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seccamp2022 成果発表
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August 12, 2022
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seccamp2022 成果発表
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Transcript
三木 健太郎 (@mikikeen) セキュリティ・キャンプ 全国大会 2022 L3 Cコンパイラゼミ 成果報告
• 入力として与えられたソースコードを解析、解釈し、機械語に 一対一に変換できるアセンブリファイルを出力するプログラム。 https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/0612/02/news016_2.html
• 字句解析(tokenize): プログラム全体を、意味をもつ記号に分解する 例: • 構文解析: 字句解析で生成したトークンを解析し、トークン間の関係を表す 木構造(AST: Abstract Syntax
Tree)を構築する 例: →
• 意味解析: 構文上は正しいが、入力プログラムが意味的に間違っていないか を検査する(例: 変数に代入を行う際に、両辺で型が一致している かを調べるなど) • コード生成: 意味解析までの過程で得られた構文木をもとに、アセンブリ を出力する
• mikiken/9cc (github.com)
• 演算子(四則演算) • 演算子(比較演算) • 間接演算子 とアドレス演算子 • ローカル変数 •
文 • 文 • (ブロック/compound statements) • 引数6つまでの関数呼び出しおよび定義 • というキーワード • ポインタ型 • ポインタの加算・減算 • 演算子
• 型 • 配列(実装が間に合わなかった) • 構造体 • ︙ など、重要な機能がまだまだ不足している キャンプ終了後も開発を継続し、セルフホストを目指したい
• 日常の生活ではまず出会うことができないようなハイレベルな 方に囲まれて開発を行うことができ、良い刺激になった。 • コンパイラに型機能を導入するのに苦戦した。そのデバッグの 際に、深夜まで講師、チューター、他の参加者(L3ゼミだけでなく 他のクラスの方も含め)多くの方に手伝っていただいた。本当にあ りがとうございました。