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簡単な4bitCPUの作成

mikiken
December 12, 2023

 簡単な4bitCPUの作成

mikiken

December 12, 2023
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  1. 「CPUの創りかた」―マイナビ出版 (2003) • 汎用ロジックICを用い、簡単な4bit CPU「TD4」†1を作る • アナログ回路の基礎から、丁寧に解説されている • 30刷以上重版 (技術書としては異例)

    †1 “とりあえず動作するだけの 4bitCPU” の略 3 https://www.google.co.jp/books/edition/CPU%E3%81%AE% E5%89%B5%E3%82%8A%E3%81%8B%E3%81%9F/2UbaDwA AQBAJ?hl=ja&gbpv=1&printsec=frontcover
  2. TD4の仕様 • • • • • • • • •

    • • • 5 • 命令長8bit • オペコード4bit, オペランド4bit • 表現できるアドレスの大きさも4bit = プログラムは16 Stepまで • 演算用レジスタは2つ
  3. どのような手順で作ったか • 基本的には本の記述に従って実装 • 具体的には • レジスタ → ALU†2 →

    プログラムカウンタ → 命令デコーダ → ROM の順 • ROMは実装方針に迷ったので後回しに †2 Arithmetic Logic Unit (算術論理演算装置). 大層な名前がついているが、今回のCPUの場合、ただの4bitの全加算器 6
  4. 8

  5. ROM (メモリ) クロック生成 ← プログラムカウンタ ALU (4bit FA) 命令デコーダ レジスタ

    データセレクタ 9 Aレジスタ → Bレジスタ → キャリーフラグ
  6. ROMの実現方法 • 書籍では、8bit DIP SW✕16個 でROMを表現 • 評価ボードのDIPスイッチが 足りない •

    Verilogで、各アドレスに対し 機械語命令を返す論理素子を 記述することでROMを表現 11