いレベルで保ってい くことは守りだけでなく攻めのQAでも あり、こうした攻めの姿勢で、より良い プロダクト作りに貢献できることがこの 仕事のおもしろさだと考えている。 QAグループ グループ長代理 稲垣 直子
  27. イベント紹介(社内交流・社内勉強会) 43 • 半期に一度、ディビジョン組織全員が集 まる場 • ディビジョンとしての戦略の話から、相 互理解のためのグループワークや同組織 内の表彰なども行う Offline

    ディビジョン全体会 プロダクト組織の交流や職種を横断した勉強会、交流機会も複数あり! ※一例 • 月に一度、プロダクトユニットの全員 が集まる場 • プロダクト戦 略の進 捗の話から、グ ループ間での情 報 交 換、コラボレー ションを目 的としたグループワークな ども行う Product Unit Day Offline • 事業開発から新規事業での取り組みや 今後の展望など、ざっくばらんに話す 場。事業戦略からどのようにプロダク ト設計に落とし込むのか、事業とプロ ダクト視点で意見交換をする機会 ハイブリッド 勉強会
  28. kubellグループでは、組織が拡大する中でも、全社での情報発信や連携を大切にし、 社員同士が交流できる多様な機会を設けています 東京オフィスで集まり、その様子を オンラインでも配信している月次会 議。全社に向けた情報共有やカル チャー浸透の取り組みなどを行いま す。 半期に一度、全社員が集まる全社 総会。経営戦略の共有や理解が深 まるコンテンツ、Awardの発表な

    ど、社員同士の交流の場にもなっ ています。 毎月配信されている社内ライブ配 信。kubell CAMPやkubell-baとは 違った角度で、様々な社内情報を 発信します。 カルチャーを大切にするコミュニケーション 総会「kubell CAMP」 月次会議「kubell-ba」 社内ライブ配信「kubelive」 47
  29. 51 勤務体制、休日・休暇 ▪ 勤務体制:フレックスタイム制 ▪ 労働時間:8時間/日 ▪ メインタイム※:10時〜16時 ▪ 休憩時間:13時〜14時

    ※業務遂行の推奨時間帯のこと ▪ 土曜日、日曜日 ▪ 国民の祝日 ▪ その他会社が指定する日 ▪ 年次有給休暇(半日単位)※        ▪ フレキシブル休暇(1日分・1時間単位) ▪ リフレッシュ休暇(5日分・1日単位)※    ▪ 慶事休暇・忌引休暇 ▪ 生理休暇                    ▪ 育児休暇 ▪ 産前産後休業・育児休業            ▪ 介護休暇・介護休業 ※ 年次有給休暇・リフレッシュ休暇の付与日数は、入社月によって異なります ※ リフレッシュ休暇には”年次有給休暇5日以上の消化”などの付与条件があります 勤務体制 休日 休暇等
  30. 福利厚生パッケージ「BENTO」*1 ▪ リモートワーク環境貸与制度 会社から付与され るポイントを利用して、必要な備品のレンタルが可能*2 ▪ ハイブリッド勤務手当 ▪ 外部カウンセリング・コーチング支援 ▪

    人間ドックオプション補助 ▪ インフルエンザ予防接種補助 業務環境のサポート 自身の健康維持のサポート ▪ ベビーシッター利用補助 ▪ 病児保育費の補助 ▪ 子育て支援サービスの利用補助 スポット保育・ 民間学童・託児所付きコワーキングスペース利用費用の 一部を補助 ▪ ピアボーナス制度 ▪ 「学び、変わる」支援制度 書籍や記事からの インプットを補助する制度(購入額の50%/上限1万円) ▪ スキル取得支援制度 ▪ 社内勉強会開催支援制度 育児と”働く”を両立するサポート バリューを体現するサポート *1…その他、組織内コミュニケーションの補助制度(食事代補助等)などがあります *2…リモートHQを導入しています 53
  31. 各種リモートワーク備品 基本装備 (デスク、チェア、モニター等) PC周辺機器 (キーボード、マウス等) 創造的業務の支援用品 (ホワイトボード、デジタルノート等) 会議・商談・ウェビナー用品 (Webカメラ、マイク、照明等) グリーン

    (観葉植物、フェイクグリーン等) その他 (アダプタ、お役立ちアイテム等) リモートHQとは:リモートワーク環境構築サービス 生産性・健康の観点から、自身に最適なリモートワーク環境を整えられます。 サイトから 好きな商品を 選べる! 54
  32. 入社研修プログラム オンボーディング支援 入社後研修・サポート ▪ メンター・エルダー制度 入社後3ヶ月間、メンター・エルダーが1名ずつ ついてサポートします ※メンターやエルダーとランチを行う場合の、ランチ補助の 制度などもあります ▪

    入社オンボーディング 入社日から数日間(最大3日間想定)は、東京オ フィスで対面で実施しています。役員による会社の カルチャーや戦略の講義、動画での社内システム研 修、同期・社員との交流などを行います。 ※東京オフィスでの対面オンボーディング期間につ いては入社前にご案内します 55 入社後研修・サポートを実施します 他にもCEO山本や役員による研修・交流機会などもあり、 新しいメンバーが安心して働ける仕組みづくりを行っています
  33. 59 評価制度(ミッション・グレード制度) 等級(バンド)に応じて期待役割が設定されており、 共通の評価方針に基づき目標設定を行っています 等 級 評価方針 期待役割 バンド マネジメント

    専門性 1 会社の業績・経営への 貢献に期待 成果を重視 事業や特定の経営領域(技術、財務など)の目標達成と成果について責任を持つ 2 経営と一体になって、マネジメント組織の目標達成や成 果に責任を持つ 高い専門性を活かして、組織の枠を超えた全社の立場か ら、会社の成長を支援している 3 経営と現場をつなぐ役割を担い、戦略立案から推進し、 組織の目標達成と成果に責任を持つ 高い専門性を活かして、組織の全員の視座を上げて、 リーダシップを発揮している 4 短期成果・能力・ バリュー体現に期待 成長を重視 1組織においてマネジメントを行うとともに、 周囲のメンバーの成長に寄与できる 専門性を活かして、本質的な課題・原因を現場に提示 し、解決・実行をサポートしている 5 自律的に業務遂行でき、結果責任をもち、チームとしての成果の実現をリードできる 6 上長や同僚のフォロー少なく、自律的に業務を遂行できる 7 上長や同僚のフォローを受けながら、自律的に業務を遂行できる 8 上長や同僚の指示通り、報告・連絡・相談含めて担当業務を遂行できる 9 上長や同僚の指示通り、担当業務を遂行できる
  34. 63 代表取締役CEO  山本 正喜 代表メッセージ プロダクトの力で「働く歴史」を変える 私が「Chatwork」をエンジニアとして開発した2011年。 それからビジネスチャットのパイオニアとして成長し続け いまでは社会インフラともよべるサービス規模となってきました。 ビジネスチャットは全業種・全職種の方が業務時間中ずっと使う

    唯一のSaaSです。その高いプラットフォーム性を活かし 私たちが次に目指すのは、ビジネスチャットをベースとした 「ビジネス版スーパーアプリ」という未来。 その実現にはまだまだやるべきこと、やりたいことが たくさんあります。プロダクトを通して「働く歴史」を変えていく。 ぜひ、共にその未来をつくっていきましょう!