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Jagu‘e’r データ利活用分科会第5回イベントLT資料 データ系人材の育成

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September 27, 2024
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Jagu‘e’r データ利活用分科会第5回イベントLT資料 データ系人材の育成

アクセンチュアでデータエンジニア向け新卒研修を実施しました。

⚫数字で見るデータグループのデータエンジニア向け新卒研修
⚫データエンジニアリングに必要なスキル
⚫顧客データアーキテクチャで解決する課題
⚫ハンズオンでBigQueryの強みを徹底理解
⚫リモートでデザイン思考ワークショップの実施
⚫完全リモートならでの工夫
⚫技術セッションを録画し、全社に展開

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Masayuki Aoyagi

September 27, 2024
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  1. LT 3:データ系人材の育成 Japan Google Cloud Usergroup for Enterprise(Jagu‘e’r) データ利活用分科会 第5回イベント

    アクセンチュア株式会社 テクノロジーコンサルティング本部 青柳 雅之
  2. Copyright © 2022 Accenture. All rights reserved. 2 Agenda ⚫

    数字で見るデータグループのデータエンジニア向け新卒研修 ⚫ データエンジニアリングに必要なスキル ⚫ 顧客データアーキテクチャで解決する課題 ⚫ ハンズオンでBigQueryの強みを徹底理解 ⚫ リモートでデザイン思考ワークショップの実施 ⚫ 完全リモートならでの工夫 ⚫ 技術セッションを録画し、全社に展開
  3. Copyright © 2022 Accenture. All rights reserved. 5 顧客データアーキテクチャで解決する課題 このトレーニングでは、AGBGで用意している顧客データアーキテクチャ(Customer

    Data Architecture)というソリューショ ンのデモ環境を活用してハンズオンを実施しました。ハンズオンではGA360や疑似的なCRMに存在する顧客のIDを名寄せ してBigQuery上に統合し、BQMLで顧客生涯価値(LTV)予測やクラスタリングを行います。
  4. Copyright © 2022 Accenture. All rights reserved. 6 ハンズオンでBigQueryの強みを徹底理解 1/2

    BQMLの文法を学んでから自分で処理文を記述してもらう形のトレーニングだと必ず躓く社員が現れます。そこであらかじめ、 ハンズオンで使うBigQueryに保存済みのクエリ、つまり、「答え」を用意しておき、社員にはひたすら実行をしてもらいます。 まずはBQMLによって何が分析されるかを体感します。下の例はk-means法でユーザーを顧客としてのランク付けという意 味合いでクラスタリングしています。
  5. Copyright © 2022 Accenture. All rights reserved. 8 リモートでデザイン思考ワークショップの実施 アクセンチュアには、「_FORM_」と呼ばれるイノベーション創出のためのフレームワークがあり、デ

    ザイン思考はそのうちの1つです。お客様先で模造紙と付箋を使ったワークショップを多数行ってきまし たが、コロナ禍の影響でそのようなワークショップが開催できなくなってしまいました。しかしながら、 MURALというオンラインでのコラボレーションを志向したデジタルワークスペースを提供するツールを 用いて完全リモートでデザイン思考ワークショップを開催することができました。 命題は「アクセンチュアは顧客の中期経営計画をサポ ートするのにデータを活用して何ができるのか」です。 このデザイン思考ワークショップはトレーニングの最 後に行いました。そのため、メンバーはトレーニング 期間中に学んだデータに関する知識を駆使することが できており、「データのサイロ化が課題」も常識とし て扱われていました(全く未経験であればこのような アイデアは出ません)。すぐにメンバーはMURALの操 作に習熟し、問題なくワークショップを楽しんでいま した。
  6. Copyright © 2022 Accenture. All rights reserved. 9 完全リモートならでの工夫 •雑談タイム

    セッションの合間に新卒メンバーだけが参加する雑談タイムを設けました。我々ファシリテーターやサポーターは参加できません。この新卒メン バーだけの雑談タイムでは、前のセッションのどこがわからなかったとか、トレーニングに関係ない事務的な処理の質問などが飛び交い、不明 点を別途ファシリテーターに聞ける、皆が不安に思っていることは同じことであり、それをやはりファシリテーターに聞けばアドバイスを受けられる というメリットがありました。クラスルームでのトレーニングであれば、休憩時に雑談はすると思います。それを疑似的に作った感じです。 •頻繁な休憩 オンラインのほうがオフラインよりも疲れるという実感もあります。そのため、なるべく多くの休憩を入れるように心がけました。 •オンライン飲み会 これは有志のみの参加でしたが参加率は高かったです。業務時間内では聞きづらいことを先輩社員に聞ける時間となっていました。 •先輩紹介 ロールモデルとなりうる年の近い先輩社員に登壇いただき、自らのキャリアを語ってもらいました。
  7. Copyright © 2022 Accenture. All rights reserved. 10 セッションを録画し、全社に展開 多くのセッションを実施するので、講師はそれぞれの専門家に依頼していました。セッションの順番も意識する必要があります

    が、講師の予定を調整するのが非常に煩雑でした。今年度は複数回のトレーニングを実施する必要があり、効率化が課題 でした。そこで、今回、データエンジニアリングの基礎に該当する技術セッションに関しては、録画をあらかじめ撮影し、トレ ーニングの時間割に沿って流すことで効率化を図りました。
  8. Copyright © 2022 Accenture. All rights reserved. 11 まとめ 今年度は複数回のトレーニングを実施しましたが、あらかじめ撮影した技術セッションの動画を採用することでトレーニングの

    効率化を実現できました。そして、動画にしたことでそのコンテンツをオンデマンドで視聴できる学習教材として全社に展開し ました。コンテンツを作って自部門だけで使うよりは広い範囲の社員の学習に使ってもらうことで費用対効果を高めることが可 能です。