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やさしいA2A入門

 やさしいA2A入門

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みのるん PRO

June 16, 2026

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Transcript

  1. 1 KDDI Agile Development Center Corporation $ whoami 御⽥ 稔(みのるん)

    @minorun365 KDDIアジャイル開発センター株式会社 テックエバンジェリスト KDDI株式会社 シニアエキスパート AWS AI Hero / AWS Samurai Qiita 2025 Top Contributor Developer Summit 2026 ベストスピーカー
  2. 5 KDDI Agile Development Center Corporation いい感じの システム 出張⼿配 完了︕

    社員 • 出張申請&承認 • 経路検索 • 交通チケット購⼊ • ホテル予約
  3. 6 KDDI Agile Development Center Corporation 出張⼿配 完了︕ 社員 •

    出張申請&承認 • 経路検索 • 交通チケット購⼊ • ホテル予約 そうだ、AIエージェント にしよう︕
  4. 7 KDDI Agile Development Center Corporation フロントエンド • 出張申請&承認 •

    経路検索 • 交通チケット購⼊ • ホテル予約 バックエンド (AIエージェント) ツール
  5. 10 KDDI Agile Development Center Corporation 出張申請ツール ✅ 経路検索ツール ✅

    チケット購⼊ツール ⚠ ホテル予約ツール ✅ 新幹線の座席、通路側を 予約されちゃった…
  6. 11 KDDI Agile Development Center Corporation 出張申請ツール ✅ 経路検索ツール ✅

    チケット購⼊ツール ⚠ ホテル予約ツール ✅ 新幹線の座席、通路側を 予約されちゃった… よくある課題① タスクの精度が微妙
  7. 18 KDDI Agile Development Center Corporation 出張申請ツール 経路検索ツール ホテル予約ツール チケット購⼊ツール

    委譲 (ハンドオフ) マルチエージェントの利点 • 各タスクの精度が上がる • 余計なコンテキストを 親エージェントから分離できる
  8. 19 KDDI Agile Development Center Corporation 出張申請ツール 経路検索ツール ホテル予約ツール チケット購⼊ツール

    委譲 (ハンドオフ) マルチエージェントの⽋点 • 合計レイテンシーが増える • アーキテクチャが複雑になる
  9. 24 KDDI Agile Development Center Corporation 出張⼿配 システム 稟議 システム

    経費精算 システム 開発チームA 開発チームB 開発チームC
  10. 25 KDDI Agile Development Center Corporation 出張⼿配 システム 稟議 システム

    経費精算 システム 開発チームA 開発チームB 開発チームC
  11. 26 KDDI Agile Development Center Corporation 出張⼿配 システム 稟議 システム

    経費精算 システム 開発チームA 開発チームB 開発チームC 開発⾔語やフレームワークが バラバラで、 エージェント連携しづらい…︕
  12. 31 KDDI Agile Development Center Corporation Agent2Agent (A2A) Protocol •

    2025年4⽉にGoogleが発表。 AIエージェント間の連携を標準化するオープンプロトコル • 同6⽉にはLinux Foundationに委譲。 GoogleのほかAmazon、Microsoftなど複数社でプロジェクトが設⽴された • 2026年3⽉、バージョン1.0に到達
  13. 35 KDDI Agile Development Center Corporation 私は経費精算エージェントです。 https://agents.kddi.com/keihi/a2a にいます。 Entra

    IDでアクセストークン もらって遊びにきてね🫶 エージェントカード ステップ① 検出(Discovery)
  14. 37 KDDI Agile Development Center Corporation https://agents.kddi.com/keihi/a2a 奴だな︕ クライアント エージェント

    リモート エージェント ステップ③ メッセージ送信(sendMessage API)
  15. 39 KDDI Agile Development Center Corporation 作業開始しました︕ タスク • メッセージ

    • タスクID: 001 ステップ③ メッセージ送信(sendMessage API)
  16. 41 KDDI Agile Development Center Corporation できました︕ タスク • アーティファクト

    (成果物) ステップ③ メッセージ送信(sendMessage API)
  17. 44 KDDI Agile Development Center Corporation ディスカバリー戦略 エージェントカードの配布形態には3種類ある。 1. ウェルノウンURI

    https://{エージェントのドメイン}/.well-known/agent-card.json で配布。 お⼿軽だが社内なら誰でも⾒つけられてしまう。 2. レジストリ 社内カタログを作って公開・管理する。 ⾼機能だが運⽤が⼤変。標準APIもまだ無い… 3. 直接設定 クライアントエージェントにカードを最初から持たせる。内容を変更しづらい
  18. 45 KDDI Agile Development Center Corporation インタラクション⽅法 リモートエージェントの進捗確認は3つのパターンに対応。 1. ポーリング

    クライアントが定期的に「まだー︖」ってリクエストを送る。原始的。 2. SSEストリーミング HTTPコネクションを張り、タスク終了まで差分受信をサブスクライブする。 接続管理が⾯倒だが、更新を素早く受け取れる。 3. プッシュ通知 ⻑時間タスクをぶん投げた後、 クライアントはWebhookを⽴てて重要な通知のみを待ち受ける。
  19. 48 KDDI Agile Development Center Corporation MCPとA2Aは組み合わせて使えます A2A MCP エージェント

    ツール それぞれ役割が違うため、相互に補完して使えるプロトコルです。
  20. 51 KDDI Agile Development Center Corporation 公式ドキュメント is どれ︖︖︖ このGoogleのやつが

    ⼀番分かりやすい ※ADK贔屓なのはご愛嬌。 なんか他のは LFに寄贈されたあたりから ポコポコ湧いてきた
  21. 53 KDDI Agile Development Center Corporation 時代を先取りしすぎたA2A 私も⾊々な現場のAI案件を⾒てきましたが、A2Aの利⽤事例をあまり聞きません。 • そもそもAIエージェント、ハマるユースケースを⾒つけるのが難しい

    • 要件を⾒つけても「シングルエージェント+ツール」で⼗分⾜りてしまう • たまにマルチエージェント欲しくなるけど、単⼀フレームワークで完結する 社内で各チームが独⾃コンポーネントを開発するケースでも、 よく考えるとA2Aのリモートエージェントではなく リモートMCPサーバーを作れば⼗分なことが多い。
  22. 54 KDDI Agile Development Center Corporation 「社内基盤」の標準仕様としてA2Aが検討されがち 昨年から⾊々な企業で、社内⽤AIエージェント基盤を構築したいという話をよく聞きます。 エンプラで「基盤構築」が発⽣しがちな理由はいくつかあります。 •

    マネジメントの年代層は、平成中期の仮想化トレンド時代の成功体験がありがち • まとまった投資稟議を取るためには、壮⼤な計画を謳う必要がある • セキュリティ/ガバナンスが不安。でも技術的に何すればいいのかイメージ湧きづらい 現代では、基盤構築=クラウドの機能の再発明になりがち。アジリティも落ちます。 AIは「ユースケースの発⾒」が⼤事なので、⼩さく始めて試⾏錯誤するのがオススメ。 成功事例がいくつか増えてきてから、段階的にコンポーネント共通化を進めましょう。 “要件なき基盤構築” にお⾦注ぎ込んで、使われずに終わるのは悲しいですよね…。
  23. 57 KDDI Agile Development Center Corporation A2A バージョン1.0の変更点 安定化 •

    データモデルの整理(破壊的変更あり) • 型安全性の強化 • セキュリティ仕様の拡充 • 互換性の強化(バージョンネゴシエーション対応) 新機能 • エージェントカードの署名対応 • マルチテナント対応(パス or 認証ヘッダーでルーティング) • マルチプロトコル対応(JSON-RPC & gRPC & HTTP+JSON)