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re:Invent2024報告会資料_JAWS-UG 佐賀

John
February 05, 2025
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re:Invent2024報告会資料_JAWS-UG 佐賀

John

February 05, 2025
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  1. 自己紹介 • 名前  松尾太平(ジョン) • 略歴 ◦ 長崎生まれ福岡在住 ◦ 物心ついてから実家の家業である魚屋に従事

    ◦ 現在は ForgeVision, inc. でAWS のコンサル ティングパートナーとしてインフラ回りを担当 ◦ いただいている認定もいくつか・・・ ◦ JAWS-UG 佐賀支部運営 • 座右の銘  魚介系エンジニア • 好きな魚  鮫、鯵、鯖(Mackerel) • 特技    神経締め 2 #jawsug #jawsugsaga
  2. 4 アジェンダ 1. 私のre:Invent2024振り返り 2. Amazon Q Developerとは? 3. 基調講演で発表されたAmazon

    Q Developerの新機能 4. 運用者向けAmazon Q Developerの新機能について 5. Amazon Q Developerの料金について 6. Amazon Q Developerのアクセスタイプについて 7. まとめ #jawsug #jawsugsaga
  3. 6 私のイベント振り返り 今年はメイン以外のアクティビティにも積極的に参加 • Chicken wing eating contest ➢ とにかくバッファローウイングを15分で食べまくるイベント

    ➢ re:Invent2019を最後に開催されていなかったので、松尾として は念願の参加!! ➢ 結果的に無念の12本でしたが、屈強な 外国人に囲まれたテーブルではトップ でした!!(弊社藤川は20本でおそら く日本人トップ) ➢ 優勝者には来年のre:Inventのチケッ トプレゼント! ➢ 優勝者の表彰はまさかのあの人が・・・ #jawsug #jawsugsaga
  4. 9 私のイベント振り返り ➢ ラスベガスのストリップを5kmランニングするイベント • 5K Race ➢ マンダレイベイをスタートしてから2.5km(ベラージオ辺 り?)まで道路を封鎖しそれを往復するルート

    ➢ 最も遠い会場(ホテル)に朝6時集合からということもあり ながら、1000人近く参加していた模様・・・ ➢ 今年はどうしても日本最速ランナーの 優勝を見届けたかったので数カ月前か ら練習して参加 #jawsug #jawsugsaga
  5. 11 私のイベント振り返り ➢ APJ on Tour '24 • その他アクティビティにも参加! ➢

    APN Ambassador Booth対応 ➢ APN Ambassador Mixer ➢ UG Mixer ➢ Japan Night ➢ APJ UGL Community Mixer ➢ re:Play Party ➢ Gold Jacket Member撮影会 #jawsug #jawsugsaga
  6. 17 まとめ re:Inventはアクティビティも規格外!! ➢ デカい会場にゲームやらスポーツやらが常設されていたり、その 他ピアス、タトゥーなどもできるブースも・・・ 今回紹介したアクティビティは体力に自信がある人におススメ ➢ Chicken wing

    eating contestは辛さと量でお腹を壊す 次にre:Inventに参加する方は自身の体と相談して 無理せずアクティビティも満喫しましょう!! ➢ 5K Race は早朝から全体力を使うので、その日の活動に影響あり #jawsug #jawsugsaga
  7. 22 Amazon Q Developerとは? Amazon Q Developer発表の背景(復習) ➢ AWSの目標はすべてのビルダーが「re:Invent」でき るように支援すること

    ➢ AWS は「re:Invent」に集中するために差別化につな がらない手間のかかる作業「Undifferentiated Heavy Lifting」からビルダーを解放したいと考えて いる AWSが持つ有用なナレッジを搭載した生成AIアシスタントである 「Amazon Q Developer」がre:Invent2023に発表された #jawsug #jawsugsaga
  8. 23 Amazon Q Developerとは? Amazon Q Developerの特徴(re:Invent前) • ソリューションの実装におけるAWSの構築をアシスト ➢

    ソリューションに最適なAWS構成を提案 • 既存のコードと入力したコメントに基づきコード生成をアシスト ➢ チャットでコードの内容についても確認可能 #jawsug #jawsugsaga
  9. 24 Amazon Q Developerとは? Amazon Q Developerの特徴(re:Invent前) • レガシーコードのモダナイズ ➢

    Javaアプリケーションのアップグレードと変換のプロセス を自動化 ➢ 数日かかる変換・移行作業を数分で完了させる Amazon Q Developerはいわゆるコード生成アシスタントではなく、 運用・開発のライフサイクルを効率化するためのAIアシスタント!! • コードエディタでの利用 ➢ JetBrain、VSCode、VisualStadio、コマンドライン(MacOS) #jawsug #jawsugsaga
  10. 26 基調講演で発表された Amazon Q Developerの新機能 • Amazon Q generates and

    applies unit tests • Amazon Q generates accurate documentation • Amazon Q performs code review • GitLab With Amazon Q(Preview) • Amazon Q Developer Transform .NET applications from Windows to Linux in a fraction of the time(Preview) • Amazon Q Developer Transform VMWare workloads to cloud native architectures(Preview) • Amazon Q Developer Transform mainframe applications to accelerate migrations(Preview) • Amazon Q Developer Investigate issues across your AWS environment in a fraction of the time(Preview) #jawsug #jawsugsaga
  11. 27 基調講演で発表された Amazon Q Developerの新機能 • Amazon Q generates and

    applies unit tests • Amazon Q generates accurate documentation • Amazon Q performs code review • GitLab With Amazon Q(Preview) • Amazon Q Developer Transform .NET applications from Windows to Linux in a fraction of the time(Preview) • Amazon Q Developer Transform VMWare workloads to cloud native architectures(Preview) • Amazon Q Developer Transform mainframe applications to accelerate migrations(Preview) • Amazon Q Developer Investigate issues across your AWS environment in a fraction of the time(Preview) 全てが運用・開発のライフサイクルを効率 化するための機能アップデート!! #jawsug #jawsugsaga
  12. 28 基調講演で発表された Amazon Q Developerの新機能 • Amazon Q generates and

    applies unit tests ➢ エンドツーエンドのユーザテストを自動的に生成 ➢ IDEでオープンしているプロジェクト全体をナレッジとして /test と入力するだけで完全なテストカバレッジを作成 #jawsug #jawsugsaga
  13. 29 基調講演で発表された Amazon Q Developerの新機能 • Amazon Q generates accurate

    documentation ➢ /doc と入力するだけで、プロジェクトの内容からドキュメント の作成を自動生成する ➢ COBOLなどのレガシーなコードからも生成が可能 #jawsug #jawsugsaga
  14. 30 基調講演で発表された Amazon Q Developerの新機能 • Amazon Q performs code

    review ➢ /review と入力することで、脆弱性をスキャンし、疑わしいコー ディングパターンをフラグ付けし、潜在的なオープンソースパッ ケージのリスクも特定 ➢ デプロイにリスクがある場所を識別し、安全にデプロイが行える ための緩和策を提案する #jawsug #jawsugsaga
  15. 31 基調講演で発表された Amazon Q Developerの新機能 • GitLab With Amazon Q(Preview)

    ➢ GitLabとQが統合され、GitLabワークフローでネイティブで利 用可能に ➢ 既存機能+前述の3機能とともに利用することでプライベートな ソース管理と運用を実現 ➢ CodeCommitの一般提供が終了し たため、今後需要は高まりそ う!? #jawsug #jawsugsaga
  16. 32 基調講演で発表された Amazon Q Developerの新機能 • Amazon Q Developer Transform

    .NET applications from Windows to Linux in a fraction of the time(Preview) ➢ WindowsからLinuxへの移行をわずかな時間で可能とする機能 ➢ エージェントを起動すると非互換性を自動的に検出し、変換計画 の作成とリファクタリングを行う ➢ Windowsの高額なライセンス費に 加え、パッチ運用、スケーラビリ ティの実現などの Undifferentiated Heavy Lifting から開放させる代表的な機能になる #jawsug #jawsugsaga
  17. 33 基調講演で発表された Amazon Q Developerの新機能 • Amazon Q Developer Transform

    VMWare workloads to cloud native architectures(Preview) ➢ VMware上で動いているワークロードをクラウドネイティブなソ リューションの移行する ➢ 移行計画、依存関係を自動的に識別し、作業時間とリスクを大き く軽減することが可能 ➢ AIエージェントでの自動化により、 複雑なVMwareネットワーク構成の 分析とネイティブAWS構造への変換 が数週間から数か月省かれる ➢ 昨今のライセンス問題もAWS移行で 解決!? #jawsug #jawsugsaga
  18. 34 基調講演で発表された Amazon Q Developerの新機能 • Amazon Q Developer Transform

    mainframe applications to accelerate migrations(Preview) ➢ COBOLなどのレガシーなコードの解析・ドキュメント化・Java への変換などをサポートしてくれる ➢ まだワンクリックで移行できるようになるまで至っていないが、 顧客のフィードバックと社内テストに基づいてQでの実現を目指 している ➢ メインフレームの移行にかかる時間を 50%削減することを目指す #jawsug #jawsugsaga
  19. 35 基調講演で発表された Amazon Q Developerの新機能 • Amazon Q Developer Investigate

    issues across your AWS environment in a fraction of the time(Preview) ➢ AWSを管理するとき、環境で何が起こっているか理解するために CloudWatch のグラフとログの確認に多くの時間を使っている ✓ この手間のかかる作業をQで簡単にできるようになった ➢ Qはユーザが設定した環境全体を調べ、CloudWatch、 CloudTrailからどこに問題があるかの究明をアシストする ➢ 設定変更ミスなどによるアクセス許可の削除などを特定し、修 正する方法や次にミスを起こさないためのベストプラクティス を提案する ➢ また、Qはランブックから修復にもアクセスできる ※以降 Amazon Q Developer Invastigate issues と省略します #jawsug #jawsugsaga
  20. 37 基調講演で発表された Amazon Q Developerの新機能 • Amazon Q Developer Investigate

    issues 環境固有の問題にQが利用できる!? すごない・・・!? #jawsug #jawsugsaga
  21. 38 運用者向けAmazon Q Developerの新機能について • Amazon Q Developer Investigate issuesのコンテキストとベス

    トプラクティス ➢ 適切なツールとAIOpsを使用して優れた戦略を立てることはスト レスや絶望などの感情を生活から取り除くことができるという考 えのもと、本機能の開発が始まった ➢ ログ、メトリック、X-Rayトレース、CloudTrail、Health Eventなどのさまざまなデータ ソースにより、すべてを 1 か所に まとめ、問題が実際にどこで発生したかに関係なく特定できるよ うになる ➢ 前提としてAI がどれだけうまく機能するかは、AIがアクセスでき るデータの種類に大きく関係しているため、インストルメンテー ションが重要 #jawsug #jawsugsaga
  22. 40 運用者向けAmazon Q Developerの新機能について • Amazon Q Developer Investigate issuesのサンプル実行

    疑似アラームが発生し、Amazon Q Developer が調査及び解決に向けた提案 を出し始めた旨のメッセージが表示される #jawsug #jawsugsaga
  23. 41 運用者向けAmazon Q Developerの新機能について • Amazon Q Developer Investigate issuesのサンプル実行

    右ペインがAmazon Q Developerが出力した調査内容で、[承諾] を選択して 中央のフィードに追加するか、有用な提案ではない場合は [破棄] を選択する #jawsug #jawsugsaga
  24. 42 運用者向けAmazon Q Developerの新機能について • Amazon Q Developer Investigate issuesのサンプル実行

    中央ペインのフィードパネルでは、自分または他の作業者によって追加され たobservationと、Amazon Q Developer から受け入れられたobservation を確認できる #jawsug #jawsugsaga
  25. 43 運用者向けAmazon Q Developerの新機能について • Amazon Q Developer Investigate issuesのサンプル実行

    JiraまたはServiceNowとの統合を構成してチケットをリンクすることもで きる #jawsug #jawsugsaga
  26. 44 運用者向けAmazon Q Developerの新機能について • Amazon Q Developer Investigate issuesのサンプル実行

    Amazon Q Developerから提案された次のステップを確認することができる ランブックやドキュメントなど、特定の仮説に対して推奨される次のステッ プを確認する #jawsug #jawsugsaga
  27. 45 運用者向けAmazon Q Developerの新機能について • Amazon Q Developer Investigate issuesのサンプル実行

    Amazon Q Developerから提案された次のステップを確認することができる ランブックやドキュメントなど、特定の仮説に対して推奨される次のステッ プを確認する サンプルはここまで!! #jawsug #jawsugsaga
  28. 46 運用者向けAmazon Q Developerの新機能について • Amazon Q Developer Investigate issuesのサンプル実行

    サンプルでの実行はここまでで、本来はここからAmazon Q Developerへの各フィードの説明を問い合わせを行ったり、AWS Systems Managerランブックを利用して原因箇所の修復などを行う こともできる 本機能を最大限活用するにはログ、メトリック、X-Rayトレース、 CloudTrail、Health Eventの有効化が必要となるため、開発時から インストルメンテーションの意識が必要 まだバージニア北部リージョンでプレビューでの提供なものの、既知 だけでなく未知の障害にも対応できる、今後のAWSの運用を変えてく れる期待が持てるサービスです!! #jawsug #jawsugsaga
  29. 48 Amazon Q Developerの料金について • Amazon Q Developerの料金 ➢ Amazon

    Q Developerは制限はあるもののほとんどの機能が無料 で利用できる ➢ Amazon Q Developerの全ての機能を無制限に使うためにはPro プランのサブスクライブが必要 ➢ 1ユーザ辺り19 USD/月の利用料金 • Proプランを利用するメリット(代表的なもの) ★ AWS IAMアイデンティティセンターを利用した認証 ★ 分析ダッシュボードの提供 ★ IP(Intellectual Property)補償 ★ Amazon Q Developer コードのカスタマイズ #jawsug #jawsugsaga
  30. 49 Amazon Q Developerの料金について • Amazon Q Developerのプラン比較(一部抽出) 機能 無償版

    Pro版 Java Transform機能制限 (IDE利用時) 1,000 行のコード/月 1ユーザーあたり毎月 4,000 行のコー ドがプールされ、追加のコード行は、 送信するコード1行につき 0.003 USD でご利用可能 Amazon Q Developer Agent for Software Development (セ キュリティ脆弱性とコード品質ス キャンを含む ) (IDE利用時) 1か月あたり10 回の呼び出し 利用料に含まれる 生成 SQL (AWSコンソールで利用時 ) アカウントあたり 1,000 件のクエリ/月 利用料に含まれる ネットワーク到達可能性の分析 (AWSコンソールで利用時 ) 20 件のリクエスト/日 利用料に含まれる #jawsug #jawsugsaga
  31. 51 Amazon Q Developerのアクセスタイプについて • Amazon Q Developerのアクセスタイプ ➢ Amazon

    Q Developerはツールに応じたアクセス方法を利用する 必要がある アクセスタイプ アクセス元 Builder ID AWS IAMアイデンティ ティセンター IAM フェデレーション /プ リンシパル AWSコンソール ✕ 〇 〇 IDE 〇 ✕ ✕ コマンドライン 〇 ✕ ✕ ➢ 無料利用枠の場合は以下の通り #jawsug #jawsugsaga
  32. 52 Amazon Q Developerのアクセスタイプについて • Amazon Q Developerのアクセスタイプ ➢ Proプランを利用する場合はAWS

    IAMアイデンティティセンター を利用する必要がある ➢ AWS IAMアイデンティティセンターを利用することで複数の AWS アカウントに跨ったAmazon Q DeveloperのProプランが利 用が可能となる ➢ AWS Organizationsを利用していない場合でもAWSアカウント 単体でも利用可能(ただし、AWS IAMアイデンティティセンター の利用は必須) #jawsug #jawsugsaga
  33. 54 まとめ Amazon Q Developerは単なるコード生成アシスタントではない!! ➢ 開発・運用のライフサイクルに着目して誕生した、作業者を差別 化につながらない手間のかかる作業「Undifferentiated Heavy Lifting」から開放する生成AIアシスタントである!!

    Amazon Q Developerは運用を変える!! ➢ 作業者の時間を奪う大部分は「運用」であり、コードアシスタン トを必要とする時間は1日の中でもほんの一部 ➢ Amazon Q Developerを今度いかに利活用できるかが運用効率化 のカギとなる!! 今後のアップデートにも期待しましょう!! #jawsug #jawsugsaga