Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

ぼくのかんがえたさいきょうのけいやくによるプログラミング

 ぼくのかんがえたさいきょうのけいやくによるプログラミング

toRuby拡大版 (2023-08-05)

seki at druby.org

August 05, 2023
Tweet

More Decks by seki at druby.org

Other Decks in Programming

Transcript

  1. 歴史(自分にとっての) 1980 - 構造体を発明して喜んでいたころ 1988 - ADT, OOP 1990 -

    オブジェクト指向入門!!! 1999 - Ruby Workshop ???? - TDD ???? - 形式手法のなかま ???? は忘れてしまったの意 3
  2. 契約によるプログラミング クラス(モジュール)と顧客(アプリケーション)の関係は それぞれの権利と義務を表した契約と考える pre の条件を満たした状態で r を呼び出すことを約束 してくださるならば、お返しに私は post の条件を満た

    す状態を最終的に実現することをお約束します (p.159) エラーチェックを誰が行うべきか明確にする 今世紀では「契約による設計」"DbC"ということが多いかも 9 pre-condition 事前条件
  3. Eiffelによる支援 表明の例 引数の型の情報と表明が両方そろってインターフェイスである 13 class STACK export ... push(x: T)

    is require not full do ... ensure not empty; top = x; nb_elements = old nb_elements + 1 end; require = 事前条件 fullのときは呼べないよ ensure = 事後条件 emptyではないよ 一番上の要素はxだよ 要素数は旧要素数よりも1増えるよ oldで変更前の値を参照できるぞ oldのほかにnochangeもあるらしい
  4. 不透明な型の表現 ADTをopaqueな型で書く インターフェイスに実装を載せない うっかり自分で生成したりしないですむ C++(を自然に使う)よりも実装を隠せてよい 19 struct App_s; typedef struct

    App_s * App_p; App_p AppCreate(Bar_p bar, Baz_p baz); void AppForget(App_p app); https://www.jpcert.or.jp/sc-rules/c-dcl12-c.html Create / ForgetはEiffelを 真似した