EMD#01 視点や姿勢から考える、 エンジニアからみたデザイナーらしさ

2025/09/05（金）Engineer Meets Design #1 におけるスピーカー大庭亮さん（MoD卒業生・株式会社Relic CTO）による登壇資料です。
イベント概要：https://emd.connpass.com/event/362867/
大庭さんのXアカウント：https://x.com/ryooob

Transcript

1. 株式会社Relic 取締役CTO 大庭 亮 視点や姿勢から考える、 エンジニアからみたデザイナーらしさ
2. 2 自己紹介 大庭 亮 株式会社Relic 取締役CTO 出身地 静岡県浜松市 キャリア 趣味 所属 https://www.facebook.com/ryo.ob.9 https://x.com/ryooob 産総研(技術研修生)→DeNA→Relic(共同創業) 個人開発、旅行、盆栽 おおば りょう
3. 3 CTOがなぜデザイン？ AI時代における 新規事業エンジニアとは？ 新規事業で活躍する エンジニアは 深さより広さ VUCA時代における 仮説検証サイクルの重要性 AI活用による 劇的な生産性向上 新たなキャリアパスとして 「プロダクトエンジニア」を模索
4. 4 プロダクトエンジニアとは何者か ？ 「プロダクトエンジニアとは何者か」, https://note.com/niwa_takeru/n/n0ae4acf2964d
5. 5 MoD | 社会人のためのデザインの学び舎
6. 6 基礎から応用まで充実したカリキュラム
7. 7 アウトプットをご紹介(抜粋) (Figmaでご説明)
8. 8 エンジニアからみたデザイナーらしい視点や姿勢 課題を磨く 知覚に基づいた判断 手を動かしながら考える
9. 9 エンジニアからみたデザイナーらしい視点や姿勢 課題を磨く 知覚に基づいた判断 手を動かしながら考える
10. 10 課題を磨く Web調査、インタビュー、観察・分析を通じて、課題領域(ドメイン)を徹底的 にリサーチし、本質的な問題を見極め
11. 11 課題を磨く |ダブルダイヤモンド 「ダブルダイヤモンドとは？デザイン思考の実践的なフレームワークとその活用例」, https://www.unprinted.design/articles/double-diamond/ • 間違った課題設定を前提に問題を解いても、何も価値を生まない • 「正しい問題」を見つけるのに時間を惜しまない
12. 12 エンジニアからみたデザイナーらしい視点や姿勢 課題を磨く 知覚に基づいた判断 手を動かしながら考える
13. 13 知覚に基づいた判断 「どう見えるか？」「どう感じるか？」が重要
14. 14 知覚に基づいた判断 | カーニング 「カーニング」は、文字間のバランスを整える重要な作業 カーニングあり カーニングなし
15. 15 知覚に基づいた判断 | カーニング カーニングを学べるウェブサイト「KERNTYPE」 https://type.method.ac/
16. 16 エンジニアからみたデザイナーらしい視点や姿勢 課題を磨く 知覚に基づいた判断 手を動かしながら考える
17. 17 手を動かしながら考える | ロゴデザイン • 日本の伝統的な意匠「井桁（いげた） 」がモチーフ • ライトグリーン（若葉、初心者）と濃いグリーン（プロ）が織り成す形 • 初心者とプロが組んでいくことを表現
18. 18 手を動かしながら考える | ロゴデザイン 日本の伝統的な意匠 「井桁（いげた） 」を採用 ２つの色が織り成す形で 協力関係を示唆 ライトグリーン→若葉→初心者 濃いグリーン→プロ プロのサポートにより盆栽を 楽しく安心して始められる 提供価値 抽象レイヤーから段階的に具象（形、色、レイアウトなど）を確定
19. 19 手を動かしながら考える | ロゴデザイン ぉ、日本っぽいかも 若葉マークっぽい 長方形だと葉に 見えなくもない… • 日本の伝統的な意匠「井桁（いげた） 」がモチーフ • ライトグリーン（若葉、初心者）と濃いグリーン（プロ）が織り成す形 • 初心者とプロが組んでいくことを表現
20. 20 手を動かしながら考える | デザイナーの逆推論
21. 21 手を動かしながら考える | デザイナーの逆推論 要件定義→設計→実装→テスト→検収 手を動かす→モノができる→見る/感じる→新たな発想 「後付けのロジック」という思考法（アブダクション）
22. 22 まとめ 課題を磨く 知覚に基づいた判断 手を動かしながら考える 「正しい問題」を見つけるのに時間を惜しまない 「どう見えるか？」「どう感じるか？」が重要 手を動かす→モノができる→見る/感じる→新たな発想、 という思考法（アブダクション） デザインへの越境を考えるときに、スキル/ツールだけでなく、 マインドセットを知ることも大切
23. 23 ご清聴ありがとうございました