Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
独自ドメインをRoute 53に移管してみた
Search
Mitsuo
September 13, 2023
Technology
1
460
独自ドメインをRoute 53に移管してみた
9月13日に開催された「Amazon Route 53をやさしくおさらいする会」での登壇資料です。
Mitsuo
September 13, 2023
Tweet
Share
More Decks by Mitsuo
See All by Mitsuo
S3上のログを分析したいだけなのに
mitsuo_sys
1
310
やっぱりAmazon Athenaって便利だよね
mitsuo_sys
0
16
Other Decks in Technology
See All in Technology
DB 醬,嗨!哪泥嘎斯基?
line_developers_tw
PRO
0
150
AIエージェントの継続的改善のためオブザーバビリティ
pharma_x_tech
6
1.1k
Introduction to Sansan, inc / Sansan Global Development Center, Inc.
sansan33
PRO
0
2.6k
「規約、知識、オペレーション」から考える中規模以上の開発組織のCursorルールの 考え方・育て方 / Cursor Rules for Coding Styles, Domain Knowledges and Operations
yuitosato
6
1.6k
「実体」で築く共通認識: 開発現場のコミュニケーション最適化 / Let's Get on the Same Page with Concrete Artifacts: Optimization of Communication in dev teams
kazizi55
0
140
ゆるSRE #11 LT
okaru
1
600
vLLM meetup Tokyo
jpishikawa
1
210
CIでのgolangci-lintの実行を約90%削減した話
kazukihayase
0
240
原則から考える保守しやすいComposable関数設計
moriatsushi
3
380
Tenstorrent 開発者プログラム
tenstorrent_japan
0
310
What's new in OpenShift 4.19
redhatlivestreaming
1
230
API の仕様から紐解く「MCP 入門」 ~MCP の「コンテキスト」って何だ?~
cdataj
0
150
Featured
See All Featured
Learning to Love Humans: Emotional Interface Design
aarron
273
40k
GraphQLとの向き合い方2022年版
quramy
46
14k
What’s in a name? Adding method to the madness
productmarketing
PRO
22
3.5k
Chrome DevTools: State of the Union 2024 - Debugging React & Beyond
addyosmani
6
690
Fashionably flexible responsive web design (full day workshop)
malarkey
407
66k
Unsuck your backbone
ammeep
671
58k
Build The Right Thing And Hit Your Dates
maggiecrowley
36
2.7k
[RailsConf 2023] Rails as a piece of cake
palkan
55
5.6k
[RailsConf 2023 Opening Keynote] The Magic of Rails
eileencodes
29
9.5k
4 Signs Your Business is Dying
shpigford
184
22k
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
52
7.6k
No one is an island. Learnings from fostering a developers community.
thoeni
21
3.3k
Transcript
独⾃ドメインを Route 53 に移管してみた アイレット株式会社 Mitsuo #53_osarai
NAME: Mitsuo(みつお) COMPANY: アイレット株式会社 クラウドインテグレーション事業部 INTEREST: ⾳楽鑑賞、体を動かすこと CREDENTIALS: 2022/2023 APN
ALL AWS Certifications Engineer ⾃⼰紹介
本題に⼊る前に・・・ みのるんさんのLTにもお⼆⼈が 登場するんですね・・・︖︕ Mitsuoさんが勝⼿に 出してるだけですよね︖笑 ええよ
資料の登場⼈物(⿃含む) 名前︓さわだ l ベテランのインフラエンジニア l オンプレ経験が⻑く部内でも頼られている l 顧客役で資料に登場する 名前︓はやぶさ l
猛禽類系インフラエンジニア l 技術に対する探究⼼が⾼い l ベンダー役で資料に登場する
気を取り直して はじめます︕︕︕︕
前提 ⾊々パターンあるからね 以下でお願いします︕ ドメインの移管元はお名前.com Route53中⼼の説明をする お名前.comの解説は少ない データ移⾏に関する記載は無し 権限移譲に関する説明は無し
顧客の要望 レンタルサーバ上にあるWEBサーバを AWS上で構築するのですが、 お名前.comで登録したドメインを Route53に移管したいなぁ・・・ 話聞こか︖
顧客の要望 あ、じゃあお願いします 独⾃ドメインは、sawadapaisen.com サブドメインは、www 移管前のIPアドレスは、192.3.2.0 でお願いできますか︖ オッケー ちなみに今どんな構成です︖
現在の状態 今はこんな感じ︕ AWSアカウントも 作ってみました fmfm
全体的な流れ ⼤きく2点あります︕ その1︓DNSサーバの切り替え その2︓ドメイン移管 じゃあ話を進めていきますか ハヤブサGPT、全体的な流れ教えて
全体的な流れ その1︓DNSサーバの切り替え その2︓ドメイン移管
DNSサーバの切り替え ⼿順 1. Route53のホストゾーンを作成する 2. ホストゾーンにレコードを登録する 3. NSレコードのTTL値を短く設定する 4. ドメインレジストラ側でネームサーバにRoute53を指定する
5. 切り替えの状態を確認し、NSレコードのTTL値を元に戻す Route53で名前解決が 出来るまでの設定です︕
DNSサーバの切り替え ⼿順 1. Route53のホストゾーンを作成する 2. ホストゾーンにレコードを登録する 3. NSレコードのTTL値を短く設定する 4. ドメインレジストラ側でネームサーバにRoute53を指定する
5. 切り替えの状態を確認し、NSレコードのTTL値を元に戻す Route53で名前解決が 出来るまでの設定です︕
Route53のホストゾーンを作成する まずAWSアカウント上に Route53のホストゾーンを作成します インターネットに公開するので、 パブリックホストゾーンです
Route53のホストゾーンを作成する ホストゾーンのネームサーバの値は レジストラ側の設定変更で必要になります
ホストゾーンにレコードを登録する ⼿順 1. Route53のホストゾーンを作成する 2. ホストゾーンにレコードを登録する 3. NSレコードのTTL値を短く設定する 4. ドメインレジストラ側でネームサーバにRoute53を指定する
5. 切り替えの状態を確認し、NSレコードのTTL値を元に戻す Route53で名前解決が 出来るまでの設定です︕
ホストゾーンにレコードを登録する 次に作成したホストゾーンに レコードを登録します 登録するのはIPアドレス情報なので、 Aレコードですね
ホストゾーンにレコードを登録する
DNSサーバの切り替え ⼿順 1. Route53のホストゾーンを作成する 2. ホストゾーンにレコードを登録する 3. (要確認)NSレコードのTTL値を短く設定する 4. ドメインレジストラ側でネームサーバにRoute53を指定する
5. 切り替えの状態を確認し、NSレコードのTTL値を元に戻す Route53で名前解決が 出来るまでの設定です︕
(要確認)NSレコードのTTL値を短く設定する TTLの値に正解はなく 顧客と協議した上で 進めてください デフォルトは、172800秒(2⽇)ですね
DNSサーバの切り替え ⼿順 1. Route53のホストゾーンを作成する 2. ホストゾーンにレコードを登録する 3. NSレコードのTTL値を短く設定する 4. ドメインレジストラ側でネームサーバにRoute53を指定する
5. 切り替えの状態を確認し、NSレコードのTTL値を元に戻す ドメイン保有者が対応する ことが多いので さわだから説明しますね
ドメインレジストラ側でネームサーバにRoute53を指定する お名前.comのネームサーバに 以下を登録してください 登録したNSレコードのTTLも要相談ですね ありがとうございます これでRoute53に 問い合わせするようになりますね
ドメインレジストラ側でネームサーバにRoute53を指定する
DNSサーバの切り替え ⼿順 1. Route53のホストゾーンを作成する 2. ホストゾーンにレコードを登録する 3. NSレコードのTTL値を短く設定する 4. ドメインレジストラ側でネームサーバにRoute53を指定する
5. 切り替えの状態を確認し、NSレコードのTTL値を元に戻す Route53で名前解決が 出来るまでの設定です︕
切り替えの状態を確認し、NSレコードのTTL値を元に戻す Route53のクエリログや digコマンドなどを活⽤して 名前解決が正常に出来るかどうかを確認してください TTLは元に戻すと書きしましたが 顧客と最終的な値をどうするかは 相談してください
ドメイン移管について その1︓DNSの切り替え その2︓ドメイン移管
ドメイン移管について ⼿順 1. お名前.com側で必要な⼿続きを実施する 2. Route53にてドメインの移管する ドメインの保有を お名前.comから Route53に移管します
ドメイン移管について ⼿順 1. お名前.com側で必要な⼿続きを実施する 2. Route53にてドメインの移管する ドメインの保有を お名前.comから Route53に移管します
お名前.com側で必要な⼿続きを実施する 例えば以下のような⼿続きがありますが、 正式な⼿順は「お名前.com」の公式サイトを 参考にしてください ・ドメインのアンロック ・ドメインのプライバシー保護の無効 ・ドメインの登録Emailアドレスの最新化 ・認証コードの発⾏ Route53への移管を実施する際に、 認証コードと連絡先情報(ドメインの保有者)を
⼊⼒する必要があるため、 事前に確認しておきましょう
DNSの切り替え ⼿順 1. お名前.com側で必要な⼿続きを実施する 2. Route53にてドメインの移管する ここからは Route53側の作業になるの で、ハヤブサに戻ります
Route53にてドメインの移管をする Route53のコンソール画⾯より 移管の⼿続きが可能です
Route53にてドメインの移管をする 画⾯遷移が多いので、 イメージだけでも
Route53にてドメインの移管をする 移管のステータスは コンソールで確認可能です
Route53にてドメインの移管をする 移管後は右図のような 状態になります
Route53にてドメインの移管をする あとは、AレコードのIPアドレスをEC2 のIPアドレスに変更すれば AWS側に切り替わりますね 本番環境だと前段にALBを置いて、 エイリアスコードを指定するかなと
LTの中で全てを説明するのは難しい みつおさん ⾃分で紹介してください︕ https://iret.media/77608 ⼿順をより詳細に整理してます 注意点なども書いてますので よろしければ︕︕
おしまい アイレット株式会社 Mitsuo