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ビジネス貢献を目指して 〜開発者体験から始める開発生産性向上~

Tech Leverages
September 02, 2024
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ビジネス貢献を目指して 〜開発者体験から始める開発生産性向上~

2024/09/04 OPTiM × レバテック ビジネス価値を追求する開発生産性
『ビジネス貢献を目指して〜開発者体験から始める開発生産性向上~』

レバテックにおけるDevOps推進グループ/開発生産性改善チームが実施してきた開発生産性向上のための開発者体験向上の取り組みについての話です。

Tech Leverages

September 02, 2024
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Transcript

  1. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 2 レバテック株式会社 DevOps推進グループ / 開発生産性改善チーム

    三草 丈 JO MIKUSA • 2022年11月~ レバテックに中途入社、スクラムマスターとしてプロダクト開発に従事 • 2024年4月~ DevOps推進グループ / 開発生産性改善チームを結成! • 開発生産性向上・開発者体験向上に取り組んでいます!
  2. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 3 • はじめに • 開発生産性向上の目的

    • 開発者体験に至った背景 • 開発者体験向上の取り組み • まとめ agenda
  3. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 4 • はじめに • 開発生産性向上の目的

    • 開発者体験に至った背景 • 開発者体験向上の取り組み • まとめ agenda
  4. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 5 01 レバテックにおける開発生産性の立ち位置 02 今日話すこと

    開発生産性改善チームの組織に対する取り組み 開発者体験向上の取り組みとその効果 03
  5. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 8 • はじめに • 開発生産性向上の目的

    • 開発者体験に至った背景 • 開発者体験向上の取り組み • まとめ agenda
  6. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 11 レバテックの開発組織体制 Engineering Teams フリーランス

    転職 新卒 ブランド セールスサポート Dev Dev Dev Dev Dev SRE PF 開発 生産性 改善 • プロダクトごとに組織を形成 ◦ フリーランス ◦ 転職 ◦ 新卒 ◦ ブランド ◦ セールスサポート • DevOps推進 ◦ SRE ◦ 開発生産性改善 • プラットフォーム(マイクロサービス) ◦ PF(Plaftform)
  7. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 12 レバテックの開発組織体制 Engineering Teams フリーランス

    転職 新卒 ブランド セールスサポート Dev Dev Dev Dev Dev SRE PF 開発 生産性 改善 • プロダクトごとに組織を形成 ◦ フリーランス ◦ 転職 ◦ 新卒 ◦ ブランド ◦ セールスサポート • DevOps推進 ◦ SRE ◦ 開発生産性改善 • プラットフォーム(マイクロサービス) ◦ PF(Plaftform) 24/4月~ DevOps推進
  8. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 13 • 目標 ◦ 「組織パフォーマンスを最大化し、事業・顧客への価値貢献を

    拡大する」 • そのために必要なこと ◦ 「組織に不足しているケイパビリティの強化」 DevOpsを推進してどこを目指すのか Engineering Teams
  9. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 15 ケイパビリティの強化 Engineering Teams DORA

    Core Model SREチーム ケイパビリティの向上支援
  10. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 16 ケイパビリティの強化 Engineering Teams DORA

    Core Model SREチーム ケイパビリティの向上支援 開発生産性改善チーム ケイパビリティの向上に伴う アウトプットとアウトカムの可視化+向上
  11. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 18 • はじめに • 開発生産性向上の目的

    • 開発者体験に至った背景 • 開発者体験向上の取り組み • まとめ agenda
  12. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 24 01 そのためにアウトプットとアウトカムを計測・向上させる必要がある! 02 つまり開発生産性改善チームは...

    組織パフォーマンスの最大化と事業貢献がゴール 再掲 FourKeys改善だけでは不十分! 03 背景はこちらの資料にて!
  13. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 25 01 DORA Core Model

    02 サービスプロフィットチェーン 03 3つの指標を参考に開発生産性を考えた SPACE
  14. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 26 開発生産性を多面的に計測するためのフレームワーク 5つのディメンションから複数のメトリクスを取得することを推奨 SPACE 開発生産性を考える上で参考にしたもの

    • Satisfaction and well being(達成感) • Performance(パフォーマンス) • Activity(活動) • Communication and collaboration(コミュニケーション) • Efficiency and flow(効率性)
  15. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 29 DORA Core Model 開発生産性を考える上で参考にしたもの

    DORA Core Model Satisfaction and well being(達成感) Activity(活動) を計測対象として選択
  16. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 32 「従業員満足」「顧客満足」「企業収益」の3つが良い循環を作ることを示したモデル サービス産業で産まれたマネジメントの考え方 サービスプロフィットチェーン 開発生産性を考える上で参考にしたもの

    ※組織の未来は従業員体験で変わる を元に作成 従業員満足(=開発者体験)を向上させることで 開発生産性向上に繋がると判断! 開発者体験向上から始めることに!
  17. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 33 • はじめに • 開発生産性向上の目的

    • 開発者体験に至った背景 • 開発者体験向上の取り組み • まとめ agenda
  18. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 35 レバテックで実施していた組織的な取り組み 2024/4月のレバテック • NewRelic導入によるオブザーバビリティの強化

    • 組織体制変更によるPlatformEngineering体制の整備 • TiDB導入によるメンテナンスコスト削減 • テックブログ・外部登壇などの技術広報強化
  19. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 36 レバテックで実施していた組織的な取り組み 2024/4月のレバテック • NewRelic導入によるオブザーバビリティの強化

    • 組織体制変更によるPlatformEngineering体制の整備 • TiDB導入によるメンテナンスコスト削減 • テックブログ・外部登壇などの技術広報強化 色々な取り組みをしていたが
  20. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 37 レバテックで実施していた組織的な取り組み 2024/4月のレバテック • NewRelic導入によるオブザーバビリティの強化

    • 組織体制変更によるPlatformEngineering体制の整備 • TiDB導入によるメンテナンスコスト削減 • テックブログ・外部登壇などの技術広報強化 組織が良くなっている感覚が あまりなかった
  21. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 38 2023/7月から月次でエンジメントサーベイを収集していた エンゲージメントサーベイを実施していた サーベイ内容 •

    開発者体験 • 開発者体験に関連する12のクエスチョン ◦ 成長を実感できているか ◦ 開発に集中できる環境か ◦ 介在価値を感じているか ◦ 組織・チームの意思決定に納得できているか ◦ etc… 2024/4月のレバテック
  22. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 39 2023/7月から月次でエンジメントサーベイを収集していた エンゲージメントサーベイを実施していた サーベイ内容 •

    開発者体験 • 開発者体験に関連する12のクエスチョン ◦ 成長を実感できているか ◦ 開発に集中できる環境か ◦ 介在価値を感じているか ◦ 組織・チームの意思決定に納得できているか ◦ etc… 2024/4月のレバテック • サーベイに回答しているものの、結果としてどういう傾向が現れているのか明確でない • 結果が明確でないからこそ、どんなアクションにつながっているのかわからない ※サーベイ開始当初は、成長促進の支援制度ができたりと変化はあったものの  継続してみると上記のように感じている傾向があると判明
  23. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 41 01 誰でも組織課題を認識できる&アクションを取れる環境の提供 02 開発者体験を高めるために...

    組織の意思決定と現状の課題の紐付け エンゲージメントサーベイの活用を強化!
  24. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 42 2023/7月から月次でエンジメントサーベイを収集していた エンゲージメントサーベイを実施していた サーベイ内容 •

    開発者体験 • 開発者体験に関連する12のクエスチョン ◦ 成長を実感できているか ◦ 開発に集中できる環境か ◦ 介在価値を感じているか ◦ 組織・チームの意思決定に納得できているか ◦ etc… 2024/4月のレバテック 再掲
  25. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 43 ①サーベイの詳細な分析により定性面を定量化 開発者体験向上のためにやったこと • 開発者体験・12のクエスチョンの項目ごとの推移

    • 12の項目のうち各人が重視している項目の収集とその得点の推移 • 12のクエスチョンのそれぞれが開発者体験にどれだけ影響しているか
  26. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 44 • 12のクエスチョンのうち開発者体験に最も直結する「開発に集中できる環境かどうか」 を重点課題として設定 •

    重点課題について原因の仮説立案&ヒアリング ◦ オフィス環境 ◦ アラート対応 ◦ 問い合わせ対応 ◦ 開発における認知不可 ◦ リリースプロセスにおける問題 ◦ 人員不足 ◦ etc… ②定量化した上で課題設定と原因ヒアリング 開発者体験向上のためにやったこと
  27. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 45 ③組織的な取り組みと現場の課題の紐付け 開発者体験向上のためにやったこと 重点課題の原因に対して、解決に動くのものもちろん良いが、 既に動いている組織的な取り組みでカバーできているものがほとんどであった。

    だからこそ、これまでの取組みの意思決定理由を定量化したサーベイデータで説明 ex) • アラート対応の工数が大きい ◦ NewRelic導入により原因特定を楽に • 認知負荷が大きい ◦ ドメインチームの結成によりストリームアラインドチームの負荷軽減 • 人員不足 ◦ 技術広報の強化・採用の強化
  28. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 46 サーベイの分析結果を • 全体公開していつでも誰でもアクセスできるように •

    月次共有の場を設けて全員周知することで誰もが触れるように ④フィードバック強化&ボトムアップな組織改善機会の創生 開発者体験向上のためにやったこと サーベイ・フィードバック入門――「データと対話」で職場を変える技術 ボトムアップにアクションを取れる文化づくり • 行動変容の手がかりを掴めるようにするために公開していると周知 • サーベイを元にした提案・行動は積極的に聞き入れるとMgrからも展開 • 社内イベントとしてOSTを実施し、議論できる場を用意
  29. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 47 5ヶ月継続して現在... 開発者体験向上の結果 Before After

    全体的な開発者体験 5.31 6.23 取り組み開始以降、常に上昇! 開発に集中できる環境かどうか 4.0 5.4 135%改善 12のクエスチョンのうち12位から9位に サーベイ自体の回答率 80% 100% 回答率100%達成! • 全体的な体験向上に成功👏 • 合わせてサーベイも全員回答するように👏
  30. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 48 FourKeysも... 開発者体験向上の結果 Before After

    デプロイ頻度 6.91回 / day 7.45回 / day 変更のリードタイム 140.25h 97.26h 変更障害率 1.89% 2.51% 平均復旧時間 99.63h 65.45h ※組織全体数値 • 3指標が向上👏 • この間、直接的なFourKeys改善は何もしていない!
  31. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 50 01 開発者体験に至った背景 02 今日話したこと

    レバテックにおける開発生産性向上の目的 開発者体験向上の取り組み 03
  32. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 51 01 開発者体験に至った背景 02 今日話したこと

    レバテックにおける開発生産性向上の目的 開発者体験向上の取り組み 03 やったことは意見の可視化 + 意思決定との紐付けのみ アクションは既に取られていた
  33. | © 2024 Levtech Co., Ltd. 52 01 納得度を上げるには意思決定の理由を可視化すること 02 ここから得た教訓

    意思決定の納得度が上がればエンゲージメントは上がる 自分たちの声が組織を変えられるという雰囲気が体験の良さを作る 03