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Power Automateの子フローについて

Power Automateの子フローについて

MiyakeMito

March 11, 2023
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Transcript

  1. Power Automate

    子フローについて
    気ままに勉強会 #48

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  2. Miyake Mito
    @MiTo60448639
    https://qiita.com/MiyakeMito
    株式会社アイシーソフト
    Technical Manager
    www.icsoft.jp
    https://speakerdeck.com/miya
    kemito
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  3. 免責事項
    当スライドは、
    2023年3月現在のバージョンでの情報です
    今後のアップデート等により、
    仕様変更する可能性があります。
    また、私の見解による内容が含まれます
    間違いなどありましたらご指摘ください。
    3

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  4. 本日の参考サイト
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    ◼ 子フローの作成(Microsoft Learn)
    https://learn.microsoft.com/ja-jp/power-automate/create-child-
    flows
    ◼ Power Automate「ソリューション対応 フロー」を賢く使えばもっと便
    利になる!(りなたむ さん)
    https://www.youtube.com/watch?v=M9RrdTU5wIU
    ◼ Power Automate って何か説明できますか?(清水 優吾 さん)
    https://www.docswell.com/s/yugoes1021/K24LQ9-2023-02-18-
    PowerAutomate

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  5. Power Automate

    子フローについて

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  6. 子フロー
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    親フロー
    Trigger
    Action
    Action
    Action
    入力パラメータを定義
    戻り値を定義し値を代入
    子フローへ渡す
    入力パラメータを設定
    動的な値で
    取得可能
    応答アクションは必須

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  7. メリット ①
    ◼ 保守性の向上(メンテナビリティ)
    ➢ 一つのフローを大量ステップで構築することを回避
    (パフォーマンス低下対策にも)
    ➢ 可読性の向上、問題の特定が容易となる
    ◼ 再利用
    ➢ フロー内の複数個所で
    ➢ 複数のフロー間で
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  8. メリット ②
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    ◼ オーケストレーション
    ➢ 仕様変更に柔軟に対応
    ➢ DevOps
    ➢ アジャイル
    ◼ 制限対策
    ➢ 以下の制限に対し有効
    ✓ 一つのフローのアクション数上限:500
    ✓ 許可されるアクションのネストの深さ:8

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  9. 制限
    ◼ ソリューション内でのみ作成可能
    ➢ 親と子がソリューションに存在する必要がある
    ➢ が、親と子が別のソリューションに存在してもいい
    ◼ 親フローから子フローに接続を渡せない
    (Dataverseへの接続は除く)
    ➢ 次ページ参照
    ◼ 子フローはソリューションにインポート不可
    ➢ 予期しない結果が発生する
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  10. 子フローの使用する接続を変更
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    実行のみのユーザー で編集を選択
    フローで使用される接続ごとに、
    「実行専用のユーザーによって提供されました」を
    「この接続 () を使用する」に変更する

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  11. ソリューションのメリット
    ◼ バージョン管理
    ◼ マネージド/アンマネージド環境
    ◼ 環境変数/接続情報
    ◼ ソリューションのコピー
    ◼ 子フロー
    ◼ 業務アプリを開発する際の導入は必須に近い
    ◼ Microsoft APPSource への登録時に利用
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  12. 子フローのトリガー
    ■ 以下の3つがトリガーとして利用可能
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    トリガー 特徴
    オススメ
    (私見)
    モバイルのフローボタン
    • 子フロー単体でテストがしやすい
    (入力パラメータの設定が容易)

    PowerApps
    • Power Appsと共有可能 ○
    要求
    • プレミアムコネクタ
    • 入力パラメータの定義はJSONで行う

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  13. アクション 特徴
    オススメ
    (私見)
    PowerApps
    • 戻り値は、項目:値 で定義する ◎
    要求
    • プレミアムコネクタ
    • 戻り値はJSONで定義する

    応答アクション
    ■ 親フローへの応答は2アクションで可能
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  14. パラメータ 説明 例
    テキスト • 文字列 'Panda Love'
    はい/いいえ • Boolean型 はい/いいえ(ドドロップダウン)
    ファイル
    • 親から受け渡す際は、
    name と contentBytes で指定する
    • 受取った値はそのままファイルコンテンツ
    として利用可能
    name:ファイル名(テキスト)
    contentBytes:
    body(ファイルメタデータ取得アクショ
    ン)?['$content'] など
    電子メール • メールアドレスの形式 [email protected] など

    • Float型(整数型含む)
    -1.7976931348623158e+308 ~
    1.7976931348623158e+308
    5963.01
    日付
    • 日付のフォーマット
    ISO 8601準拠フォーマットではない
    時刻は受け渡せない
    '2023-03-11'(テキスト)
    パラメータ
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  15. その他
    ◼ 子フローは「ON」しよう
    ➢ 親フローでリストに表示されない
    ◼ 子フローのネスト(階層化)
    ➢ 10階層までは動作確認済み
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  16. ありがとうございました

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