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Visaのあれこれを継続的に対応していく体制づくり

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 Visaのあれこれを継続的に対応していく体制づくり

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michiomochi

April 13, 2025
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Transcript

  1. 2 Product Manager / Software Engineer at Kanmu, Inc. Masayoshi

    Michikawa GitHub @michiomochi X @michiomochi 自己紹介 漢方デスク、Bit Journey、Refcomeといったスタートアップに入社 しプロダクト開発やCTOの経験を積む。 2023年にカンム入社。入社後は Engineering Deptディレクターを 経験後Product Deptディレクターとなり開発とプロダクトの両面か らプロダクト開発を推進する。
  2. 3

  3. 8 目次 INDEX 1 2 3 4 バンドルカードは Visaとどのような形で 関わっているか

    Visa関連のタスクについて Visaと向き合う運用体制 まとめ
  4. 9 目次 INDEX 1 2 3 4 バンドルカードは Visaとどのような形で 関わっているか

    Visa関連のタスクについて Visaと向き合う運用体制 まとめ
  5. 12 バンドルカードは Visaとどのような形で関わっているか バンドルカードと Visaの関係 • バンドルカードはIssuerの立場でVisaとアライアンスを結び決済プロダクトを提供している ◦ なのでVisa加盟店でバンドルカードを使用した決済が行える •

    Visa加盟店での決済は全てVisaを通しカンムから支払われる ◦ つまり全ての決済はVisaを通して行われる バンドルカードでビジネスを行う上で Visaはなくてはならない存在
  6. 13 目次 INDEX 1 2 3 4 バンドルカードは Visaとどのような形で 関わっているか

    Visa関連のタスクについて Visaと向き合う運用体制 まとめ
  7. 14 ビジネスエンハンスメント • 期間: 半年に1回 (4月/10月) • 内容: Visaのシステムの大きな仕様改訂(変更内容が記された1000ページくらいあるドキュメントを渡される) Visaの新機能リリースや機能変更

    • 期間: 不定期 • 内容: 新しい決済機能や不正対策機能のリリース、および既存機能の変更 Visa Business Newsの確認 • 期間: 1週間に1回 • 内容: Visaのメンテの告知や機能追加や変更といった内容がニュースレターとして配信される Visa関連のタスクについて 定常的に発生する主な Visa関連タスク その他にもいろいろあるが開発やプロダクトに関連するものは上記が主なタスク
  8. 15 • Visaが関連する業務範囲が広大なため誰か 1人が確認しても判断できないものが多い ◦ カンムにとってVisaはビジネスの中心といえる存在なため、内容 1つとっても開発、CS、経理と いった部署が複雑に関連していることが多い • 単純に内容が難しい

    ◦ 日本語のドキュメントもたくさん用意があるが原書としては英語 ◦ 専門用語が多い (特に3〜4文字の略語が大量にある ) ◦ 決済システムを理解していることを当たり前に求められる Visa関連のタスクについて Visaタスクの対応で難しい点 決済システム開発に携わってもうすぐ 2年経つのでわかってきた部分は多いが未だに だいぶ難しい ...!
  9. 16 目次 INDEX 1 2 3 4 5 バンドルカードは Visaとどのような形で

    関わっているか Visa関連のタスクについて Visaと向き合う運用体制 今の課題 まとめ
  10. 17 Visaと向き合う運用体制 以前の運用体制 ビジネスエンハンスメント • Visaからメールがきたことをきっかけに各プロダクトの開発チームが対応を行う • ビジネスエンハンスメントでの変更内容は開発チームは把握するが他チームへの共有は積極的には行われない Visaの新機能リリースや機能変更 •

    各担当者がVisaから連絡を受け、該当機能を導入するかの判断や優先度付けを行う • 機能修正が必要な場合は各プロダクト開発チームのPdMへ連携を行う Visa Business Newsの確認 • アンテナ感度の高い人が善意の元、情報収集を適宜おこない関係のありそうなものがあれば各所へ共有を行う その他のタスクについても各所が属人的にこなすことが前提となっており、 いつ必要なタスクがこぼれ落ちてもおかしくない状態だった
  11. 18 Visaと向き合う運用体制 現在の運用体制 全社を横断する組織体として Visaチームを発足した • Visaに関連するタスクを少しでも行っているユニットはメンバーを最低でも 1人を選出しVisa会に参加す る •

    Visaチームは月次でVisa会というMTGを行う • Visa会では以下のアジェンダが話される ◦ その月に発行された Visa Business Newsの内容をまとめてみんなで眺める ◦ SlackのVisaチャンネル(Visaに関する話がされるチャンネル )での会話をまとめて共有する ◦ 各ユニットでVisaに関するタスクの追加や変更が発生していないかの確認 ◦ 対応に時間のかかる Visaタスクの進捗共有
  12. 22 Visaと向き合う運用体制 現在の運用体制にしてみて この運用体制に移行したのが 2024/01/16なので気づけば 1年以上が経っていました。 移行後は以下のような体制になりました。 ビジネスエンハンスメント • Visaからメールがきたことをきっかけに各プロダクトの開発チームが対応を行う

    (これは変わらず) • 変更内容および進捗状況はVisa会でVisaチームメンバーへ伝えられる Visaの新機能リリースや機能変更 • 各担当者がVisaから連絡を受け、該当機能を導入するかの判断や優先度付けを行う (これは変わらず) • 機能修正が必要な場合は各プロダクト開発チームのPdMへ連携を行う (これは変わらず) • どのような変更が予定されているか、どのような判断を行うかはVisa会でVisaチームメンバーへ伝えられる Visa Business Newsの確認 • Visa会の際に漏れなくVisaチームメンバーへ伝えられ、関係がありそうかをその場で会話し実際のタスクへ落とし込む 運用が属人的ではなくなりプロダクトチーム全体で Visaタスクへ取り組める体制に!
  13. 23 目次 INDEX 1 2 3 4 バンドルカードは Visaとどのような形で 関わっているか

    Visa関連のタスクについて Visaと向き合う運用体制 まとめ
  14. 24 まとめ • Visaチームを作ることで今まで属人的かつ知識が溜まりにくい構造になっていた体制が改善された ◦ 1人が知識を溜め込み集中して対応する体制は、早く対応できるしその人に任せることができる ので楽だがそれは持続可能ではない ◦ 組織として一時的には非効率になるかもしれないが持続可能な体制にしていくことが重要である と考える

    • 最初から完璧な体制をつくることはできないしタイミング毎にベストな体制はあるのでその時々に応 じた体制に変化していけることが重要 ◦ 以前の体制が悪かったのではなく組織のスケールに応じた体制になっていただけ ◦ 今回改善した体制がいつまで有効であるかはわからない ◦ 必要に応じて体制改善提案が堅実に行えて、みんなで適応させていくことができる体制を維持す ることが最も重要な体制