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独自ドメインをRoute 53に移管してみた

Mitsuo
September 13, 2023

独自ドメインをRoute 53に移管してみた

9月13日に開催された「Amazon Route 53をやさしくおさらいする会」での登壇資料です。

Mitsuo

September 13, 2023
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Transcript

  1. 独⾃ドメインを Route 53 に移管してみた
    アイレット株式会社 Mitsuo
    #53_osarai

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  2. NAME: Mitsuo(みつお)
    COMPANY: アイレット株式会社 クラウドインテグレーション事業部
    INTEREST: ⾳楽鑑賞、体を動かすこと
    CREDENTIALS: 2022/2023 APN ALL AWS Certifications Engineer
    ⾃⼰紹介

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  3. 本題に⼊る前に・・・
    みのるんさんのLTにもお⼆⼈が
    登場するんですね・・・︖︕
    Mitsuoさんが勝⼿に
    出してるだけですよね︖笑
    ええよ

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  4. 資料の登場⼈物(⿃含む)
    名前︓さわだ
    l ベテランのインフラエンジニア
    l オンプレ経験が⻑く部内でも頼られている
    l 顧客役で資料に登場する
    名前︓はやぶさ
    l 猛禽類系インフラエンジニア
    l 技術に対する探究⼼が⾼い
    l ベンダー役で資料に登場する

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  5. 気を取り直して
    はじめます︕︕︕︕

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  6. 前提
    ⾊々パターンあるからね
    以下でお願いします︕
    ドメインの移管元はお名前.com
    Route53中⼼の説明をする
    お名前.comの解説は少ない
    データ移⾏に関する記載は無し
    権限移譲に関する説明は無し

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  7. 顧客の要望
    レンタルサーバ上にあるWEBサーバを
    AWS上で構築するのですが、
    お名前.comで登録したドメインを
    Route53に移管したいなぁ・・・
    話聞こか︖

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  8. 顧客の要望
    あ、じゃあお願いします
    独⾃ドメインは、sawadapaisen.com
    サブドメインは、www
    移管前のIPアドレスは、192.3.2.0
    でお願いできますか︖
    オッケー
    ちなみに今どんな構成です︖

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  9. 現在の状態
    今はこんな感じ︕
    AWSアカウントも
    作ってみました
    fmfm

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  10. 全体的な流れ
    ⼤きく2点あります︕
    その1︓DNSサーバの切り替え
    その2︓ドメイン移管
    じゃあ話を進めていきますか
    ハヤブサGPT、全体的な流れ教えて

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  11. 全体的な流れ
    その1︓DNSサーバの切り替え
    その2︓ドメイン移管

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  12. DNSサーバの切り替え
    ⼿順
    1. Route53のホストゾーンを作成する
    2. ホストゾーンにレコードを登録する
    3. NSレコードのTTL値を短く設定する
    4. ドメインレジストラ側でネームサーバにRoute53を指定する
    5. 切り替えの状態を確認し、NSレコードのTTL値を元に戻す
    Route53で名前解決が
    出来るまでの設定です︕

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  13. DNSサーバの切り替え
    ⼿順
    1. Route53のホストゾーンを作成する
    2. ホストゾーンにレコードを登録する
    3. NSレコードのTTL値を短く設定する
    4. ドメインレジストラ側でネームサーバにRoute53を指定する
    5. 切り替えの状態を確認し、NSレコードのTTL値を元に戻す
    Route53で名前解決が
    出来るまでの設定です︕

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  14. Route53のホストゾーンを作成する
    まずAWSアカウント上に
    Route53のホストゾーンを作成します
    インターネットに公開するので、
    パブリックホストゾーンです

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  15. Route53のホストゾーンを作成する
    ホストゾーンのネームサーバの値は
    レジストラ側の設定変更で必要になります

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  16. ホストゾーンにレコードを登録する
    ⼿順
    1. Route53のホストゾーンを作成する
    2. ホストゾーンにレコードを登録する
    3. NSレコードのTTL値を短く設定する
    4. ドメインレジストラ側でネームサーバにRoute53を指定する
    5. 切り替えの状態を確認し、NSレコードのTTL値を元に戻す
    Route53で名前解決が
    出来るまでの設定です︕

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  17. ホストゾーンにレコードを登録する
    次に作成したホストゾーンに
    レコードを登録します
    登録するのはIPアドレス情報なので、
    Aレコードですね

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  18. ホストゾーンにレコードを登録する

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  19. DNSサーバの切り替え
    ⼿順
    1. Route53のホストゾーンを作成する
    2. ホストゾーンにレコードを登録する
    3. (要確認)NSレコードのTTL値を短く設定する
    4. ドメインレジストラ側でネームサーバにRoute53を指定する
    5. 切り替えの状態を確認し、NSレコードのTTL値を元に戻す
    Route53で名前解決が
    出来るまでの設定です︕

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  20. (要確認)NSレコードのTTL値を短く設定する
    TTLの値に正解はなく
    顧客と協議した上で
    進めてください
    デフォルトは、172800秒(2⽇)ですね

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  21. DNSサーバの切り替え
    ⼿順
    1. Route53のホストゾーンを作成する
    2. ホストゾーンにレコードを登録する
    3. NSレコードのTTL値を短く設定する
    4. ドメインレジストラ側でネームサーバにRoute53を指定する
    5. 切り替えの状態を確認し、NSレコードのTTL値を元に戻す
    ドメイン保有者が対応する
    ことが多いので
    さわだから説明しますね

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  22. ドメインレジストラ側でネームサーバにRoute53を指定する
    お名前.comのネームサーバに
    以下を登録してください
    登録したNSレコードのTTLも要相談ですね
    ありがとうございます
    これでRoute53に
    問い合わせするようになりますね

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  23. ドメインレジストラ側でネームサーバにRoute53を指定する

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  24. DNSサーバの切り替え
    ⼿順
    1. Route53のホストゾーンを作成する
    2. ホストゾーンにレコードを登録する
    3. NSレコードのTTL値を短く設定する
    4. ドメインレジストラ側でネームサーバにRoute53を指定する
    5. 切り替えの状態を確認し、NSレコードのTTL値を元に戻す
    Route53で名前解決が
    出来るまでの設定です︕

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  25. 切り替えの状態を確認し、NSレコードのTTL値を元に戻す
    Route53のクエリログや
    digコマンドなどを活⽤して
    名前解決が正常に出来るかどうかを確認してください
    TTLは元に戻すと書きしましたが
    顧客と最終的な値をどうするかは
    相談してください

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  26. ドメイン移管について
    その1︓DNSの切り替え
    その2︓ドメイン移管

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  27. ドメイン移管について
    ⼿順
    1. お名前.com側で必要な⼿続きを実施する
    2. Route53にてドメインの移管する
    ドメインの保有を
    お名前.comから
    Route53に移管します

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  28. ドメイン移管について
    ⼿順
    1. お名前.com側で必要な⼿続きを実施する
    2. Route53にてドメインの移管する
    ドメインの保有を
    お名前.comから
    Route53に移管します

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  29. お名前.com側で必要な⼿続きを実施する
    例えば以下のような⼿続きがありますが、
    正式な⼿順は「お名前.com」の公式サイトを
    参考にしてください
    ・ドメインのアンロック
    ・ドメインのプライバシー保護の無効
    ・ドメインの登録Emailアドレスの最新化
    ・認証コードの発⾏
    Route53への移管を実施する際に、
    認証コードと連絡先情報(ドメインの保有者)を
    ⼊⼒する必要があるため、
    事前に確認しておきましょう

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  30. DNSの切り替え
    ⼿順
    1. お名前.com側で必要な⼿続きを実施する
    2. Route53にてドメインの移管する
    ここからは
    Route53側の作業になるの
    で、ハヤブサに戻ります

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  31. Route53にてドメインの移管をする
    Route53のコンソール画⾯より
    移管の⼿続きが可能です

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  32. Route53にてドメインの移管をする
    画⾯遷移が多いので、
    イメージだけでも

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  33. Route53にてドメインの移管をする
    移管のステータスは
    コンソールで確認可能です

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  34. Route53にてドメインの移管をする
    移管後は右図のような
    状態になります

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  35. Route53にてドメインの移管をする
    あとは、AレコードのIPアドレスをEC2
    のIPアドレスに変更すれば
    AWS側に切り替わりますね
    本番環境だと前段にALBを置いて、
    エイリアスコードを指定するかなと

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  36. LTの中で全てを説明するのは難しい
    みつおさん
    ⾃分で紹介してください︕
    https://iret.media/77608
    ⼿順をより詳細に整理してます
    注意点なども書いてますので
    よろしければ︕︕

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  37. おしまい
    アイレット株式会社 Mitsuo

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